リゾット・ネエロ、1974年シシリー生まれ(28歳)
申し訳ないね、推し語り回だ。
だいぶネタバレ注意なのでこれから見る人はまだ見ない方がいいかも!!!
見る予定が無くてオタクの与太話が聞きたいだけの人も是非!!!
所々濁す努力はするね。
・リゾット・ネエロとは?
───彼が14歳の時、いとこの子供が酒酔いによる自動車にひかれ死亡。
社会はドライバーを数年の刑で済ませたが、彼は決して許しはしなかった。
4年後18歳の時、そのドライバーを暗殺。
以後リゾット・ネエロは裏の世界で生きる事となる。
21歳の時「スタンド使い」となり、チームの一員となると組織の脅威となる者は政治家だろうとアメリカのギャングだろうと全てとりのぞいてきた。
失敗は一度もない。─────
なにこれダークヒーローものの主人公???
いえ、『ジョジョの奇妙な冒険第5部~黄金の風~』の敵キャラです。
リゾットは僕が二番目に酷い拗らせ方をしたキャラクター(一番酷いのは前々回のnoteを参照ください)です。
そして僕の、"お前は産まれない方が幸せだったろうという推し"の一人でもあります。
・スペック
彼はパッショーネというギャングの『暗殺者チーム』という、暗殺を生業とするチームのリーダーであり、唯一本名であろう事と前述の過去が明かされているキャラであります。
古のジョジョオタク、アニメ化で
「あれ!!?線が細いヘタレ泣き虫高慢ちきなイルーゾォは!!?!?リゾットより背が高くてムキムキで声帯が成田剣で泣き虫高慢ちきになってる!!!!!」
「女侍らせてヒモしてるマジオは!!?!?逆にブス専の兄貴は!!?!?!?」
「薬も酒もやる娼婦の激ヤバシンママに育てられた激ヤバメローネの過去編は!?!?!?!?!!?」
となった事でしょう。
全部『純度が高すぎる集団幻覚』でした。
スペックとは書いたものの、実際のとこ
・(恐らく)本名リゾット・ネエロ
・28歳
・(恐らく)身長185cm前後
・シシリー(シチリア島)生まれ
くらいしか分かっていない。
身元不明すぎ。
暗殺者の鑑か?
この話はこれで終わりだな。
・スタンド
『メタリカ』
~鉄を磁力で操作するスタンド~
こういうさ、ね。
一見無害そうな能力の奴がえげちぃ使い方してとんでもねぇ事してくるのオタクくんすきでしょ。
オタクくんというか、男の子ってこういうの好きでしょ。
彼が操作できる鉄は、そこかしこの砂鉄であっても操作でき、カミソリ、ナイフ、メスみたいなものを精巧に作ることもできる。
そして、『血液中の鉄分』でさえ操作できる。
リゾットと敵対した者は、砂鉄を全身に纏い背景と同化した見えない暗殺者に完全に不意をつかれる上、
・体内から突如ハサミが出てきて喉笛をかっ切られる
・皮膚や肉を内部から切り裂きカミソリや縫い針がジャコジャコと出てくる
・自分に刺さったナイフや血液の鉄分に反応し、無限に生成される鉄製凶器が磁力により絶えずこちらに向かって飛んでくる
・血液から鉄分を抜き取られ酸素が運ばれなくなり、呼吸をしていても酸素欠乏症により死に至る
等の運命が待っている。
こ、こわ~~~~!!!(赤ちゃんのような満点笑顔)
皆は見たことあるかもわからんけど、通常スタンドは1人につき1体いる。
側に立つことからスタンドと命名されるように、大体人っぽいフォルムや大きさで、スタンドを使う本体の側に立つように現れる。
それなのに!
なんと!!
リゾットは!!!
体内にムーミンのニョロニョロみたいなちっこいのが無数にいて、リゾットの足が吹き飛ばされた時にその断面から地の底から沸き上がるような低い鳴き声を発しながらニョロニョロと無数の蛆虫のように蠢いていた。
き、きも~~~~~~~~~!!!(赤ちゃんのような満点笑顔)
こういう『群体型』といわれるスタンドもまぁいない事はないんだけどかなり特殊で、その上
『群体型のスタンドの持ち主は心の中に大きな空洞がある(精神的な欠落がある)』
と明言されている。
ねぇ。
・ブチャラティとの対比
ねぇなんで今リゾットの事話してるのに他の男の名前が出てくるの!!?!??!?!!?!!??!?
