見出し画像

楽しいことが終わるのが寂しい。そんなあなたがいとおしい。

HSCの気質として楽しいことが終わるととっても寂しさを感じで落ち込んだようにみえることがあります。

これはわが子は上2人にこの気質がありますが、例えばみんなでお弁当をもってピクニックに行くよ今度の日曜日にというと。

指折り数えてピクニックの日を待ちます。

一人はその日のもう出かけるよとなる時間頃に少し暗い顔をするのです。

「どうしたの?」と私が聞くと。
「とっても楽しみにしてたから。」と終わるのが寂しくてまだ始まってもいないピクニックに寂しいと思っているので。

そんな寂しい顔をその時にしていますが、いざ出かけると
「たのしいね。」と終始笑っています。
先を見る力があるのだなと思います。

もう一人の方はというとお出かけ日には早起きていつもより行動もテキパキ
終始興奮状態で目的の場所に向かいます。

その場でもとっても楽しそうにしていますが、終わりが近づくと言葉が少なくなり暗い顔をし始めます。

実際終わってしまうと泣いてしまうことも。
「まだ帰りたくない」とかのわがままな感じの涙ではなく「今日は楽しかった。今日が終わって欲しくない。たのしかったから。」というしみじみ泣くのです。

はじめのこの光景を見た時は出かけない方がいいのか?

私の愛情不足かな?子どもとの時間が足りない?などいろいろ悩みました。

けど今はこんなに楽しみにしてくれて、終わったら寂しいという感情まで持ってくれてこの子たちはなんて感情の表現が豊なんだろうと思っています。

そしていとおしいです。

泣いたり、暗い顔をしているときはというと、そんな顔しちゃだめとか泣かないでとは言わずに「そうだね」と受容だけしています。

~しないといういうのはHSCの子にとってはこの素晴らしい特性を閉ざしてしまうことかなとも私は思っています。

「そうだね」と聞くとどんどん話をしてくれます。

HSCの子の話はとっても深い思考で聞いていて楽しいです。
私たち親が忘れかけた感情も思い出させてくれます。

泣いたりした後はどうなるのか?気になりますよね。

思いっきり泣いた後は、コロッと元気なり違う遊びに夢中になります。

泣くまで寂しかったことを忘れてしまったの?と思いますよね?

違うんです、時間はかかるけど自分の気持ちに整理をつけただけで、
ベットに入ると「今日は楽しかったね。」と話をしてくれます。

まだ息子が2歳くらいで言葉があまり話せなかった時。

私の友達とその子どもたちと遊んだことがありました。

ベットに入ると息子が急に
「たのしかったね。」と。
今日のこと?と私が聞くと
「うん」というのです。
言葉の遅れが気になっていた私、この言葉を聞いて妙に安心しました。
あ、この子言葉ちゃんとわかってる、ちゃんと使えてる大丈夫だって。

HSCはとても思考が深いです。あと感情が豊です。

感情の起伏が激しいように見えますが、ひとつひとつに意味があってなんでそんな感情なのか聞いてみるとこちらが思っている感情と違ったり。
難しさもある反面、とてもいとおしく感じたりHCSの子育てはやはり奥深いです。

きっとこれから先自分の感情表現に悩む日がくると思います。
けど家族だけはずっとあなたの味方だよと伝えようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?