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ワンピース71巻まで読んだ

 前の60巻まで無料のとき、そこまで読んだのだが感想をとくに書かなかったのでワンピースを60から71まで感想ではなく、全体の感想について書こうと思う。

 最初ワンピースを読んだときの印象はスッキリしないだった。章のボスとなる奴は如何に過去に悪いことをして良き人々を殺し、街を破壊したのかこれでもかというほどしっかり書かれる。そうでなくても今現在どれくらい悪いことしてるか、もうよくない?と思うほど非道を行う。
 そいつらをルフィがぶっ飛ばすというのが基本の流れだが、ルフィにぶっ飛ばされるだけで死んだりとかはない。

 あまりにも胸糞が悪いやつらなのにどいつこいつも死ぬことはない。ルフィにぶっ飛ばされて一応本編から退場となるものの、扉絵で展開されるストーリーでちゃっかり復活して人生のやり直しに成功してたりしてる。
 良い人ほど殺されまくるのに悪い奴は別に改心とかすることもなく、夢を叶えてたりするのはどーなのよ?とモヤモヤを抱えつつも、俺はワンピースを読み進めていた。

 そんな俺のモヤモヤを消したのは41巻だった。ルフィが世界政府の旗を焼くシーンだ。ルフィが仲間のために、自分の覚悟を見せるために世界に対してケンカを売る。これがメチャクチャかっこよかった。そしてこの漫画は勧善懲悪じゃなくて、ルフィが気に入らないものをぶっ飛ばしていく漫画なのだと悟った。
 悟空が自分に負けないために戦うから相手の命を奪くことに拘らないように、ルフィもぶっ飛ばせばそれでいいから相手の命を奪うことには拘らない、きっとそういうことなのだろう。
 そして勧善懲悪ではないから、生き残ってやる気のある悪は何度も立ち上がる。そういうやつであれば再び人生に成功する。

 そこを悟った時俺はワンピースをダラダラ読むのはやめ一気に60巻までたどり着いた。ここから最新まで追いつくのも悪くないと思ったものの、どこかでソコソコ長い過去編とか挟まること思うと完結した時に一気に読みたいなと思い一旦やめた。再び一気に読む機会が出来たので71まで読むことになったが。

 ワンピースは面白い!が勧善懲悪とはいえない、悪がちゃっかり生き残るという変な漫画だ。みんな一旦ぶっ飛ばされれば如何に悪い奴だろうとその後どうなっても気にしないのかもしれない。ただ魚人島編ではおそらく完全リタイアとなった敵がいたので、もしかするとそれ以降は敵の扱いが変わってるかもしれない。敵の扱いがどう変化していくのか、ルフィがどんな敵をぶっ飛ばしていくのかはまた読む機会を得たら見ていこう。



さぽーとすると映画館にいくかいすうが増えます