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薩摩國一ノ宮 枚聞神社@鹿児島

薩摩の国の一ノ宮は、薩摩川内にある新田神社と指宿にある枚開神社です。
ここ枚開神社は、多くの緑と朱色の垣に囲まれ、社殿の背後に開聞岳を有する格式高い神社です。

指宿温泉から車で30分弱の場所にあり、薩摩半島の最南端に位置する開聞岳と池田湖に挟まれた場所にあります。

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大鳥居が参拝者を待ち構えています。

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大鳥居をくぐり、車を停めて境内へ向かいます。
鳥居の横には、門神が両脇を固めています。

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とても素敵な鳥居をくぐり境内へ。

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目の前に本殿が目に飛び込んできます。
全てが鮮やかな朱色で、とても優雅に見えます。

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拝殿に施された彫刻も素敵です。
では、参拝!

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御本殿の千木は外削ぎ、鰹木は5本。
確か、主祭神は・・・・

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綺麗な左右対称の造り。
周りの緑に朱色が映えます。

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御朱印

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主祭神
 大日霎貴命(オオヒルメムチノミコト) ・・・天照大御神
配祀 五男三女神
  天之忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)
  天之穂日命(アメノホヒノミコト)
  天津彦根命(アマツヒコネノミコト)
  活津彦根命(イクツヒコネノミコト)
  熊野樟日命(クマヌノクスヒノミコト)
  多紀理毘賣命(タギリビメノミコト)
  狭依毘賣命(サヨリビメノミコト)
  多岐都比賣命(タギツヒメノミコト)


御由緒
御鎮座年代は社伝によれば遠く神代の創祀という。既に貞観二年三月、薩摩国従五位下開聞神加従四位下と三代実録に載せられているのを始めとして、同書には数度の神位昇叙の事が記され、殊に貞観十六年七月には開聞神山の大噴火の状態を太宰府より言上、神意を和める為勅令により封戸二千を奉られたとある。延喜式には薩摩国頴娃郡枚聞神社と今の枚聞の文字を用い、加紫久利神社と共に薩摩国式内社の一社として記載されている。

古来薩摩国一宮として代々朝廷の尊崇厚く度々奉幣あり、殊に島津氏入国の後はその崇敬絶大にして正治二年社殿再興以来、歴代藩主の修理、改造、再建等十余度に及び、元亀二年頴娃領主家の内乱に依り千九百余町の神領を失ったが、天正二十年九月には島津家より改めて田畠合計二十四町歩を寄進され、旧藩時代は別当寺瑞応院と共に祭祀を営んで来たものである。

また琉球人の崇敬も厚く、琉球王の名によって航海安全の神徳を奉謝して献納された額面が保存されている。

明治四年五月国幣小社に列せられ、現在薩摩国一宮として近隣の崇敬を集めている。

出所:鹿児島県神社庁 枚開神社の由緒より

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絵馬
絵馬にも緑と朱色の本殿が描かれています。

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一ノ宮は、どこの神社も立派で厳かな神社ばかりで、参拝するたびに心が洗われます。
とくに、枚聞神社の緑と朱色はとても印象的で、優雅でした。
社殿奥に見える開聞岳は、この神社の御神体で有るかのように感じました。
近くには、浦島太郎伝説の発祥の地である龍宮神社もあり、ここ枚聞神社の宝物殿に収蔵されている「松梅蒔絵櫛笥」は、浦島太郎の玉手筥とも言われていて、国の重要文化財に指定されています。
鹿児島を旅して、昔話が身近に感じる旅でした。


神社: 枚聞神社(ヒラキキ)
住所: 鹿児島県指宿市開聞十町1366

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