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高千穂神社@宮崎

宮崎県高千穂に有る約1900年前の垂仁天皇時代に創建された高千穂神社。
高千穂郷八十八社の総社です。

宮崎県高千穂町にある高千穂神社は、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)や木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメ)をはじめとした高千穂皇神(タカチホスメガミ)と称される神様六柱及び、十社大明神(ジュッシャダイミョウジン)と呼ばれる10柱の神様など、日本神話の中で重要な役割を果たした神々を祀る神社です。

それにしても、高千穂には多くの神社があることに驚きです。
天照大御神がお隠れになった天の岩戸のある場所なので、生ざまな神様とのご縁がある場所に間違いはないでしょうが・・・

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さて、
立派な鳥居をくぐった途端、神聖な空気に包まれます。
写真撮影した当日は天気が良く、御光が射していました。

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木々に囲まれた参道には、昼間も灯籠に火が灯っていました。
手水舎を過ぎ、階段を上がるとそこに境内が現れ、前面に厳かな神殿が待ち構えていました。

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御神殿
高千穂郷八十八社の総社だけあり、立派な社殿です。
現在の社殿は1776年に再建されたもので、五間社流造(ごけんしゃながれづくり)と呼ばれる、屋根が「への字」型に大きく湾曲し、前方へ向けて突き出たような形状の建築様式で、九州を代表する社殿だそうです。

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千木は、外削ぎ。鰹木は、九本。
まさしく、御神体は男神ということになります。

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千木の形と鰹木の数についての豆知識。
 千木の先端の削ぎ(殺ぎ)方には、外削(外殺:そとそぎ)と内削(内殺:うちそぎ)があります。
外削は先端を垂直に切るもので、伊勢神宮外宮正殿に使われているため外削と呼ばれます。内削は先端を水平に切るもので伊勢神宮内宮正殿に使われています。
伊勢神宮外宮は豊受大神(トヨウケノオオカミ)なのに男神とされ、内宮は天照大御神なので女神となっています。
一般に、外削は男神に使われる男千木(おちぎ)、内削は女神に使われる女千木(めちぎ)という説が広まっていますが、これは俗説だそうです。
多数の神社では、男神、女神にかかわらず外削が使われているそうです。
同様に鰹木の数が偶数なら女神、奇数なら男神を祀るというのも俗説だそうです。
平安時代には、鰹木は、大社8本、中社6本、小社4本という定めがあったのですが、その定めはいつの間にか無くなったとのことです。
ちなみに、伊勢神宮内宮が10本、出雲大社は3本、春日大社は2本です。

でも、神社本庁の神社検定テキストには、千木や鰹木の形や数について書いてあるので、あながち間違ってないと思います。
また、各神社をめぐり本殿の千木や鰹木を見てまわるのは、神社巡りの楽しみの一つです。


夫婦杉(めおとすぎ)
2本の杉の幹がつながった「夫婦杉」と呼ばれる巨樹があり、この杉の周りを夫婦、恋人、友達と手をつないで3回まわると縁結び、家内安全、子孫繁栄の3つの願いがかなうと言われています。
参拝した日も多くの人が、夫婦杉のパワーを頂いていました。

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十社大明神を祀る二之御殿(高千穂宮)
高千穂神社は、一之御殿と二之御殿があります。
一之御殿は、高千穂皇神と称される神様六柱をお祀りしています。
二之御殿では、十社大明神と称して十柱の神々をお祀りしています。
十社大明神は、神武天皇の皇兄である三毛入野命(ミケヌノミコト)とその妻子神九柱の総称です。

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高千穂神社の社殿横には、三毛入野命が、荒ぶる神である「鬼八(きはち)」を退治したという伝説をもとにつくられた脇障子があります。
よく見ると左手には鬼の手をつかんでいて、足で鬼八を踏みつけている様子がわかります。

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高千穂に欠かせない伝統行事が夜神楽(よかぐら)です。夕方から翌朝にかけて、徹夜で夜神楽三十三番を奉納する神事です。
岩戸神話にちなんだ舞が奉納されるのが、高千穂の夜神楽の特徴で、手力男命(タヂカラオノミコト)が岩戸を投げ飛ばす「戸取(ととり)」は、一番の見せ場です。
高千穂神社神楽殿で毎晩8時から高千穂神楽が公開されています。
本格的な夜神楽を1時間にまとめ、町内各地の神楽保存会が持ち回りで休まず披露しているそうで、高千穂に行った際は是非見てほしいです。

まだまだ、高千穂周辺には様々な神話があるようなので、もう少し探検してみます。



御朱印

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高千穂神社では、槵觸(くしふる)神社の御朱印もいただけます。
当地の信仰の中心、高千穂神社は瓊瓊杵命以下5世代の神々を祀り、この神話と縁が深く、槵觸神社は降臨の山そのものを祀っている。
瓊瓊杵尊の天降り神話として、古事記に「筑紫の日向の高千穂の久士布流多気に天降ります」とあり、古くは「くしふる峰」をご神体としてお祀りしていました。

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御祭神
高千穂皇神(タカチホスメガミ)
 ・瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
 ・木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコ) (瓊瓊杵尊のお后)
 ・彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)   (御子神)
 ・豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)     (御子神のお后)
 ・鵜鵝草葦不合尊(ウカヤフキアエズノミコト)(御孫神)
 ・玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)     (御孫神のお后)

十社大明神(ジュッシャダイミョウジン)
 ・三毛入野命(ミケヌノミコト)(瓊瓊杵尊の御曽孫神、神武天皇の兄)
 ・鵜目姫命(ウノメヒメノミコト)など

御利益
縁結び・夫婦円満・諸願成就・農産業・厄祓

御由緒
御祭神は、上古高千穂皇神と申し上げ別名十社大明神という神号で親しまれています。十一代垂仁天皇の御代の御創建で、六国史にも掲載されている国史見在社です。天慶年間には高千穂十八郷八十八社の総社として、特に往昔、武神、農産業、厄払い、縁結びの神として広く信仰を集め、鎌倉幕府をひらいた源頼朝は、畠山重忠を代参として天下泰平の祈願をし、皇室発祥の聖地に対する尊皇のまことを表しました。

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神社: 高千穂神社
住所: 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037

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