通し稽古で見えること。2020年最後、演出に挑戦。
こんにちは、星乃あんりです。
昨日、初めての通し稽古を行いました。
星乃あんり Christmas live 『La luce~聖なる光のその先へ~』
気がつけば本番まであと４日。
まだまだやることは山ほどありますが、今日の通しでは全体の雰囲気と課題を見つけることが目的。
ひとりでのお稽古では気がつかないようなところがどんどんと見えてくるので大切な時間なのです。
ピアノ合わせをしたのは半月ほど前。
久しぶりの全員揃ってのお稽古なのでまずはざっと流れを確認。
今は音源含め進行台本などもすべてデータでやり取りができるので実際に動いてみてからでないと分からないところを重点的に確認。
改めてすごい世の中になったなと。
そして、認識合わせが終わったところで早速通し稽古開始。
通し稽古は、宝塚にいたときからいつも緊張するのですが今回の緊張は少しばかり種類が違う。
いつもは演者としての緊張だけなのですが今回は演出をする者としての緊張感も。
果たして、これは面白いのだろうか、お客様を置いていってはいないだろうか、退屈させてはいないだろうか…不安がちらちらと頭をよぎります。
そして、少しでも『ここは…』と思ったところはすかさずメモを。
少しでも引っかかるところを修正していくためにいつもとは違う集中力を使っていました。
かなり緊張をするのといつもとは違うエネルギーを使うのとで、通し稽古の後はいつもぐったりとするのですが、実は通し稽古が好きな私。
通してみることによってしかできない発見があるのはもちろんなのですが、それぞれ個別に作り上げているものが一つに合わさることによって、様々な化学反応が起きるので見ていてとても面白い。
更に、自分一人では気づけなかったであろう感情や空気感にも触れることができる。それを持ち帰って分析して育て、次にまたぶつけ合うというのも醍醐味のひとつ。
今回の通し稽古も、発見の連続でした。
曲と曲の繋ぎ、トークの展開などにも修正点、改善点が多く見つかり、
出はけや移動、小道具の移動などなど実際に動いてみないと分からないものについても比較的明確になったように感じます。
そして、今回更に考えを巡らせなければならないのが飛沫防止対策にライブ配信を考慮した立ち位置や照明。
お客様に安心してご覧いただけるように、また、画面越しでもストレスなく視て頂けるように工夫を凝らします。
今回の通しでもかなりの収穫のあった数時間。
お客様に気持ちよく、スッと世界観に浸ってい頂くため
今回洗い出された課題点をひとつずつ修正してまた次の合わせに備えていく。
繊細で時には骨の折れる作業でもありますが、この工程があるからこそいいものが生まれていく…そう信じて残りの時間を大切に過ごしていこうと思います。
今回のライブは、今年１年を振り返って改めて感じたこと、そして来年へ託していきたい想いを目いっぱい詰め込んでいます。
クリスマスシーズンでもあるのでクリスマスの要素はもちろん入れつつ、過去に戻ってみたり今を感じてみたり、未来へと手を伸ばしてみたりとあらゆる方向に意識を向けて頂けるものになっているのではないかと思っています。
ご覧いただいた方が大切な人やもの、時間に想いを馳せられる、そんなあたたかなひと時をお届けできるように本番までまだまだ細かく修正を続けて参ります！
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星乃 あんり Twitter/Instagram
【あと４日】Christmas Live『La luce ~聖なる光のその先へ~』
2020/12/12 (Sat) 19:30~
なかなか遠出や外出が厳しいのでお家で楽しんでいただけたら…との想いでライブ配信をさせて頂くこととなりました。しかも、１週間、アーカイブで残ります。
どうぞ、タイミングの良きときにお酒やスイーツと一緒に、あるいはお布団やこたつの中でぬくぬくしながら楽しんでいただけましたら嬉しいです。
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