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小倉で最古の歴史を誇る蒲生八幡神社

厄除けの神様として小倉で最古の歴史を誇る神社
蒲生八幡神社(かもうはちまんじんじゃ)は、小倉南区に鎮座する神社で、豊前宇佐八幡宮の分霊を祀る神社として創建され、藩主の祈願社の一つとしても知られています。
現在も広い範囲に氏子をもち、厄除けの神様として信仰を集める古い歴史をもつ神社です。

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絵馬の文字が逆向き?

そもそも絵馬とは、どのような意味があるのか?これは奈良時代から伝わる神馬(しんめ)という行事から伝わっていて、神様にお願い事をする時に馬を奉納してことからこの奉納する馬の事を神馬と言います。
しかし一般の人が毎年馬を奉納する事は出来ないので、生きた馬の代わりに紙に書いた馬の絵を奉納するようになったのが絵馬の由来です。
絵馬は神様にお願い事をする時に神様にまず馬を贈って、その見返りとしてお願い事を叶えてもらうっという意味なのです。

さて、蒲生八幡の絵馬には、「厄」の文字が逆さま書かれているのは、逆さまにすることで「厄を落とす」と言うことから出来ているそうです。
蒲生八幡が厄除けの神様だからこその絵馬なのです。
ちなみに、拝殿の天井には孔雀の絵が描かれています。寺院では龍が書かれていることがありますが、神社の天井画は珍しいので、行かれた際には覗いてみてください。

蒲生八幡_天井絵


さてさて蒲生八幡神社は、
小倉南区の蒲生にあり、八幡神社らしく朱色の大きな鳥居が目印で、趣のある石段を登った先に御神殿があります。

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本殿、幣殿(へいでん)、拝殿が独立した造りになっており、市内でも最古級の神社建築と認められています。
平成23年12月に北九州市の有形文化財として登録されています。
八幡神社であれば、朱色の御神殿を想像するのですが、ここは違います。

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境内には、いくつかの説明する立札があり、とても参考になります。
その一つが、「八幡さんについて」です。

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もう一つが、破魔矢、熊手、土鈴についてです。

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境内を探すと色々なことを学べます。

御祭神
 主祭神
  品陀和気命(応神天皇)
  神功皇后
  宗像三女神
 祭神
  細川幽斎(細川忠興の父)
  細川忠興 等


御由緒
蒲生村虹山(巣山)の峯に多紀理比売命・多岐都比売命・市寸島比売命の三神(宗像三神)が天降り、「我、永く此地を守らん」と告げる。そこで、里人は紫の池の辺に多紀理比売命を祀り、虹山の山頂に多岐都比売命を祀り(蒲生宮)、紫の池の北に市寸島比売命を祀った。後に、蒲生宮に応神天皇・神功皇后を祀り、蒲生八幡宮となりました。
壇ノ浦の戦いで平氏が敗戦。安徳帝は入水し、三種の神器も海中に沈む。源頼朝は蒲生八幡宮に神器発見・安全を祈願したのち海に入り、鏡と勾玉を網に得ることができ、蒲生の神々の御神徳によるものとし、一郡すべてを神社に寄進したとされています。



御朱印

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ポスター

A0_蒲生八幡_verCS5



神社: 蒲生八幡神社
住所: 福岡県北九州市小倉南区蒲生5-6




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