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雨降ってはじめて気づく、水溜まりができる場所

皆さん、こんにちは。あんにゅいです。
今日、私の住む町では久しぶりに雨が降りました。

お気に入りの赤い傘をさして、てくてくと最寄り駅まで歩きました。雨の日の通勤は嫌いじゃありません。パラパラ、と雨粒が傘を打つ音と、水気を含んだ風が好きなんです。どれだけ慎重に歩いても、パンプスが濡れるのは億劫ですがね……。

最寄り駅まであと数分というとき、おや、と足を止めました。
ちょうど赤信号になった横断歩道の手前――直径1メートルほどの、浅い水溜まりがあったのです。
前はなかったような……いや、今日は雨量が多いから、ここにも水溜まりができたのか?

水溜まりができるということは、そこの地面は、多少なりとも凹んでいるということ……雨が降って、初めてそれに気づく……

などと、当たり前のことを考えながら出勤したわけです。
しかしお昼休憩になっても、何かが引っかかります。
うーん、何だこれ。
この感覚、前にもどこかで味わったような……。
しかも、とても身近なところで……。

はっ( ゚д゚)!!  おにぎりを咀嚼していた口が止まりました。

病んだときだ……!

大雨が降ってはじめて、地面がえぐれている場所を知る。

心の凹んでいる箇所なんて、自分では案外わからないものです。普通に生活していれば、気づかないで済んだかもしれない。

それが、気持ちが水浸しになるようなことが起こってはじめて、本当の自分が見えてきたり……。

仕事を終えて外に出ると、雨はもう止んでいました。
たたんだ傘を手に、横断歩道の前で足を止めます。
あの場所にはまだ水溜まりがありました。
そっ、と覗いてみると、「ソッ…|д゚)」という顔をした自分と目が合います。

雨上がり限定とはいえ、やはり突然の鏡は憂鬱です。
仕事終わりのOLなんて般若よりひどい顔してますからね。
ハイボール飲も。唐揚げも……。

では皆さん、次回の投稿まで(/・ω・)/


                        あんにゅい


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