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森永あい 『山田太郎ものがたり』

8月は彼岸の季節

「おねえちゃん!森永グリ子が死んじゃったって!」2019年8月2日のことであった。「森永グリ子」というのは「森永あい」先生が、同人活動をしていた時のペンネームである。丁度「鎧伝 サムライトルーパー」というジャンルが流行っていて、カルビーナビス子さんと「元祖やりなげ本舗」というサークルで参加されていた。ペンネームのつけ方が、秀逸である。「トウマの肝臓」「NIPPONNIA・NIPPON」「自画自賛」など、爆笑しながら読んだ覚えがある。

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残念ながら、これも手元に残っていない。ここの伸ちゃんが、いじわるで、とっても面白かったのだ。商業誌は「山田太郎物語」しか読んでいないのだが、まさにあのノリであった。というより、山田太郎物語が同人のノリであったといえよう。見かけたら、彼女の同人誌を買いなおしてしまうかもしれない。 

森永あい先生は、生年が不明となっている。だが、大学卒業年からいって、私と一緒の学年であろうと思う。明日は我が身である。職場で50代の脳外緊急OPが3件続いたりすると、流石に我が身にこたえる。皆様もお気をつけください。

「2020年の8月4日(私の誕生日)には明智抄先生が亡くなった。山口小夜子様は2007年の8月14日。澁澤龍彥様に至っては1987年の8月5日(なんと彼の誕生日は5月8日なので、数字が反転してます。流石!)にお亡くなりになっている。私の好きな人、気づくと、みんな8月に逝っている。今年もまた8月が来る。8月は、コミケの季節だ。

山田太郎物語

「山田太郎」というと、みなさんは誰を思い浮かべるだろうか?参議院議員の山田太郎氏か、はたまた野球マンガ『ドカベン』の山田太郎か(私はこれ!)。はたまた漫☆画太郎先生のm『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』だろうか。森永あい先生の『山田太郎物語』は、タイトルにずばりその名前が入っている。韓国や日本でドラマになったほどの作品である。ビンボーネタが身につまされるが、貧乏が楽しくなるような、そんな描き方なのである。「う○こ3本(たまるまで、トイレを流してはいけない)・・・心がささくれる・・・」。これなど潜在意識にすりこまれてしまったため、トイレで水を流す度にこの言葉がよぎっていく(私、トイレや排せつ関係好きですね。そんな事ばかり書いていることに気づきました)。しかし、「矢島」など、ネーミングセンスが本当に好き!

話変わるが、山田太郎のお母さんである「綾子」さんのキャラクターは最強だと思っている。旦那の妹がこのキャラである。親戚としては・・・・であるが、ある意味尊敬している。3人の子供の父親がみんな違うという強者ですが、とても幸せそうに見える。

以下WIKIより

「山田太郎ものがたりは『月刊Asuka』掲載、全15巻+番外編1巻、1995年 - 2000年)。『貧窮貴公子』として台湾でドラマ化された。F4の周渝民(主役・太郎)、朱孝天(父・和夫)出演。
2007年7月よりTBS系列でドラマ化された。ジャニーズ事務所の嵐のメンバー二宮和也が主役・太郎を、櫻井翔が太郎の親友・御村を演じる。」

あらすじ

容姿端麗、学力優秀、運動神経抜群の完璧人間だが、家が貧しいため貧乏生活に悩まされている山田太郎が、一癖も二癖もある周囲の人物に振り回されながらも愉快に人生を謳歌していく。

森永あい先生って?

1989年 - 1月、サークル「元祖やりなげ本舗」にて森永グリ子の名で同人誌デビュー。1993年12月まで参加。

1991年 - 4年制大学を卒業。
1993年 - 「月刊Asuka」にて「11年目の女神」でプロデビュー。
2001年 - 『山田太郎ものがたり』が、台湾でテレビドラマ化された。
2005年 - 『僕と彼女の×××』が映画化された。
2007年 - 『山田太郎ものがたり』が、日本でもTBS系列でテレビドラマ化された。
2019年 - 8月2日、早朝に体調を崩し死去[5]。同年8月9日に公表された(死因不明)。

同人誌
元祖やりなげ本舗『Lucky20』(鎧伝サムライトルーパー)1993年12月29日頒布。
元祖やりなげ本舗『THE GOLDEN CHILD』(鎧伝サムライトルーパー)1993年12月29日頒布。





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