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2022/01/03

(日記・一年前の)

2022/01/03

昨日の余韻が身体に残る。寝不足で眠いけれど、両親とモーニングを食べに行く約束をしたので起きた。

カフェに向かう途中中学の同級生の母親に偶然会った。その子とは小中時代親しく、よく家へ遊びに行った。もう連絡先も知らないし、彼女は保育士として社会へ出ているらしい。偉いなあ、わたしと違うな、と思った。彼女の母は何度も「可愛いね〜」と言ってくれた。わたしのことを見ているよと言ってくれた。ただ嬉しかった。見た目は変わっていなかったけどきっと何か変わっているんだろうな、わたしの知らない間にみんな変わっている。

山にあるカフェへ向かった。父親はこの店のクロックムッシュをわたしに食べさせたかったらしいが、タイミング的に難しいとのことだった。普通のモーニングでもよかったからそれを頼んだけど父は少し落ち込んでいたような気がした。どうしても食べさせたかったんだろうな、本当に美味しいんだろうな、次来た時はわたしから誘おうと思った。免許持ってないから連れて行ってもらわなきゃだけれど。

トーストは厚切りで美味しかった。染み染みのバタートーストに3人ともかぶりついていた時間はかわいいかもしれない。

それから少しドライブをした。家族でのドライブも久方ぶりだ。大島へ向かう。綺麗な橋を渡った。亀山に車で登って、母との記念写真を撮った。わたしたちは似ていないし、二人とも少し恥ずかしそうだった。ホヤの燻製とかを買って帰った。

午後親友が遊びにきた。いつも通り喋って、こたつでぬくぬくして、初詣に行った。おみくじは中吉。真面目に頑張りなさいとの事だった。わかりました神様。寒くて一瞬で帰った。石の階段は凍っていておばけより怖かった。
帰宅し親友にネイルをした。約束してたのを覚えてくれていて、たくさん持ってきてくれた。親友の爪はちいさくて、わたしの爪は大きかった。肌の色が似ていた。同じ色のネイルを自分にも塗った。可愛い色が今も指には塗ってある。

家で一緒に夕食を食べて、親友を途中まで送って、コンビニでお土産を買って帰った。母とはじめてのマリトッツォを食べた。変な食べ物だと思った。

実家というのは温かく、優しくて冷たい。楽しさはか細い線の上に成り立っていて、だから居心地が微妙に良くない。足を滑らせたら落ちてしまいそうな上に成り立っている。今日出会った人ともそうなのかもしれない。でももう少しだけしあわせをかみしめたい。絵空事でも良いから。

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