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#nikkichanzine についての構想 試し読み付


朝、ティファールでお湯を沸かすとき、綺麗に沸き立つ湯気の粒子がどこに消えてゆくのか気になります めにみえるうつくしさの行く末を知れないの すごく不思議


急だけど、ひとつたとえ話
あなたは昨日の帰り道、コンビニに寄ったらお気に入りの商品がなくなっちゃってました。どんな気持ち?悲しくなった?かわいいね

でも そのとき その瞬間の心の中 今はもう鮮明に覚えてないでしょ君。


湯気と、感情は、同じだと思っています。瞬間の感情は、ティファールの湯気。うつくしい純度の高いものは記録しなければ一瞬で消えてしまうのです。感情 せつないね


でもね そんな瞬間だけを集めたものが
nikkichan zineなのです。


わたしは生活しているとき、とりとめのないなんだかよくわからない言葉がずっと頭に流れています。それを余すことなく一ヶ月分録音、つなげてみたら一本の詩みたいになった〜 というのがnikkichanzineのCDです 自分でも 自分がどうやってつくったのかわからないの  不思議

今回のZINEは3月〜4月の感情を記録しています。わたしにとってこの期間は怒涛でした。
avandonedに加入してアイドルを始めたり、上京して一人暮らしを始めたり、学校に入学したり、はじめて満員電車に揺られたり。そんな濃密すぎるむせちゃうくらいの生活を詰め込みました。わたしを支配していたものが大体さみしさだったので、さみしいという言葉が滅茶滅茶出てくる えへへ〜


なるたけ 言葉としての純度を高めたかったので、このポエトリーは、ことばを思いついた瞬間、生活の中のいろいろなところで録音しています。最寄りの電車のホームとか 部屋のキッチンとか 寝起きのベッドの上とか路上とか!よく聴くとその時間帯の生活がきこえるのよ

(この部屋でも録音した)

純度100パーセントの物体なんて全然ない世の中で唯一、唯一無二な純度は感情 です。だから いちばんやわらかくて、いちばんたいせつにしなきゃいけないものなの

わたしは言葉をかくのが好きで、執着していて、でもそれがなぜなのか自分でもぜんぜんわからなかったのだけど、最近やっと、感情を記録しておきたいから だ…ということに、ちょっぴり気づきました。

ほんとなのかわかんないし、18歳だからコロコロ変わっちゃうかもしれないけど!

そんな18歳と2ヶ月のわたしのことばの記録を、これまたちょっぴりだけ、ここにのせます


「 特急電車に乗った分 寿命が縮んでると思う 」
「沸き立つ湯気・薄くはるミルクの膜・生命500mlの牛乳ね 全然飲みきれなくてすてちゃった ごめんなさい あなたがいたら毎日フレンチトースト作ってあげるのにね マーマレードジャムとシナモンも添えるよ あ、そうそう わたしのこと好きでいてくれる人のこと 愛おし過ぎて シナモンシュガーちゃんって 心の中で呼んでるの にっきちゃんのお砂糖ちゃん ふふふ 変かな 」

「夜の公園は大人のものなの?」
  
「電車のつり革を今日が通り過ぎてゆく 今日だったはずの時間は その上に落ちて だんだん透明になっていった 赤信号の光だけがピカピカ光る さみしさ こんな真夜中に電車に乗っているなんて絶対に間違ってる 」

「こんなに朝に満たされていると 誰かの求めている平和を食べている気持ちになるね、朝日 君の部屋にも差し込んでいますか 」

あとはひみつ〜!はずかしい!

CDはわたしがこの文章たちを朗読しています (欲しくなりましたか?)


気になったらavandonedの物販へおいでませ!製本も わたしがきみのために全部愛込めて包んでるのよ

きいてソワソワしてね それではお待ちしております またね


にっき

#にっきちゃんの日記 #nikkichanzine  #avandoned #ZINE




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