ヒュージリーダーズの波に乗れ!今すぐ

はじめに

ヒュージリーダーズという非公式フォーマットをご存知だろうか?

このフォーマットはっきりいって、カジュアルでめちゃくちゃおもしろい!

まず、3拍子そろっている。それは

はやい、安い、手軽!

展開がはやく、カードは安い、そして、手軽に遊べて手軽にデッキが組めるのだ。

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参加プレイヤーを小学生ぐらいの気持ちに戻す素晴らしいフォーマット。1発1発の呪文が派手で、ウォー!ワーッ!って感じで毎度盛り上がれる楽しいゲームなのだ。

ただ、非公式フォーマットとあってまだまだ、プレイヤー人口が少ないのがこのフォーマットの問題点だ。

というワケで、少しでもプレイヤー人口が増える助けになればと思い今回これを書いた。

ヒュージリーダーズのルール

簡単に説明すると点数で見たマナコスが5以上のカードだけで、構成された50枚の統率者戦といえばわかりやすいだろう。

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普段使わないような、重いカードが非常に輝くフォーマットで、それぞれのプレイヤーのアクションも派手でなかなかおもしろい。

詳しいルールは、こちら

禁止カードなども、基本的には統率者での禁止カードに加え、追加ターンのカードや一部のカードのみが禁止となっている。

詳しくは、ヒュージリーダーズ禁止カードリスト

このフォーマット、非公式ながら、なかなかに面白いルールが適用されている。

それは、《荒地》が4枚統率者領域にはじめから、用意されている点だ。

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5マナ以上のカードしか入っていない特性上、土地が5マナ出せる状態にならなければゲームが開始されてないため、このような措置をしているのだ。

この《荒地》は戦場をはなれた際にも、統率者領域に戻すことができ、統率者税なしで、使用できる。

じゃー序盤は土地を置くだけなのか?序盤意味ある?

いや、序盤が非常にアツい。

このフォーマットでは、土地を5マナ以上に誰よりも、はやく到達することが大きな意味を持つ。

なぜなら、自分だけ追加ターンを得たような効果をもつためだ。全員が3マナのところ、自分だけが5マナに到達していた場合、その優位性は2ターン産まれる。

そのため、2マナランドが非常に強力だ。

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また、点数で見たマナコストが5以上というところがミソで、分割カードやモードのあるカードを選べば序盤から動くことも可能だ。

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加えて、すべてのデッキにおいて、《溺墓の寺院》をマナ加速として使用することが可能となる。1ターン目に統率者領域の《荒地》をセットすることで、エンドに手札が8枚となり、《溺墓の寺院》をディスカードできるのだ。

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このカードはヒュージリーダーズの顔といえるカードだろう。

実際にプレイしてみてどうなの?

はっきりと宣言しよう!めちゃくちゃおもしろい!

マジックの中で最もカジュアルなフォーマットだ!

というのも、5マナ以上のカードが主戦力となるので、自分の余っているカードで適当に組んでもある程度デッキになるのだ。

その理由は、個々のカードパワーが高いためだ。

1ターンにほぼ、1アクションしかできないので、コンボを決めることも難しく、1人1人のターンが短いので、すぐに自分のターンが回ってくる。

また、ライフが25点なので、ゲームが決まるのも早いのが特徴だ。

ゲーム中の優位性が1枚のカードで変わりまくるので、多人数特有のヘイト管理なんかも、ほぼ存在しない。

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簡単にいえば、それぞれが裸一貫でフルスイングのパンチを打ち合うのがこのフォーマットだ!

『カルドハイム』が与える影響

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『カルドハイム』の発売で、ヒュージ界に激震が走った。

それは予顕の登場だ。2マナを払って序盤に仕込むことで、5マナ以下でプレイすることが可能なのだ。

このフォーマットにおいて、それは相手よりも早くクリーチャーを展開したり、1ターンに2アクションできるなど、非常に有用なのだ。

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また、統率者同様、白のカードが弱かったのだが、今回疑似的な低コストのランパン(マナ加速)も増えたのも大きい。

