YCSJ 攻略ガイド

みなさんこんにちは。
いよいよYCSJまであと2週間を切りました。


みなさん持ち込むデッキは決まりましたか?
もう決心がついている人にも、そうでない人にも、
少しでもデッキ選択の助けになればいいなと思い、
この記事を書きました。

メインの部分はもちろん無料で、投げ銭していただいた方にはお礼として自分がYCSJトライアルに持ち込んだデッキ(かなり自信をもっておススメできます(笑))の解説をお見せします!


ルールのおさらい

まずは普通の公認大会とYCSJのルールの違いについてざっとさらっておきましょう(俺はルールについて予習済みだぜ!って方はここは飛ばしても大丈夫です)

予選
1デュエル戦(スイスドロー7回戦)
制限時間1デュエル25分
ダブルエリミネーション形式(2敗した時点で敗退)となります。
決勝
1デュエル戦(トーナメント6回戦 [64名] )
制限時間1デュエル25分

【大会ルール】
C.制限時間
大会では、1デュエルの制限時間を25分とする。

<中略>
スイスドロー方式(予選)
【判定1】制限時間中に、デュエルの結果が引き分けとなった場合
そのデュエルは「引き分け」とする。(両者敗北扱い)
【判定2】制限時間25分を過ぎた時点で、以下の手順に従ってデュエルの勝敗判定を行う。
制限時間が終了した時点で勝敗が決していない場合、そのデュエルは「引き分け」とする。(両者敗北扱い)

YCSJ公式サイトからの引用
(https://www.yugioh-card.com/japan/event/ycsj/tokyo2019/)

まぁ長々と書いてあるけども要点は3つだけ
・1本勝負のシングル戦
・制限時間25分が経過すると引き分け(両者敗北)
・(引き分け含め)2回敗北すると強制ドロップ
ですね。特に両者敗北というのは後の説明にもちらっと登場するオポーネントという概念上不利になってしまうので特に避けたいです。
というか、自分が劣勢で引き分けるぐらいなら潔く負けを認めてしまったほうが予選突破の確率は高くなることは覚えておいたほうがいいでしょう。

・オポーネントって?
オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ(OMW%)の略
ようは、同数勝利者が複数出たときにそのなかで順位付けをする場合、
対戦相手の勝率が高いほう(より勝っている相手と対戦している方)の順位を上にしましょうという計算方法です。
google検索するとより詳しく出てきますので知りたい方は是非。
例えば1回戦目で自分が負けた場合、1回戦終了時点でのOMW%は100%ですが、引き分けの場合は(引き分けと負けは同価値なので)0%になるので、1回戦目引き分けの人より負けの人のほうがポイントが高くなります。

で、本題のデッキ選択ですが

デッキ選択の上での前提条件
遊戯王というのは10000種類ものカードをほぼ全部使える自由度が非常に高いゲームです。なので、「勝ちやすいデッキ」はあれど「正解のデッキ」は存在せず、またデュエリストフェスティバルの文字通り「お祭り」ということもあって自分の好きなデッキを持ち込む人も多く、「全体的な環境読みは難しい」と言えます。
なので、私は前提として、「お祭りなんだし自分の大好きなデッキがあるならそれ持ち込んでもいいんじゃない?」と思っています。
ですが、「せっかく出るんだから勝ちたい!!!!」と思う人がいるのも当然です。ここから先はそういう方々に向けて書いています。

YCSJで強いデッキの3大条件とは?

1.わかりやすい必勝パターンがある(回すのが簡単)
 「わかりやすい」ってところが特に重要で、1日に何試合も続けてるとたまによく見たら展開できる初手でも頭の中が真っ白になってしまう時があります。先攻展開をするにしてもそのあとのやり取りを続けるにしてもできるだけ脳のリソースは消費しないよう、先攻展開なら先攻展開、後攻ワンキルなら後攻ワンキルと一つに決めた必勝パターンに向かって駆け抜けられるデッキや強烈な置物モンスターがいてそれを維持するだけで勝ててしまうデッキがおススメです。

2.できるだけはやく勝負が終わる(相手にターンを渡さない)
 
これはターンのやり取りを減らすことで頭を疲れさせないという意図もありますが、遅いデッキだと同型対決になった場合時間切れしやすい、という理由で持ち込み損になる恐れが高いです。

