見出し画像

えびピラフ

厨房バイトをしています。

食べ物が大好きなのに、歳とってきちゃったから前ほど食べられないし、夫はガチの肥満だから食べさせない方がいいので外で食べ物を楽しむことにしました。

私は食べ物を見たり、触ったり、調理するだけで幸せを感じる特殊体質です。仕込みも配膳も大好き。

貧乏も患っており、今年からはバイトをせねばならなくなったので一石二鳥で飲食店の厨房を職場に選びました。

バイト先でいつも密かにオーダーが入るのを楽しみにしてるのがこちら!茂吉(私の猫)があつい眼差しを向けているエビピラフ!!

エビピラフのお隣に唐揚げが!しかもタルタルソース付きでごろごろしてるすんごいセンスのいいメニューなのです!

オーダーが入ると「センスいいな!」と毎回オーダーした人を褒め称えたくなる。

センスいいのに実は私は今まで食べた事がなかったのです。

何故なら、私は炭水化物を単体で食べられないから。

糖尿病のエリート家系に生まれた私は炭水化物を野菜なしで食べるとすんごい倦怠感に襲われて苦しくなるのです。炭水化物や油物は必ず野菜と一緒でなければならない体質。

だからこのハイセンスすぎるエビピラフをまかないに選ぶことが今日まで出来ませんでした。

ところが、今日は鶴の一声が舞い降りたのです。

店長「鯖缶さん、ご飯食べて帰らないの?」

私「食べたいけど今日は猫の看病があるから早く帰らなきゃなんないのです」

店長「お弁当にしたら?」

私「いいんですか?!それめっちゃ嬉しいです!」

というわけで、念願だった憧れのハイセンスすぎるエビピラフがうちにやってきました!!

茂吉の羨望の眼差しで美味しさもマシマシにしました。

しかも!!!!


「からあげ、ここに余ってるやつも入れて良い?」って。そんなん、勿論です!!!!

「ここに残ってるチキン南蛮ももってく??」勿論です!!!!

「タルタルソースはお好みで好きなだけどうぞ^ ^」なんというありがたいお言葉!!!!

画像1

店長の鶴の一声で、憧れのエビピラフを持ち帰り野菜だらけの冷麺と一緒に食べました。

ちゃんとエビピラフは夫と半分こ。

美味しかった!

今日はお店がめちゃくちゃ混んで忙しかったので、ミスもいくつか出てしまったのがラッキーで、おかげさまで唐揚げとチキン南蛮も頂いちゃったのでした♪





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?