ヒスメスごっこ終わり。
ブチャラティとは、黄金の風の主人公サイドである『護衛チーム』のリーダーですが、作中では暗殺者チームと対立しています。
これは結構皆言ってるんだがリゾットとブチャラティは恐らくかなり意識して作られた対比や類似性のあるキャラクターではなかろうかと思っていて、両者とも子供の頃に身内を理不尽な悪のせいで亡くし、ギャングチームのリーダーをやっており、どちらもすげぇかっこよく、
ブチャラティは白い衣装
リゾットは黒い衣装
ブチャラティの目は青
リゾットの目は赤
相手の嘘を、
発汗で見抜くブチャラティ
表情で見抜くリゾット
ブチャラティは壁の中や人間の中に潜り込み、
リゾットは景色と同化し、
姿を消す能力
護衛チームと暗殺者チームの戦いで、
暗殺者チームは(恥パを加味した麻薬ルート云々も込めて非常に悲しいが)全滅し犬死に。
護衛チームは犠牲もあったが、ブチャラティの意思を受け継ぎジョルノが夢を叶えボスに打ち勝ち栄光を勝ち取る。
・終盤のリゾットの目標
そもそも暗殺者チームはパッショーネを裏切り水面下で色々動いてたんですが、それが何故かというと
・殺しという汚れ仕事をはした金でさせられる
・暗殺者という事から組織にも信用されず、満足な資金や拠点、地位が与えられなかった
・パッショーネのボスについて嗅ぎ回った暗殺者チームの仲間をかなり惨たらしい手段で殺され、見せしめにされる
という、かなり最&低な扱いを受けており、そのボスに娘がいたという情報を嗅ぎ付け、娘が何かに使えるんじゃまいかと本格的に裏切りに踏み切り戦いが始まります。
でもやっぱり悪役は主人公サイドにバタバタ倒され、最後に残ったのはリゾット1人です。
あ~~~イルーゾォがすくねぇ給料で駄々こねて契約したNetflix解約しないとなぁ~~~~~(暗チシェアハウス幻覚)
残るリゾットは単身ボスの元に向かい決着をつけようとする。
一方ボスはある目的の為行動していると、道中占い師に出会う。
なんやかんやあってボスは"リゾットは今
どこで何をしているのか"を占わせようとしている。
すると占い師は
「どこにいるかまでは分からないが、この男は"復讐"を胸に秘め必ずここにやってくる(要約)」
と占った。
前提をおおざっぱに確認すると、暗殺者チームは「危険な仕事なのに給料がわりに合わなーーーーい!!!!💢💢💢」とキレていました。
でもリゾットが胸に秘める思いは、略奪でも成り上がりでもなく、只々純然たる『復讐』。
きっと仲間に先立たれ1人ボスを討とうとした時にリゾットは、もう金だとか地位だとかはどうでもよく"仲間を殺した奴らへの復讐"だけが残ったんだろうなぁ~~~………。
実際あのボスでさえ、暗殺者としての誇りを失わず最後まで戦い抜いたリゾットに見事だ………してたし、ボスにとってかなり脅威であったのであろうわなぁ~~~としみじみ感じる。
例えあの場でボスに勝利していたとて、リゾットは幸福だったのでしょうか?
いや、そんなわけない。
死体も、身元不明なくらいグッチャグチャで、いるかいないか、探されてるか分かんないけど死後家族どころか誰もリゾットの事を思い出してくれる人はいなかろうし。
心の欠落を仲間が埋めてたんだろうなぁ~~~~~……………………。
復讐に始まり、復讐に終わった哀れな男………………………………………。
リゾットってどうすれば幸せになれたんですか?
生まれてこなければ良かったんじゃないかな。
哀れな。
あの地にあの年代にスタンド使いに生まれただけで平穏には生きられないよ。
仲間がボスに惨い殺され方された時もさ、
「あいつらの事は忘れろ」って詮索させないように、これ以上犠牲を出さないようにしてさ、
自分は教会に最後まで1人でいてさ、
ボスへの手掛かりを仲間が見付けた時もまず手柄を称えるでなく「浮かれるな、浮かれた奴から死んでいく」って、自分が一番嬉しかっただろうにさ、
小さい頃から大人も社会も司法も、誰も自分達に味方してくれないから自ら手を汚してさ、
教えてくれリゾット
あんたは最後、誰の顔を思い浮かべながら死んでいったんだ。
プロシュートですか?(リゾプロ腐女子人格のおでまし)
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