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七夕の叶わない願い事

七夕といえば、織姫と彦星が年に一回会える日。そして人々は短冊に願い事を書き、笹に吊るす。

 私は小さい頃から願っていることはあるが、それを周りの人が見る場所には吊るせない。かといって他に何か願いもないので、いつも「平和に過ごせますように」とか「安全第一」とかそういうことを願う。

 本当の私の幼い頃からの願いは

お母さんとお父さんと私達姉妹の家族4人でなんとない日常をおくれる日が来ますように。

これは絶対に叶わない願いと知っているが、20歳になった今でも願い続けている。

私の両親は自分が4歳の頃に離婚し、父子家庭になった。それから節目節目に母と会うことはあったが、その日の内に解散してしまい寂しい気持ちになった。

成長してく内に、会える頻度も少なくなり今では一年に一回会えるか会えないかになって、ここ三年ほど会えていない。もちろん母の人生もあるから、気軽に会いたいなんて言えない。

もちろん父には男手一つで姉と私を育ててくれたのは感謝している。

しかし、七夕くらいは胸の中で願わせてほしい。

今年は一度でも、数分でも良いから母に会えますように。


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