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日本酒のお話~番外編 灯台下暗し 生駒 上田酒造さんと 菊司醸造さん

灯台下暗し…生駒の名酒

こんにちは、木咲です。
こちらでは基本的に、神社へのお詣りで出向いた地方の地元の蔵元さんで、自然に導かれたようにお酒を求める…といった体験を軸にして色々とメモして来ていました。

今回は、神社とも遠出とも関係なく、いわゆる自分たちのいるところの地元、ご近所さんにとても素敵な酒蔵さんがあったことを報告したくて書きます。

生駒山という山があるのはご存じでしょうか。
大阪と奈良の県境に位置し、信貴山・葛城山とともに奈良百遊山に数えられます。

頂上からは大阪と奈良が一望でき、遊園地もあり、大阪や奈良の方には馴染みのある素敵な山なんですねえ。

よい山あるところ、銘水あり…。良いお水のある所は良いお酒がある。
ということに、ひょんなことから気づき、出向いたのが…。

生駒市 上田酒造さん

まずは、生駒市にある上田酒造さん。

上田酒造さん

トンネルを抜け生駒市内に入り、くねくねと細い道を進むこと10分ほど…。
坂を上ったその先に上田酒造さんはありました。

雰囲気のある瓦屋根の門をくぐると、女性が出迎えてくださり案内してくださいました。傍らではお酒を瓶詰する作業が行われていて、活気を感じることができます。

上田酒造さんの冷蔵庫

こちらは嬉長(ラベルには嬉の字は女偏に㐂)というブランドのお酒があり、色々な種類がありました。

試飲用に並べてあったお酒

無濾過生原酒と新酒、純米大吟醸生駒宝山、菩提酛…といただき
純米大吟醸以外の2つはすっきり辛い、そして、菩提酛とは何ぞや?となるわけですが…。

詳しい説明はこちらの専門のサイトにお願いするとして、奈良の菩提山正暦寺を由来とする平安時代から受け継がれる日本最古の酒酵母だといわれております。
大量に生産できるものではなく、一般の流通ルートには乗りにくいもの。
そして何より、奈良でも数えるほどの蔵元さんでしか扱っていない…。
というわけで、こちらの嬉長の菩提酛造り…を頂いていこうと決めました。

そして棚にたくさん並んでいた甘酒と一緒にレジに行くと…酒粕を一袋、オマケにくださいました。なんとタイミングのいいことでしょう。ウチには夕飯用に使おうと豚汁用野菜がスタンバイしていたわけです。

上田酒造さんの甘酒
上田酒造さんの酒粕

粕汁のことは後で記すとして…
ウチに帰ってそそくさと冷蔵庫に入れること数時間…。
待ちきれず早速夕飯どきに開けます。

上田酒造さん 菩提元純米 嬉長
菩提元純米 嬉長 ラベル
菩提元純米 嬉長 グラス

ほぼ透明でしょうか、とてもきれいです。
試飲はしていたものの、あらためて香りを確かめ、一口…。

独特の酸味ですが、美味しそう!と思う香りです。
口当たりはさっぱりと、風味は甘さと苦さがうまく調和したスゴ技を感じました。
冷蔵庫に入れて数時間で待ちきれず出してきて開けたのでキンキンに冷えてはいませんでしたが、それが香りにはちょうどいいくらいだったかもしれません。

その日の夕飯はすき焼きでしたが、濃い甘い味付けの食べ物にも負けない存在感のあるお酒でした。
それでいてどんな料理にも合うんじゃないかな?と思うような感じです。
個性的な日本酒ですが度量が大きいというか、なるほどという貫禄を感じる逸品で、翌日には4合の瓶はカラになりました。(笑)

生駒市 菊司醸造さん

さて数日後、またちょろちょろと外出して出かけて行ったのは、同じく生駒市内の菊司醸造さん。地元の山麓の蔵元探訪第2弾です。

菊司醸造さん

大阪と奈良の県境のトンネルを抜けこれまたすぐのところ。こんな近くに雰囲気のいい白壁の酒蔵さんがあるなんて。

わくわくしながらお邪魔すると…。このような冷蔵庫があり…。

菊司醸造さんの冷蔵庫

「ご自由に試飲して下さい」

というなんとも素敵なフレーズが!

そりゃしないわけないです。
というわけでどれを頂こうかしら?と思って眺めていると、女将さんが声掛けしてくださり、アドバイスいただきながら選び…。

菊司醸造さんで試飲したお酒

こちらの6種類を頂きました!
菩提酛のお酒も、こちらの菊司醸造さんでも作っておられるのですが、数量限定のため、この時には売り切れていたためこれはまたの機会ということに。
蔵元の名前を冠した菊司、くらがり越えや往馬(いこま)など生駒に由来するブランドの純米吟醸、冬季限定純米生原酒、等々、どれも辛口のラインナップ。
馬鹿舌ゆえ、ひとつひとつのお酒の味の違いを詳細に記すことは難しいのですが、正統派の日本酒という揺るがない感じがしていましたね。

少し変わったところではオルニチン酵母仕込みという初めて聞くもの。
しじみ?の効能期待して飲みすぎたらだめだよ、と笑いながら頂きました。
確かに少ししじみ?いや、そこまでしじみ味はしないけど、独特の風味はします。なんか癖になりそうな感じ。美味しいです。

しかし今回最も気になって、もっと飲みたい!となったものがありました。
上の写真左奥で見にくいですが、冬季限定純米にごり酒です。

にごり酒に興味はあったのだけど、粘度の高い飲み物が苦手なのでなかなか手が出せずにいたのですが、こちらのにごり酒は特有のドロッとした感じがないのが私好みで、もっと飲んでみたい…!と思い頂いて帰ることに。

そしてもうひとつ、可愛いきれいな1合瓶のあるのを見つけて、くらがり越え純米酒も連れて帰りました。

しぼりたて生にごり酒とくらがり越え純米酒

それぞれの詳細はこちら。。

生にごり酒裏書き
くらがり越え純米酒の書

にごり酒を早速。。。冷蔵庫で冷やし、注いでみると…。

にごり酒グラス

さらさらと、カルピスソーダのような見た目です。香りも甘くていい感じ。生のにごり酒のはじけるような口当たりが爽快で、どんどん飲めてしまいそう…。しかしこちらアルコール度数は19~20度と高めだからご注意です(笑)

しかし美味しいのと、生酒の発泡感を楽しむためには開けたてがいいや、ということで、300mlの瓶は一度に空けてしまいまいした。
いやー、美味しかった。(語彙力なし)

酒粕はどうした?

上田酒造さんで酒粕を頂いた話を書きました。
数日後、ウチにあったけんちん汁用野菜水煮パックと、買ってきた豚バラ肉で粕汁を作りました。
酒粕ってものによっては溶かすのが大変で、使い慣れたもの以外になかなか新しい銘柄に手が出なかったのですが、今回はありがたい頂き物ですからと張り切って挑戦しました。

いわゆる板粕だったので、どうかな?と思いましたが、ボウルにお湯を入れて少しずつ溶かしていくと、わりとキレイに溶けてくれました。
こだわる人はここできちんと濾すのでしょうけど、私も進も少々粒が残っているくらいなのが好きなので、このままでいいや、ということに。

粕汁

味は豚肉やその他野菜によって多少変わるところもあるのでしょうけれど、濃厚なのにしつこくない、ちょうどよいトロミがあるのに口にも残らないとても美味しい粕汁になりました。

こうしてお酒の恵みを存分にいただいて、生駒の初訪問の蔵元さんの味を堪能したのでした。まだあけていないものもありますので、それは飲んだら追記しようかと思います。

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