3.初動が安定している
 
いくらダブルエリミネーション(1敗は許されている)とはいえ、参加人数3000人のTOP64しか決勝トーナメントに残れないと考えると決勝トーナメントに上がりたければ全勝がほぼ必須だと考えていいでしょう。裏を返せば1回の事故も許されないということなので、初動札が多いデッキを持ち込むべきです

マッチ戦(大型非公認大会)の環境とYCSJの違い

前置きしておきますが、大型非公認大会で結果を残しているアーキタイプがそのままYCSJでも勝ち残れるとは限りません!
去年のYCSJは2018年10月に東京・大阪の2か所で開催されました。当時は【剛鬼】・【オルターガイスト】・【閃刀姫】などのデッキが優勝するだろうと予想されていましたが、実際に優勝したのは【サイバードラゴン】や【閃刀トリックスター】でした
 参照先:YCSJ2018公式サイト https://www.yugioh-card.com/japan/event/ycsj/

大型非公認大会(いわゆるCS)のようなマッチ戦の大会よりも様々なデッキにワンチャンスある環境だと言えますね。


筆者おススメのデッキ


・サンダードラゴン

画像1

 言うまでもなく「超雷竜ーサンダードラゴン」のサーチ封じが環境に及ぼす影響は大きく、並みのファンデッキは「超雷竜ーサンダードラゴン」1枚で沈黙してしまいます。「超雷竜が刺さる」かどうかはデッキ選択における大きな要素になるでしょう。高打点モンスターが多くライフカットが早い点、手札誘発に対してある程度ケアができる点も評価高いです。ただし、ミラーは先攻超雷ゲーなので、ある程度じゃんけんに勝てる運、ミラーを引かない運も必要です。

・真竜

画像2

 高打点モンスターを並べながら同時に除去もできてしまうのでこちらもファンデッカー殺しです。増殖するGなどの特殊召喚メタを腐らせられることと、除去と召喚とドローを同時にしてくるので、後攻でも強く、回り始めたら一方的にマウントが取れることも魅力です。超雷竜は厳しいですが、大捕り物やスキルドレインを無理なく採用できるので構築面で対策可能です。先攻展開の練習をしなくても回せる上に安価なので初心者に特におすすめです。

・オルフェゴール

画像3

 先攻はクリマクス霧剣で制圧、後攻ならディンギルスで強引に場を開けてソード絡めたワンキルと先後両方で強く、なおかつ超雷竜も効かないので個人的に評価しているデッキです。ただしデッキの性質上墓地メタや特殊召喚メタには弱いので対策している相手には脆いという一面もあります。

・エンディミオン

画像4

 「魔導獣キングジャッカル」・「創聖魔導王エンディミオン」など、高打点モンスターがそのまま妨害になる点、ペンデュラムデッキという特性上、多段展開が可能である点で先攻では無類の強さを発揮します。ただし、先攻超雷竜はかなり厳しいので構築から【サンダードラゴン】に寄せるなどの工夫は必要でしょう。

 その他召喚獣や転生炎獣などほかにも強いと思われるデッキはたくさんありますが、特に4つを上げさせていただきました。これらの共通点としては「メインアタッカーの打点が高く短期決着が狙える」ところで、勝ちを狙うデッキ選択をするならかなり重要な要素だと思っています。

おわりに

ここまでで勝ちきるためのデッキ選択で重要視するべき要素として
 ・デッキとしての安定感がある
 ・プレイ難易度が低い
 ・高打点モンスターが多く短期決戦が望める
の3つを挙げてきました。
3000人の参加する大会、どのようなデッキが勝ち残るのか今から楽しみですね。
ブログの感想などtwitter→@anohito_YPまでいただけると幸いです。

また、投げ銭していただいた方にはささやかですがお礼として私がYCSJトライアルに持ち込んだ
 ・高打点モンスター擁する
 ・先攻展開のパターンがある程度決まっていて簡単
 ・ドローソースが多く事故が少ない
 ・超雷竜が刺さらない
デッキの解説をしますので、そちらに興味ある方は是非お願いします。

有料部分は以下の記事と内容は同じです。ご購入いただいてる方はご注意ください。

ここから先は

2,920字 / 2画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?