52ヶ月間のヤーレンズ(その11)

(※)
M-1グランプリ敗者復活戦を本放送、動画などで『私も観に行ってみたい』と思われた方にも有益な情報になるようにまとめたいそうしたい

生放送直前と生放送中のCMの時間、会場では前説担当となる芸人が都度登場する(今回はイシバシハザマのお二人)

MC、ゲスト陣も前説の時間帯に出てくる機会もあったが今回は無かった

開場~生放送前まで会場内の撮影、そして、リアルタイム採点システムを導入しているためにスマホのネット操作は放送中も基本的に自由である(もちろん本放送中の録画、録音、撮影は禁止) 

放送時のオープニングでは敗者復活の出番順のボードが掲示され、ゲストで来ていたNON STYLE石田さんが要注目コンビでヤーレンズを挙げていた(この日以前にも、準決勝の漫才ではヤーレンズが一番好きだった旨の話をしている場面があるので本当にそう)

そしてスピードワゴンの小沢さん

その10で触れた賞レースの審査員の1人に小沢さんもいた

“その時のヤーレンズの漫才に対してのコメント”も踏まえると、今回のヤーレンズの漫才は結果的にどのように見えたのか個人的にはとても気になる案件である


(そういえば敗者復活戦のオープニングで出場者を順番に紹介する映像の際にやけにヤーレンズだけ『Yarlens』と横文字を意識した発音はなんだったんだろうか)

画面越しでは伝わらないであろう、敗者復活戦の様子で印象に残っていることに触れる(触れない芸人さんがいたらすみません)

以降は、観客席のほぼ最後列という環境での個人の感想であることをご承知願いたい


1組目のシンクロニシティ

西野さんの立ち位置が予選の時よりもサンパチマイクから離れていた

シンクロニシティはよしおかさんがサンパチマイクに寄り西野さんは一般的に声が乗りやすい位置から半歩少し離れている

今回は更に後ろにも下がっていた


後で録画したものを見返してみたがもちろん全組しっかり声は聞こえている(そらテレビですので)


しかし、会場での西野さんの声はその半分ぐらいにしか聞こえなかった


だから面白くなかったという話では無く(シンクロニシティもおもろいよ)、その中で感じたことは『屋外の環境だと、早口になるフレーズはまず言葉が聞こえない』ということだ

となるとサンパチマイクから離れたりしながら話している(ガンマイクが動いている)組はその時、観客席最後列にはほぼ声が届いていない

音は来ているが、言葉が聞こえない

その分、笑い所となるはずのくだりを聞いても笑いが発生しない


舞台上、そして観客席頭上のスピーカーも稼働していてもなおなので、それも見所となる漫才をしている組には“敗者復活戦では更にハンデがついてしまう”のが可哀想に思えた

その点も踏まえるとオズワルドの漫才はそもそも屋外向きでもあることに気付く

唯一、屋外とは感じ取れないぐらい会場の空間いっぱいに笑い声が詰まった瞬間があった

後にも先にもオズワルドだけ



5番手のツカミで私はやっと声を出して笑った


令和ロマンは言わずもがな会場も一気に沸いた
ちょっと期待してしまうぐらい観客席から横幅のある笑い声が上がっていた


会場とテレビで声乗りが変わらなかったのはビスケットブラザーズ原田さん

ダンビラムーチョが登場した辺りから風が強くなってきた

言葉を聞く気力がどんどん減っている気がした


私も、周りも―



CM明け、ケビンス→ヤーレンズと続く


(声飛んできて~!)と思いながらヤーレンズを眺める

楢原さんの『(中に)どうぞ!』で周りはビクッとしている人がいるぐらいは響いていた

出井さんの『駐車場から出る時の―』の声の差し方も美しいと思うぐらい

実際ヤーレンズもとてもウケていた



公式YouTubeでもテレビでも映っていなかったが舞台に登場してからサンパチマイクに辿り着くまでの楢原さんの表情が“そのおじさん”の表情すぎて面白かったことを残しておく


全組終了


会場からは一旦退席し、時間を置いて再入場となった(ここも前と違い、観覧していた人じゃないと再入場は出来ない仕様となっていた)


本放送が始まりその様子が会場の巨大モニターにも映される

その間、敗者復活戦出場者も舞台裏で同じ映像を観ていたようで自分たちが映っているシーンが出る度に野太い『うおおおぃっ!!!!』が会場に響いていた


そして、笑御籤が引かれる度に出場者はステージに入ったり捌けたりを繰り返す(この時、放送に映っていないがママタルトはステージ上で記念撮影をしている)


『全然変わんねぇな、人生』のシーンがモニターに映って盛り上がっていた会場で人差し指を立てて喜びを噛み締めていた出井さん


そして敗者復活戦出場者のランキングが発表されヤーレンズは6位となった

正直、贔屓目無しでも笑い量で考えれば3位以内に入ってても良かった

と思えたのは後から付いてきた感想だが、不思議と残念さは一切感じなかった

間違いなく2022年の敗者復活はオズワルドだし

ヤーレンズは全国区で活躍できる漫才師なのだと

この時間で再確認できたからだと思う


オズワルドを見届けた後、会場では出場者とMCとなる陣内さんもステージ上に残りオズワルドの様子を会場の皆で応援していた

出場者はオズワルドの様子を観ながら、いてもたってもいられなかったのか出場者同士が会話する風景が見えた

きっと“来年に向けた”対策を考えている様子だった(あえて誰々が話していたのかはここでは言わない)

オズワルドが終わった瞬間、会場はバラシとなった


出場者がステージから捌けていく

その中で楢原さんは最後までステージに残り続け、手を振り(それに返すお客さんも多かった)、ラヴィットポーズもしたりのファンサをしていた

こうして私の中のM-1グランプリ2022も敗者復活戦がピークになってしまったので、一緒に観覧した方と新宿の晩杯屋で打ち上げしながらウエストランドの優勝をスマホで見届けた


2023年の決勝には今回の敗者復活組が何組上がる事が出来るのか、お笑いファンの1人としてはここも見所としてまた1年を楽しみたい

もちろんヤーレンズの人生も変わっていくように



こうしてヤーレンズを追いかけきった10ヶ月の日々が終わりました


“52ヶ月間”の内の10ヶ月―


というかタイトルの52ヶ月間って何?

と気になった方が居ましたら、

2023年1月18日(水)朝8時から放送予定の
文化放送 『おとなりさん』
鈴木おさむさんとヤーレンズのトークを
聴いてみてください


次のnoteはこの件も踏まえて書き綴っていきたいと思います

更新はまた気が向いた時に。











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