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新宿歌舞伎町の罠!出会いカフェで知り合った女性にクレジットカードを不正利用された事件とそこから学んだ対処法

クレジットカードの不正利用にあった場合、どのように対処すればよいのかか迷うこともあると思います。不正利用の全貌をお話しすることで、何かの参考になればと思い、記事にしました。


事件の経緯と顛末

2023年6月某日の午後、新宿歌舞伎町の出会いカフェに行きました。そこで知り合った女性と外出することになり、そのまま歌舞伎町のホテルに行くことになりました。

まっすぐ歌舞伎町のホテル街にいけばよいと思ったのですが、なぜか女性から東宝ビルの前は通りたくないと言われたため、新宿区役所の方からぐるりと回りホテル街に行くことになりました。

当初、ホテル代をケチりたいという思いからレンタルルームを提案しましたが、女性からは過去にレンタルルームに行った際に虫に食われたことがあるため、レンタルルームは嫌だと言われ、なくなくホテルを探すことに。

歌舞伎町でホテルを探しましたが、どこのホテルも満室で、5~6件まわりようやく空いているホテルを見つけました。

ホテルに入って早々に、女性から湯船につかりたいと言われたため、お風呂を沸かしました。女性と一緒にお風呂に入ろうと服を脱ごうとしたところ、トイレに行きたいので先に入ってと言われました。そのため、先に入ることに。

1~2分しても女性が風呂に入ってくる気配がなく、扉を開けてみると、まだソファーに座っていました。声をかけたところ女性は慌てた様子でお風呂に入ってきました。

お風呂から出た後、体をふいていると、女性からバックの上にのっている洋服にぶつかって落ちちゃったと言われ、「ん?」と思いつつ、そのまま気にも留めませんでした。

その後は怪しいと思った女性の行動はありませんでした、一人でお風呂に入ったときにバッグから目を話していた時間もあったので、ホテルを出る前に財布に現金があることを確認。最後に女性とLINEを交換してホテルを出た後、その女性とは別れました。

女性と知り合った翌日の午後、知らない電話番号から電話がありました。電話に出るとクレジットカード会社からでした。

「昨日、高額の買い物をされていますが、クレジットカードはお手元にありますか?」と聞かれ、財布の中を見ると、クレジットカードが無くなっていることに気が付きました。

財布の中には現金、免許証、保険証などクレジットカード以外はすべて残っていたのに…。

普段スマホのSuicaやPayPayなどで支払うため、現金を使うことが少なく、財布を開ける機会があまりないため、クレジットカードが盗まれたことにすぐには気が付きませんでした…。

クレジットカード会社にはその場で紛失したカードの利用停止をしてもらいました。また、最後にクレジットカードを確認したときから現在までの状況を詳細に聞かれました。

前日、出会いカフェに行く前にATMでお金をおろしたため、その時点ではクレジットカードを確認しており、その後クレジットカード会社から電話が来るまでカードの所在を把握できてなかったので、それまでの状況を説明しました。

恐らく、女性に盗まれたのだと思うと伝えたところ、「知り合いに使われたのであれば、不正利用の補償対象外になるので、直接女性と交渉してください」と言われ、電話を切ることになりました…。


この話の続きや、結末については、有料記事で公開しようと思います。
また、以下の情報も紹介する予定のため参考になる部分もあると思います。

  • 女性の名前と特徴

  • クレジットカード不正利用時の知られざる補償基準

  • クレジットカードを利用した店舗名と金額

  • 被害に遭遇した際の心強い相談先 

ちなみに、今回お話しするのは私一人の体験です。他の方が同じような状況に遭遇した場合、必ずしも同じ結果とはならない可能性もあります。私自身、クレジットカードの不正利用に合うのは初めてであり、その瞬間、どのように行動すれば良いのか迷うことも多くありました。そのため、この体験や当時調べたことを通じて得られた情報が、皆様の参考になればと考え、記事としてまとめました。ただ、これはあくまで私の経験に基づくものなので、その点ご了承いただけますと幸いです。


正直身に覚えのない金額を支払うのは納得がいかないので、女性のLINEに連絡しました。

当然LINEは既読にならないため、女性と知り合った出会いカフェに連絡してみました。出会いカフェからは女性の身分証明書は保管しているが、開示することはできないと言われ(当然と言えば当然だが。。)必要であれば警察経由で連絡してくださいとのことでした。

そのため、経緯を説明しに自宅近くの交番に行くことに。
交番で説明し始めたところ、発生場所が新宿歌舞伎町であれば、新宿警察に行く方が話が早いと言われて、新宿警察に行くことにした。

今回のような事件の場合、交番は警察署へ取り次ぐだけのようなので、警察署に行くのが良いとのこと。

新宿警察署では、刑事課に通されて、事の経緯を細かく聞かれました。

当時の状況の説明や被害届の作成など、合計で1時間ほどかかり、被害届を提出しました。

警察で被害届提出後、2~3日すると受理番号が発番されるとのことだったので、2日後に警察に電話をして受理番号を確認。受理番号をクレジットカード会社に伝えたところ、クレジットカード会社からは調査担当者から連絡があるとのことで、しばらく待ってほしいとのことでした。

