頑張らない生き方

朝4時にトイレに起きると、携帯電話に目をやる
FBでの広告が視界に入る。
井口晃という人物。
自己啓発書を出している彼の著作の中に
『人生の9割は逃げていい。』というタイトルがある。

アマゾンで確認しているとそれらに近いタイトルの本がある。
やらない決意
しないことリスト
その仕事、全部やめてみよう
やらないことを決めなさい

要は必要ない事に人間はとらわれ過ぎていて、本来やるべきことが
出来ていないという一般人に起こりがちな今までの世界について
左脳世界に生きていると、『常識』という枠組みだらけで
『こうするべき』という世界から脱出できない。

今の子供たちはYOUTUBERになりたい。
『将来の夢』として捉えている子が多いと聞く。
我々中年以上の人たちの時代では到底考えられない。
『普通』パイロット、CA、大企業の社長、野球の選手、サッカー選手、そんなところだろうか、現実的に考えて”相当な努力をしてなる職業”である。

YOUTUBERとは苦労する、努力する、というよりは、
楽しんで、好きな事をやって、お金が入る。金持ちになる。という安易な
多くの人にはわからない苦があるとは思うが、楽というものが大きい。
その苦はアイデアであり、捉え方では人によっては全く苦にならない。

多くの自己啓発者たちは『ワクワクする事をすれば、自然と成功する。』と言われている。YOUTUBER正にそのイメージである。
テレビに出ている有名人たちの努力は半端ない。上下関係がものすごい。
バッシングがあると一瞬で消えてしまう世界。華々しいようで実は酷な世界。

しかし、YOUTUBERは違うような気がする。

井口晃のような新しいタイプの人間はYOUTUBERのような新しい枠組みの
業種に入る事が出来るため、常識に囚われなくとも、嫌な事から逃げ続けても、困らない生き方ができる。
要は芯となる1割。
9割は逃げても、自分の夢を形成する追い続けることのできる1割が
ブレず、集中力を注ぎ続け、しかも突き進めるだけのエネルギーを擁していないと難しい。

そうでないと人間は不安に駆られ残りの人生に必要ないと思われる9割の
無駄な人生の作業に囚われてしまい。人生をつまらないものにしてしまう。

私は先日外資の超一流と言われている会社で退職届を出した。
50を過ぎているオヤジが、嫌な上司たちにヘイヘイするのが嫌で
無謀にも会社を辞めてしまう。
『おまえは馬鹿か』と言われてもしょうがない。
家族が路頭に迷う。

自分ならすぐに職は見つかる。と自分自身を勇気づける毎日が
続いているが、不安がないわけではい。
恐らくみんなと一緒。
ちょっとだけ前に出てみた。
今までもそうだ。
叩かれ役だ。
痛い、傷つく、うざいやつが多い。

自分は意思が強いと思いたい。
しかし、愛する者たちには寛容で、助けることを惜しまない。
そうなれるよう日々努力。
自分はいつ死んでも構わない。
というか、学生の頃から逃げたい自分がいて、死んでもいい。と
思っている自分がいる。

姉は死んだ。
恐らく自分よりもその思いが勝ったのだろう。
人は自殺に思えなくとも、生命力が低くなると死ぬ。

執着心
人は欲深い。
欲がないと生きていけない。
しかし、仏になるには欲を捨てていく方がいい。
執着心を無くすこと。
しかしそれは死に向かう事。

本当は死という終わりはない。
しかし、左脳の世界に生きていると人の作り出した
『常識』という枠組みから、森が見えずにいる。
目の前の事に執着してしまう。
生きるという事は死が合って成立つ事で
それは繰り返される壮大さがある。

視点を変えられれば、枠にはまる必要性は全くない。



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