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迷子犬に遭遇して遅刻しかけた話


今日は教習所の自主経路の日でした。
ゴールが設定されていて、そこに行くまでの道を自分で考えて運転するというものです。

ただ、教習所遅刻のある地域について全然詳しくなくて、教習車でしか通ったことがない道ばかりです。普段の教習では指導員から「ここ曲がって」など言われた通りに運転するだけなので、あまり道を覚えていませんでした。

「ちゃんと走れるように早めに教習所に行って、地図を復習しよう」

そう思って早めに家を出て、自転車で走っていると、なんか、犬が走ってる……?
もしかしてリードがつながってないかも?

首輪してバンダナもしてもらって、目がクリクリした白い小型犬が、道端で人に吠えたり、車の前に飛び出したりしていました。

犬好きとしてはこの状況を見て見ぬふりするわけにはいかず、犬の数十メートル後を追いかけることに。ときどき近付いてくるので、自転車から降りて「おいで〜!」と声をかけてみましたが、吠えられてまた逃げていきます。

飼い主にこの状況を知らせたいけど、飼い主がどこにいるのか、誰なのかわかりません。とりあえず近くの交番に電話することに。

警察には「え〜?どうしよー?」と言われながらも、犬がいる場所を伝えながら追いかけていました。「犬が車に轢かれそうでこわいんです」と伝えると、警察官も「そしたらそちらの方面に向かいますね」と言ってくれました。

そうしている間も、犬はあちこち走っていきます。ひとりで「見失った!」「おった!」などとブツブツ言いながら追いかけていたら1人の女性が犬の名前を呼んで近づいて来ました。

どうやら犬のこと知っている人のようです。「飼い主さんですか?」と聞いたら「違います」と言われてしまいましたが、犬を捕まえようとしているので、その女性に任せ、なんとか無事に捕獲できました。

その女性はヘルパーのようです。犬のヘルパーなのか、飼い主のヘルパーなのかよくわかりませんが、その女性が逃してしまったのかな…?
犬はその女性にもめちゃくちゃ吠えていたので、懐いているわけではないようでした。

と、こんなふうに犬を追いかけていたら教習が始まる時間ギリギリになってしまいました。結局復習はできないまま挑むことに。

自主経路の教習では指導員は道を教えてくれないと聞いていたのですが、たまたま(?)ずっと喋り続けている指導員が担当で道を教えてくれたのでなんとかクリアできました!


私も飼っている犬が家から脱走してしまったことがあるのですが、犬がいなくなったときって本当に不安で心配で、どうしようもない気持ちになるんですよね。そんな経験をしていたので、余計に見て見ぬふりはできませんでした。

犬を追いかけていて思ったのですが、迷子犬が走っていても意外と誰も捕まえたり、追いかけたりしないんですよね。みんな見てるだけです。小さい犬が車の前に飛び出して、轢かれそうになっても、です。

そんなに犬が近付いてきてるんだから、捕まえるか何かしてよ〜と心の中で思うこともありましたが、とにもかくにも犬は無事に帰れたのでよかったです。

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