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住居の新陳代謝 2023/06/17

今日はめちゃめちゃ達成感があるから日記を書く。

最近、有栖川有栖先生の『鍵の掛かった男』という本を読んでいる(途中なのでネタバレだめ、絶対)。色々な本を読むわけだけど、題材だったり文体だったり出来事だったりで頁をめくるスピードに結構な差が出ることがままある。それでいうと推理小説の導入部分は面白くない割合が高く、なかなか手が進まないことが多い。それで人物像などのバックグラウンドが事前に把握できていて読みやすいシリーズ物に手が伸びがちだったりするんだけど、それは別の話。

『鍵の掛かった男』を買ったきっかけは単にkindleのセールで285円になっていたから。有栖川有栖先生の本格ミステリにも手を出したいと思っていたのもあるが、今kindleで価格を見ると865円なのでおよそ1/3の値段で買ったことになる。安さは正義だよやはり。

とまあ、「いつか読みたいな〜」「安くなってるから買っとこ」で積読の仲間入りしたものに手を付けてぼちぼち読み進めている。あらすじ的にはホテル暮らしをしていたある資産家が亡くなり、それを警察は自殺として処理しようとしている。故人の生前の知り合いの一人がこの件を他殺と考え、ある縁を辿って主人公に調査の依頼をする……。という内容だ。興味をそそるあらすじだが、ぶっちゃけ読み始めると知らん人が死んだ事件を知らん人が調査しているわけ。世界の輪郭を掴めないうちはどうにも入り込めない。仲良しグループに初めましてと挨拶をして仲間に入れてもらうが、仲良したちが会話しているのを外野から眺めている、そんな具合だ。

ところがどっこい。『鍵の掛かった男』は主人公の一人称視点で話が進み、物語を通して得られる情報も全て主人公の感性というフィルターを通して読者に伝えられる。このフィルターがものすごく優秀なのだろうか。とにかく語り口が軽妙でまたユーモアに富んでいて読んでて飽きない。というか時間を見つけて読んでいる。別に一人称視点で進む物語なんて珍しくないと思うんだけどな〜。特に推理小説だと叙述トリックでよく使われるし。あれ、この本って叙述トリックものではないよね?事件の性質的にありえないと思うけど、もし叙述トリックだったら想定外の方向から殴られたほうが爽快だからこの考えは一旦忘れておくことにしよう……。

とにかく、なかなかに面白い本なので読んでる途中で思ったことを書いてしまった。

ちなみに今まで書いたことは今日感じた達成感とは一切関係がない。

新しい会社に入って会社の補助でディスプレイ等のPC周りの環境を一新した。それによって使わなくなったディスプレイやディスプレイアーム、PC等が部屋の一角に鎮座していた。これを意を決して処分できたので達成感があるわけ。

PCはリネットジャパンというところに回収を依頼した。回収予定日までにスーパーでPCが入るサイズのダンボールを工面して梱包しておく必要がある。

ディスプレイとディスプレイアームは、ハードオフで買い取ってもらった。粗大ごみで出すと多分2000円はかかるだろうし、二束三文とはいえ減価償却が終わった不用品が現金に変わるのはいいことだ。

それでも想定よりちょっと安い

まあ、ほぼ無料で入手したアームが現金になってめでたいねという話

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