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@イグニスター解説【2021年04月環境】

はじめに

今回、2021年5月2日に開催されました久留米CSにおいて7-0の成績で優勝することができた@イグニスターデッキについての解説をします。
同日での大会では3人が同型のデッキを持ち込み、全員がトップ8以上とこのデッキのパワーをひしひしと感じました。

今回は有料記事となっており、無料部分では@イグニスターデッキの解説および基本展開、有料部分では二ビルの上からワンキルに行く方法の説明をします。
また、@イグニスターデッキを使用しない人向けにも@イグニスターデッキへの誘発の当てどころや知っていれば得する小技の説明も有料部分で解説します。

@イグニスターデッキの特徴

@イグニスターデッキの長所としては
・豊富な1枚初動
・誘発受けの良さ
・素早いライフカット
の3点があげられます。

・豊富な1枚初動

 このデッキは俗に言う1枚初動デッキで、「アチチ」・「ピカリ」・「めぐりAi」の9枚に「サイバネットマイニング」を加えた11~12枚が初動札となっています。同じ1枚初動デッキで14~15枚初動札が入っているプランキッズには一歩数が及びませんが初手5枚で引く確率は80~85%と1枚初動デッキの中では高水準です。

・誘発受けの良さ

 基本的にどこに誘発を打たれても、撃つ側のほうが不利になります。環境に多く存在する「増殖するG」・「うらら」・「無限泡影」・「二ビル」について説明します。
①「増殖するG」
 先攻展開に撃たれる「増殖するG」に関しては「アチチ」・「ピカリ」の召喚が通っている時点で後続の確保ができているため、0~1ドローで止まって改めて次のターンに展開の機を伺うことができます。
 後攻時でもらう「増殖するG」に関しては、誘発を重ねて引かれる前にワンキルを狙っていきます。
②「うらら」「無限泡影」
 「ダークインファント」が主な打ちどころとなりますが、「ダークインファント」に貰っても「アチチ」・「ピカリ」が後続をサーチしているので@イグニスター側のアドバンテージ有利です。「アチチ」・「ピカリ」自体に誘発を当てても初動札が2枚あれば「ダークインファント」からの展開が通ってしまうのでこちらのリスクのほうが大きくなります。
③「二ビル」
 
先攻展開に貰う場合は他の誘発同様後続が準備できているので
前面に妨害を置くデッキではないので妨害数が減る心配もほぼありません。
 ワンキル時に貰う二ビルに関しては、貫通してワンキルできます。(有料部分で説明します。)

・素早いライフカット

後述する展開部分でも説明しますが、このデッキは1枚初動から8600のライフを取ることができます。1枚初動からワンキルまでたどり着けるというのは@イグニスター独自の利点です。

デッキレシピ

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サイドカードの採択としては基本好みでよいと思いますが私の場合は
先攻時:接触するGや次元障壁で1ターンだけ相手の展開を受け流す
後攻時:抹殺の指名者や羽根箒などワンキルを通しに行くカードを大量投入する
という前のめりなプランニングになっています。

注目カード

・「アチチ@イグニスター」
・「ピカリ@イグニスター」
・「めぐりーAiー」

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「アチチ」は直接「ピカリ」をサーチ、「ピカリ」は「めぐりAi」経由で「アチチ」をサーチと相互にサーチしあう関係になっています。循環の過程で後述する「ドヨン」や「Aiドリングボーン」に触りに行き、どんどんリンク数を増やしていきます。
・「ドヨン@イグニスター」

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召喚時に墓地からモンスター回収・リンク召喚時に墓地から魔法罠回収と1枚で3枚分のバリューがあるカードです。展開に「ドヨン」が絡むと盤面が増えているのに手札も増えて脳がバグります

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・「Aiドリング・ボーン」

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主に「ピカリ」で触り、リンク数を増やしたり、「増殖するG」で止まった際の後続として使用します。墓地効果で手札1枚と引き換えに墓地または除外ゾーンのAi魔法罠を回収する効果があり、「コズミックサイクロン」で除外された「イグニスターAiランドの」回収も可能です。

・「イグニスターAiランド」

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ターン1制限なしで手札から@イグニスターを特殊召喚できるフィールド魔法で、禁止カードの「血の代償」を彷彿とさせるパワーカードです。
墓地から自身をセットする効果もあり、破壊に対する疑似的な耐性がついているとともに「禁じられた一滴」でのコストにも使用しやすいです。

・「ダークインファント@イグニスター」

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@イグニスター界の「ストライカー・ドラゴン」。上記「イグニスターAiランド」をサーチします。②の効果は「ダークナイト@イグニスター」が入っていないこのデッキでは基本使用しません。

主な展開方法

・「アチチ」1枚(「ピカリ」でも同様の展開が可能)

①「アチチ」召喚、「アチチ」効果で「ピカリ」をサーチ

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②「アチチ」1体で「ダークインファント」をリンク召喚、「Aiランド」サーチ

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③「Aiランド」発動し、手札「ピカリ」特殊召喚、「ピカリ」効果で「めぐりAi」サーチ

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④「めぐりAi」発動し、「ドヨン」サーチ

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⑤「ダークインファント」と「ピカリ」で「スプラッシュメイジ」リンク召喚

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⑥「Aiランド」効果で「ドヨン」特殊召喚、墓地から「アチチ」回収

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~~~ここから分岐~~~~

分岐1:「トランスコード」+「ファイアウォール」+後続(「めぐりAi」)

⑦-1 「スプラッシュメイジ」と「ドヨン」で「トランスコード」リンク召喚、墓地から「めぐりAi」を回収 

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 ⑧-1「Aiランド」の効果で手札から「アチチ」を、「トランスコード」の効果で墓地から「スプラッシュメイジ」を特殊召喚、「スプラッシュメイジ」の効果で「ピカリ」特殊召喚

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補足:「スプラッシュメイジ」の効果をここで使うのがポイント。「トランスコード」前に使ってしまうとリンク数が1足りなくなってしまいます   

⑨-1「スプラッシュメイジ」と「ドヨン」(「アチチ」でも可)で「ヒートソウル」リンク召喚、効果で1枚ドロー

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 ⑩-1「ヒートソウル」と「アチチ(ドヨン)」で「ファイアウォールドラゴン」をリンク召喚

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補足:「トランスコード」と「アチチ」で「ファイアウォール」を作ることで「ヒートソウル」+「ファイアウォール」の盤面にすることもできます。(誘発を増やしたサイド後や伏せが充実していて守り切れると踏んだ場合はこちらにすることもあります。)
「トランスコード」との相互リンク状態をキープすることで「ファイアウォール」に対する「無限泡影」や「十二獣ドランシア」、「精神操作」などの対象を取る効果への対策になります。
分岐2:「アクセスコード」(攻撃力4300)2回攻撃パターン

⑥の盤面から

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⑦-2「スプラッシュメイジ」効果で墓地から「ピカリ」特殊召喚

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⑧-2「ドヨン」と「ピカリ」で「アップデートジャマー」リンク召喚、「ドヨン」効果で墓地から「めぐりAi」回収

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⑨-2「アクセスコード」リンク召喚、チェーン1「アップデートジャマー」で2回攻撃付与、チェーン2「トランスコード」効果で打点上昇

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・二ビルケアワンキル展開

条件:「アチチ」「ピカリ」「ドヨン」「めぐりAi」のうち2種類または、「アチチ」「ピカリ」+「Aiドリングボーン」

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