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新しいマガジンを始めるにあたり

50歳を過ぎてからの新しい趣味が、神社巡りになった。

北九州市の主宰する「生涯現役夢追塾」と言う生涯学習の場があり、
訳あって参加することになり、1年間の諸先輩方と共に学びました。
そこでは、テーマに基づきグループに別れ、各種活動行いました。

その活動の中で、我々のグループは身近な神社に眠る様々な物語を再編集して、市内、市外に発信する啓蒙活動を行い、現在も活動しています。

具体的な活動として、神社を参拝し、神主さまのお話を伺う。
その神社の素敵な事柄を探し出し、ポスターの形にまとめる。
過去数回小倉店井筒屋で展示会を開催したり、
市内の施設での展示を通じて、多くの人に身近にある神社を再認識してもらえるような啓蒙活動を行っています。

そのような活動をする中で、とても神社に興味を持ちました。
そもそも日本史が好きだと言うこともあります。
しかし、神社を研究するにあたり、古事記を読み、神社を調べていくと、神々の往来や当時の政治、権力闘争、人たちの営みや願いを垣間見ることができ、それらを想像するだけでなんだかワクワクしてきます。
そこには、教科書に載っていないヒストリーがあるのです。

例えば、
クイズをしてみたいと思います。

1)日本に神社は何社ほどあると思いますか?
2)ではお寺は、どれくらい有ると思いますか?
3)では、コンビニの数はどれくらい有ると思いますか?

4)北九州市内には、どれくらいの神社があると思いますか?

5)日本一神社の数が多い都道府県はどこでしょうか?
6)沖縄県には、神社はどれくらいあると思いますか?

7)日本一多い神社は、何神社でしょうか?
 イ)天神様(天満宮)    ロ)八幡様(八幡宮)
 ハ)お稲荷さん(稲荷神社) ニ)住吉さん(住吉神社)

8)カッコ()を埋めてください。
 諸説ありますが、福岡県を中心に行われる三社参りとは、
 もともとは先祖代々の守護神である( a. )と、
 出生地の守護神でありその人の一生の守り神である( b. )、
 そして現在住んでいる地域の守護神である( c. )を
 参拝することをいいます。

どうでしたか?
わかりましたか?

解答)
1)約88,000社(登録されていないものを含めると約100,000社)
2)約77,000社
3)約56,000店舗(2016年度)
4)約296社
5)1位  新潟県  4,786社  2位  兵庫県  3,859社
  3位  福岡県  3,417社  4位  愛知県  3,359社
6)13社
7)第1位 八幡信仰 7817社  第2位 伊勢信仰 4451社
  第3位 天神信仰 3953社  第4位 稲荷信仰 2924社
8)a. 氏神様 b. 産土神様 c. 鎮守神様

どうです、知ってましたか?
このような数字を見るだけでも、いろんなことが想像できます。
神社仏閣が日本のコミュニティーの場として重量な役割を果たしていたと想像できます。いまのコンビニより多いのですから。
また、
昔は新潟や兵庫、福岡、愛知にそれだけの人がいたことが想像できます。
さらに初詣で行う三社参りは福岡県を中心とした行事で、全国的な初詣の方法ではないことも調べて初めて知りました。

このような基礎知識は、神社検定という試験がありその試験の問題から抜粋させていただきました。
どうです?楽しくないですか?

私の住む町には、神武天皇、神功皇后伝説が多くあります。
そんな街の歴史と神社との由来や町名の由来などと併せて調べると、
これまたとても楽しくて、話さずにはおられません。(笑

八幡東区にある帆柱山の由来は、
神武天皇の乗った船のマストが折れたので、修理のために木を切り出した山が、帆柱山なのです。
小倉北区の到津の由来は、
神武天皇が東方遠征の帰りに寄港したので、至る津(港)から到津です。


さらに、
日本人がなぜYes or Noをはっきり言えないのか?
言えないのではなく、最良の道を模索するからなのです。
なぜならば、西洋の一神教の文化ではなく、我々日本人は八百万の神々と共に生きてきたからです。
万物すべてのものに神が宿り、その神々と共に生きてきました。
だから、神も仏も等しく敬い、クリスマスもイースターもハロウィンも受け入れるのです。
和を持って尊しとする民族は、あわいの心を持ち、他者を敬い、
哀れとあっぱれの間をバランスを保ちながら生きているのです。
だからこそ、誰もが納得のいく答えを探すのです。
これが、日本人の美徳だと思います。

そんな日本人論を考えると・・・・
というか、
日本人としてのアイデンティティーを見つける手段のような気がして、
単に神社を訪れることではなく、ある意味の自分探しのような・・・
そんな面持ちで神社巡りを始めてます。


ちょっと長くなりましたが、
このように面白い話やさまざまな歴史があることに面白さを覚え、
夢追塾の活動もそうですが、神社に興味を持つようになりました。
御朱印帳を集めるのもいとつの手段です。
また、神社の歴史や由来も大切です。
しかし、何か違った角度で神社を見立てることができないか、と考えるようになり、いろんな神社巡りを行いながら発信したいと思います。

今まで巡ってきた神社やこれから参拝する神社を
「神様との出会い」と題して、新しいマガジンに書いていこうと思います。
これもまた個人的な備忘録ですが、
お暇な方がいらっしゃれば、お付き合いください。



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