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「美味しい」を引き立てるシャツ

Hi STORY
"オーガニック先進国ドイツ、その歴史は100年とも言われています。
そんなドイツはベルリンのbioマーケット街にお店を構えて60年になるレストラン「benns」。その食に対する意識の高さは秀逸で、食材や味へのこだわりはもちろんのこと、器から盛り付けの美しさ、店構えまで徹底されていました。夫婦二人ではじめた小さなお店でしたが、そのすべてのスタイルが世界中にお手本として今に受け継がれています。今でも店の奥にはオープン当初の若い夫婦の写真が飾られています、二人が着ているユニフォームシャツがみんなの憧れであることは言うまでもありません。"
*Hi STORYに登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

わたしの表現するものは日常的なモノ。
それは動きやすさだったり、丈夫さであったりする。
そんなことからワークウェアがベースになることも多いのですが、ある日ふと思った。

なぜ料理人たちのワークウェアはあのコック服だけなんだろう?

もちろん悪くはないのだけど…もっと色々あっても良いと思ったのです。
ジーンズのように気軽で、清潔感を損なわず、食べるシーンを美味しく彩ってくれるもの・・。
そんな思いを経て、4年程前に最初のコックシャツは出来上がりました。

そんな折、友人をきっかけにあるご夫婦に出会います。
二人はちょうど自分たちのお店をオープンする頃だったかと思います。
話し始めた途端、彼らの理念みたいなものが一瞬にして入ってきたのを今でも憶えています。
打ち解けるのに時間はかかりませんでした。
こんな思いで料理人をやっている人が居るんだという感じでした。
偶然にもその出来立てのシャツに共感頂き、このシャツが始まるのです。
そして、いつもとは少し逆転して、そこからHiSTORYが生まれるのでした。

それ以降も全て彼らを頭に置きながらシャツやジャケットをデザインし続けています。もちろん、この何年間でお話しした沢山のこともしっかりと詰まっていると思います。

1枚のシャツが少しでも美味しさの引き立て役になれたらそんな嬉しいことはありません。
この秋もタイプライター素材のコックシャツがデリバリーされました。

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