彼へと通ずるダンガリー
わたしにとってスティーブ・マックイーンは特別な存在である。
その思いたるや30年近くになるが1ミリたりとも揺るがない。
あまりこういう対象をもたないだけに自分自身でも不思議な存在だ。
特に何かを真似たいとか、あんな風にになりたいとかではない。
正直、マックイーンのような格好をした人を目の当たりにしたら引いてしまうに違いない。( 時よりスウェットの着方は良いなと感じるけど…。)
それでもなんだろう、ただただ格好良いのだ。
前回の記事に少し矛盾するかもしれないが、自分でもそれはわからない。
彼の本当の人間としての姿を見たこともなければ、聞いたこともない。
一つ言えるのは、それがマックイーンだから…。
世の中にはそんな超越したものがあるってことなんだろう。
わたしのブランドに彼らしい洋服も特にはないだろう。
ただ奥の奥ではどこかに影響しているに違いない。
彼を自分のフィルターを通してイメージする、わたしの中での彼らしさ。
荒っぽさがありながら艶があり、経に通った純粋さとそれに交わる奥深さ。正にこのダンガリーそのものだ。
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