濃厚接触者になりました（Day 11）

4/1（木）　Day 11

体温：36.7℃

4月、新年度の到来である。
しかし、蟄居中の私の身は何も変わることはない。

朝8時に起床し、8時30分よりリモートワークを始める。
メールには忙しく新年度の業務、話題に関する情報が行き交っている。
それをぼんやりと追い、必要なものにはリアクションを起こす。
ひとつ分かっているのは、来週月曜日の復帰日はどえらいことになる、ということだ。
正直、家に帰れるのかも心許ない。

11時頃ブランチ。
ご飯、納豆、豆腐、味噌汁、いちご。
大豆製品バンザイ。

昼に、ふと思い立って新型コロナの抗体検査について検索してみる。
すると、こんなサイトに行き当たった。

https://icheck.jp/

PCR検査、抗原検査、抗体検査のキットを郵送してくれるサービスらしい。
PCRは8,000円となかなかのお値段だが、抗体の有無を調べるキットは期間限定価格1,000円（送料別）とのことだ。
へえ、面白そう。
興味本位で一つ申し込んでみることにする。
午後3時までの申込みで即日発送というから迅速極まりない。

因みに「抗原検査」はウイルスが有するタンパク質（抗原）を検出する検査で、つまりは「今の」感染の有無を調べるもの、「抗体検査」は過去にウイルスに感染していたかを調べる検査だ。
まず罹った覚えはないので陰性（つまり、抗体なし）だろうとは思うのだが…

ところで、最近大阪の感染者数の多さが話題になっている。
ツイッターを見ていると、こんな呟きが目についた。
https://twitter.com/116_kkk/status/1376812904117280768?s=20

本当にそうなのだろうか。
気になって、少しデータを調べてみた。

大阪の昨日（3/31）の感染者数は599人。
検査数は13,185件（陽性率4.5%）とのことだった。
ソースは此方
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00376026/0331.pdf

翻って東京の昨日の感染者数は414人。
検査数は7,312件だ。
しかしこの検査数は前々日、3/30のものである。
ソース（感染者数）
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona1881.html
ソース（3/30検査数）
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/cards/number-of-tested/

東京都は、検査から結果が出るまでは3日程度要するとして、同日の感染者数と検査数を紐付けしていない（妥当な見解だと思う）。
では、３日前の検査数はというと、1,845件という驚くべき少なさなのである。
（正直、この数字は俄には信じがたく、何度も見たがやはり間違いないようである。
仮にこの検査数と3/31の感染者数をもって陽性率を計算すると、なんと約22.4％という驚異的な数字が導き出される。
幾らなんでも、と思うのだが…）

このデータが厳密に何を示唆しているのかは素人の私には分からないが、ひとつ言えることは東京のほうが現状は酷そうだ、ということだ。
先のツイッターの言うように東京が濃厚接触者の検査をほぼしていないとなると、相当数の感染蓋然性の高い人たちが検査を受けられず野放しになっていることになる。
私も東京に住んでいたならば、或いは検査を受けられなかったかもしれない。

私は従来、大阪維新に強い不信感を抱いており、今回の彼等の対新型コロナ対策に対しても非難を轟々と浴びせてきたが、上のようなデータを見て、これはひょっとして東京よりは「まし」なのではないだろうか…という気持ちになってきた。
勿論「まし」というレヴェルであり、理想的な姿とは程遠くはあるが。

昼間はなにかとばたばたしたので、今日の運動は夕刻のみとした。
筋トレ好きの「推し」を思い浮かべると負荷がかかる運動もサクサクとこなせるので、運動が苦手な諸氏は筋トレや運動好きの推しを作るとよいと思う。
因みに目下の私の推しは中国俳優、刘海宽さんである。

はあ、かっこいい。（末期）

夕飯は筍ごはん、若竹煮、ぶり大根、大根おろし。
まさに春来る、Spring has come なメニューだ。
私は酒飲みゆえ、夕飯に米の飯を食べることはまず無いが、豆ごはんと筍ごはんとなれば話は別である。
（話は逸れるが、同じく季節ものの炊き込みご飯である栗ご飯は苦手だ。とことん「甘いおかず」「甘いごはん」が不得手である）

そんなこんなで、食事だけで春を感じつつ、４月の最初の一日は終了した。
そういえばエイプリルフールじゃないか、ということに今気づいたが、今起きている現実自体が嘘みたいな気分ゆえ、わざわざ重ねて嘘をつく気にもならない。
何ならば、全て嘘であって欲しい。