見出し画像

Unity1週間ゲームジャムに初参加した話

Unityでゲームを作っているAnnulus Gamesです。

今回、初めてUnity1週間ゲームジャムに参加しました。
いや〜、なかなか大変でした。全部を1週間でやろうとするのはきついです。
素材くらいは揃えておけばよかったと反省しております。
とりあえず、まずはこの1週間を振り返ってみます。


作成したゲーム


1日目

とりあえず色々なアイデアを出しつつ、何を作るか考える。

・ドアを「あける」
・穴を「あける」
・金庫を「あける」
・年が「あける」

そして、それらからどんなゲームができるかを考え、その結果
「金庫を開けるゲームにしよう!」と決めました。
ドット絵を描き始め、プロジェクトを立ち上げて3、4時間くらい作りました。しかし......



「ん?........................」



「パソコンが.........止まった......だと?」


なんということでしょう。パソコンがフリーズし、強制終了せざるを得ない状態に。
この日は心が折れたので中断。おやすみなさい。


2日目

さあ2日目。かろうじていくつかのデータが残っていたものの、ほぼ振り出しなことには変わらず。


ドット絵は、Asepriteのファイルは消えたがpng形式でエクスポートしたものは残っていたのでそこから復元。
C#ファイルはVisual Studioから復元。

そんなことをやっているうちに、色々考えたのです。
作業量を吟味しつつ、出した結論は

「やっぱ別のゲームにしよう。」

というわけで企画変更。ドット絵はそのまま、ゲーム性を変更することに。


そして思いついたのが、「ホットライン・マイアミ風の2Dアクション」です。
過去に似たようなプロジェクトがあったので、ソースコードの大半はそこから流用しています。

シーン上にスプライトを配置しただけでこの日の作業は終了。


3日目

3日目からは、本気でゲームを作り始めます。
まずは過去のソースコードを手直ししつつ、動くものを作ることに。

カメラの移動は、Cinemachineを利用することに。
ノーコーディングで使えるので非常に強力です。

そして、(ほとんど使ったことがない)2Dライトを導入。
ただでさえ時間ないのに、よくこんなことする気になったな...

効果音は、効果音ラボ様の素材を使用させていただきました。

それなりに動くものができたので、この日の作業はここまで。


4日目

4日目の進捗は、下のツイートが全てなのでそちらを見てください。

この時の曲はかずち様の「Being A Spider」を当てていたのですが、後になって変更しました。

5日目

ここまでの段階で、大体の骨組みは出来上がっていたので、ここからはステージを作る作業に。

1つのステージに難所をいくつか用意し、パズル的にクリアさせるというデザインの方法は、ホットライン・マイアミの開発者の方がインタビューで語っていたので、参考にしつつ作ってみました。

カメラのエフェクトはテラシュールブログ様の「FadeCamera2、ルール画像にはFor You様の画像を使用させていただきました。


6日目

6日目になり開発もラストスパート.........のはずが、ここにきて急に

「会話イベント的なの欲しくない?」

という天からのお告げが降ってきてしまったのです。
熟考した末に、とりあえず作ってみようということに。

なんかそれっぽくなったので採用。
急遽イベントシーンを挟むことに決定いたしました。
本当に終わるのかという疑問はありつつも、この日はここで終了。


7日目

ついに最終日。まだステージもイベントもタイトル画面も作り終わっていないという状況の中、作業を再開。

スクリーンショット 2020-12-28 12.08.22

ステージは残すところ4ステージ程度だったので、午前中に終了。
2日で14ステージ作りました。

曲は最終的に、shimtone様の「サイクル・マシーン」を使用させていただきました。


スクリーンショット 2020-12-28 12.10.11

イベントは、簡易的に書いたコードをそのまま使用。
途中で動かなかった時は焦りましたが、なんとか完成。

曲は、かずち様の「闇取引」を使用させていただきました。


スクリーンショット 2020-12-28 12.11.37

そしてタイトル画面。30分くらいで作りました。
ところどころ雑な気がしますが、まあ気にしないでおきましょう

というわけで完成しました。アップロードした後にいくつか修正を加えましたが、動くものが出来上がっただけ良しということで。


作業時間

作業時間は、30〜40時間くらいでしょうか。
アクシデントはあったものの、6日くらいはしっかり使えた感じです。


反省点

・ソースコードがとにかく汚い
設計の見直しを行う余裕がなく、完成させるだけで手一杯だったため、非常に汚いソースコードが出来上がってしまいました。
特に経路探索。Navmeshを使うことも考えたのですが、結局はずいぶん前に書いたものをそのまま使っています。そのせいで壁に引っかかったり、こんなことが起きることも...

・明らかな準備不足
今回初参加ということもあって、様々な点で準備が足りなかったというのを痛感しています。
特に、ソースコードの設計をしっかり考えておかなかったのは、後々になって響きました。

・難易度が高すぎる
少しずつ難易度を上げていく形にしていったつもりなのですが、完成後にしばらくしてプレイしてみたら、Chapter2の難易度が高すぎる気がしました。
この辺りは何度もテストプレイを重ねなければいけない所なので、短時間での調整は難しいです。
そういった点で、死にゲーはゲームジャムに不向きかもしれません。


おわりに

ゲームジャムに参加すること自体が初めてだったのですが、時間内に作品を完成させることができました。
しかし、改めて振り返ってみると「こうすればよかった」という点が色々と見つかり、そういった意味でも、今回のUnity1週間ゲームジャムは非常に勉強になったと思います。
今回学んだことを生かして、これからもゲーム開発を続けていきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?