1週間ほどした後、調査担当から電話があり、改めて事の詳細を伝えましたが、調査担当からは次のことをいわました。

  • 複数人が今回と同様の被害にあっている。

  • 複数人による犯行とみられる。(クレジットカードを盗む人、カードを利用する人など役割分担があり、組織的な犯行とのこと)

  • 特に出会いカフェやアプリで知り合った女性から同様の被害にあうことが多い。

  • 今回の件が、他と同様に組織的に不正に利用されているものと断定されれば、不正利用の補償対象となる。

  • 補償対象になるかの結果が出るまでに2~3ヶ月程度かかる。

詳細な聞き取り後、改めて書面で今回の状況を提出してもらう必要があるとのことでした。数日して書類が送られてきたので、そこに改めて事の経緯を記載して、返送してクレジットカード会社への報告は終了になりました。

事件発覚後、約2か月経過して、再度クレジットカード会社の調査担当から連絡がありました。

電話に出ると、クレジットカード会社側で補償してくれることになったとのこと。

最終的に不正と認定されるまで非常に不安な日々が続きましたが、なんとか補償してもらえることになり、ホッとしました。
ちなみに次に同様の不正利用があっても補償はできないので、クレジットカードはしっかり管理してほしいとくぎを刺された(笑)

クレジットカード会社曰く、今回のような不正利用の場合は、実際はクレジットカード会社が被害を受けるのではなく、利用店舗が被害を受けるとのことだった。(クレジットカード会社は利用店舗に支払わない)

被害届についての余談

警察に提出する被害届は、被害金額に関する被害届ではなく、クレジットカード自体の紛失の被害届になります。不正利用金額の被害はクレジットカード会社や利用された店舗が警察に報告するものであり、カード保持者としてはプラスチックのクレジットカードを紛失したという被害届しか出せないようです。また、今回のような場合は盗まれた明確な証拠を提示することが難しいため、おそらく盗まれたという被害届になります。また、警察が積極的に動いてくれるかどうかは、同様の被害報告等の状況によるようです。
(警察が動くかとカード会社が補償してくれるかはあまり関係ないようですが。)

ちなみに、カード会社と話したところ、クレジットカードの不正利用時にカード会社に補償してもらうには警察への紛失届や被害届を出すことがほぼ必須のような感じを受けました。

クレジットカード不正利用時の補償基準

不正利用された場合にクレジットカード会社が補償してくれるかということについて調べたことをご紹介します。

まず、補償基準は各クレジットカード会社の規約次第になります。
例えば、セゾンカードの場合、次のリンクが規約ですが、第16条(カードの紛失、盗難等)が今回の状況に該当すると思われます。
※どのクレジットカード会社もほぼ同じ規約になっていると思われるため、一例としてセゾンカードを取り上げます。

セゾンカード規約
https://www.saisoncard.co.jp/terms/saison-card-terms/

今回該当すると思われるのが、第16条(カードの紛失、盗難等)の(2)④、(2)⑤、(2)⑥あたりです。

第16条(カードの紛失、盗難等)(2)④

今回一番該当すると思われる部分ですが、カードを盗まれたというのは、カード所有者が注意してカードを保管していなかったとなる場合があり、そうなるとそれが、重大な過失となってしまいます。そうするとカード所有者の落ち度により盗まれたと判断され、不正利用であっても補償はされず、使われた分は支払わなければならなくなります。

第16条(カードの紛失、盗難等)(2)⑤

暗証番号を使って不正利用された場合も補償の対象とはなりません。通常暗証番号を他人に教えることは無いため、暗証番号を使ってカードを利用したというのは、やはりカード所有者の落ち度と判断されてしまうようです。

第16条(カードの紛失、盗難等)(2)⑥

家族や親族、同棲相手などに使われた場合も補償の対象外になります。今回数時間しか一緒にいなかった相手ではありますが、知り合いに使われたと判断された場合は補償の対象がになる場合もあります。はじめに電話をかけてきたクレジットカード会社の担当者からは補償の対象外と言われたため、この条文が該当したのではと思われます。

ちなみに、今回のような事案で補償対象となるかはクレジットカード会社次第のようで、その対応も各社分れるようです。実態は公表されていません。

また、調査結果が出るまでの間、カード所有者が建て替えが必要な場合があります。(建て替えが必要な場合は、不正利用金額をいったんカード所有者が支払い、補償対象となるという結果が出た後に返金される)
建て替えが必要か、それとも結果が出るまでの間クレジットカード会社に支払いを止めてもらえるかについてもクレジットカード会社次第のようです。後述でご紹介する消費生活センターの担当者曰く、6割ぐらいは自分で建て替えないといけないとの見解でした。(つらいですね…)

クレジットカードを新規に作られないようにする方法

今回、財布に入っていた免許証や保険証は盗まれていませんが、クレジットカードと同じ財布の中に入っていたため、免許証や保険証の写真を撮られた可能性があります。
その場合、第三者が新規にクレジットカードを作ることが可能なようです。ただ、CICという指定信用情報機関に登録しておくことで、第三者が私名義で新規にクレジットカードを作ろうとしても作れなくようなので、念のため登録しました。参考までにURLを記載します。

CIC(指定信用情報機関)
https://www.cic.co.jp/mydata/index.html
登録料:1,000円

被害に遭遇した際の相談先

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