ヒュージでの強いカードたち

このフォーマットの最も面白いところは、まだ探求されていない点が多く、デッキ構築が簡単な点だ。

まだ見ぬ強いデッキや、コンボもあるだろう。

しかし、何もアドバイスの無い中デッキを作るのも難しいと思うので、ここならではの強いカードたちを少し紹介しよう。

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続唱はとにかく強い!なんたって、続くカードは5マナ以上なのだ、弱いわけがない!1ターンに2アクションが基本的に取れないのでこの効果はもれなく強い。

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ヒュージ界のマナドレインがこれだ!これが決まればゲームが決まってしまうぐらいは強力なカードといえる。マナドレインの1/100ぐらいの値段なのも素晴らしい点だ。

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このフォーマット、踏み倒しがとにかく強いのだ。エターリが殴って全員の呪文がめくれたのならば、それは20マナ以上の踏み倒しということになる。

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相手にパーマネントを奪われることが多いので、このカードはかなりのいぶし銀、コントロール奪取許さないマン!

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ディスカードが容易なので、このカードもかなり使いやすい。

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クソでかエンチャントは強い!活躍できなかった不遇なクソ派手エンチャントを盤面にたたきつけるのも、このフォーマットの魅力だ!

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ヒュージ最強の壁と名高い、喧嘩屋ゴブリン。全体除去で生き残り安いのも非常に強いポイントだ!

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このクリーチャーが戦場に出たとき、それは誰かが死す時だ。一時的とはいえ、奪うクリーチャーも強く、フォーマットの特性上、複数のクリーチャーが並ぶことが少なく、一撃必殺のクリーチャーだ。

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私たちは、あまりに引き殺すので、このクリーチャーを愛称を込めてAトレインと呼んでいる。

まだまだ未開の地であるフォーマット

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このフォーマットは、まだまだ未開である。

隠されたコンボや、強い統率者が沢山隠れているだろう。

それを発見するのは君かもしれない。

オススメは、カードをこのために買うのではなく、今まで持っているコレクションから、何となくデッキを作って参戦するのが気軽で始めやすいだろう。

なんたって、デッキは統率者を含め50枚だ。土地が16~18枚なので、アッという間にデッキは完成するだろう。

そして、ただ、ド派手なカードたちをぶつけ合えばいい。

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そこには、トンボを純粋に追いかけて楽しめた、あの頃と同じような楽しさがあるのだから。






このフォーマットの問題点

ヨーグモスの息子、ケリク

最後に少しだけ、問題点も定義しておこう。

まだ、未熟なフォーマットであるが故に、あまりにも強すぎるジェネラルが存在する。

それは、《ヨーグモスの息子、ケリク》だ。

このカードは、その能力ゆえ、あまりにもこのフォーマットでは強すぎるのだ。

マナブーストできる土地を大量に詰め込むことで高確率で2~3ターン目に着地してしまう。

そして、サーチの多い黒なので、コンボが一瞬で決まってしまってゲームを終了させてしまうのだ。

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対抗札は、《意志の力》しか存在しない。だが、そうなれば、《意志の力》を唱えた側が負ける確率があがり、ケリク側のプレイヤーも立て直しが効きにくく悲しみを生むことになる。

ただ、個人的にはこの《ヨーグモスの息子、ケリク》は、非常に面白いカードなので、統率者に設定しないのなら、使用しても楽しめるカードだと考えている。

誰かと、このゲームを楽しみたいなら、《ヨーグモスの息子、ケリク》を統率者にするのはオススメしない。

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また、《袖の下》があまりにも強力するぎると思われる。

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《家路》や《不和のトロスターニ》があるとはいえ、あまりに早期にゲームを完結させてしまうパワーが《袖の下》にはある。

例え、コントローラーの元にカードが帰ったとしても、《袖の下》で登場したクリーチャーはゲームを終えてしまうのだ。

《袖の下》がゲーム全体をコントロールすることになってしまう。5マナという、この環境最低コストのカードがそれを定義してしまうことに私は少し疑問を感じている。

っと、まぁ最後にいろいろ書いたが、問題点は、この程度だ。普通のデッキ同士であれば、たとえオリジナルデッキだろうが、何もできないまま負けるっていうことは非常に少なくなる。

統率者で問題視されているデッキレベルなんてものも、このフォーマットでは、(ほぼ)存在しない。

使いたくても使えなかったおもろいカードをぶつけ合うのが、このフォーマットの本質だ。

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思い思いのクソデカカードで殴り合いを楽しめ!!

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