牡馬クラシックホースはどうしてしまったのか?

4月4日の大阪杯を観戦して愕然とした人は多いと思う。レイパパレが強かったと言えばそれまでなんだけど、戦前の人気馬は「どうしちゃったの?」という感想だった。

大阪杯回顧

モズベッロを物差しにすると、仮にクロノジェネシスが出走していれば、レイパパレは勝てたかどうか?多分、2馬身はちぎられていただろう。
コントレイルは去年の宝塚記念でのクロノジェネシスと同じ競馬をして、同じにはならなかった。直線のヘタり方はサートゥルナーリアを見ているようだった。三冠馬としてのプライドか、福永騎手が力みすぎたのか、超早仕掛けで自滅した形になったから評価を下げるのはまだ早い、という声は多いものの、果たしてどうか。

近年のダービー馬の成績が・・・

過去5年のダービー馬を見てみると、

・マカヒキ
・レイデオロ
・ワグネリアン
・ロジャーバローズ
・コントレイル

と、「強い馬」という印象があまり無い。ロジャーバローズは直ぐに引退してしまったので、比較は出来ないし、レイデオロは天皇賞(秋)を勝っているから強いんだろうけど、その後の失速ぶりが強烈だったせいか、あまり強いというイメージが無い。

かつて、牝馬が強い時代はレベルが低いと言われていたが、今は調教技術が進歩して、性別問わず能力を引き出せるようになった、という認識。なんだけど、オルフェーヴルやゴールドシップやキタサンブラックのような「とてつもなさ」を発揮するクラシックホースが居なくなったのは何で?と思える。

近年は社台系の馬が強くて飽和状態だから、競合するレールを避けるという意味で余計なレースを使わない、出走を絞る傾向がある。ぶっつけでG1を使うのはかつては珍しいケースだったのが、今は普通になっている。調教技術の進歩の証明なんだろうけど、これが、牝馬にはプラスに作用して、牡馬にはマイナスになっているように見える。

一方で、日本はサンデー系の種牡馬が溢れかえっているから、強い牡馬の需要が減っているのかも知れない。それはそれで時代の趨勢なんだろうけど、「日本ダービー」を特別とする人は多いし、「ダービー馬」という看板はやっぱり特別だろう。コントレイルがあっさり負けた大阪杯のレースを観て、牡馬クラシックホースの評価をどうすれば良いのか、分からなくなってきた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?