見出し画像

京パワースポット・晴明神社@京都

陰陽師と聞くと、律令制度の時代の官職で、占星術や奇怪な妖術のようなものを使い、政治の吉凶を占い、悪しき事象や霊を取り除く占星術師を想像します。
なかでも安倍晴明と源博雅の活躍を描く「陰陽師」は、何度も映画化やドラマ化がされ、陰陽師のことを知るきっかけになった人が多くいらっしゃるのでは無いでしょうか?
その安倍晴明を御祭神として祀る晴明神社は、京都でも有数のパワースポットです。


堀川通沿いにある晴明神社は、京都御所からも近くにあります。
JR京都駅からは、地下鉄で今出川駅を下車し、歩いて15分程度。
でも、京都は地下鉄よりもバスが便利です。
バスだと一条戻橋・晴明神社前で下車すると数分で着きます。
晴明神社は、地名で言うと「西陣」の東側にあります。
実は、西陣という町名は地図には無いことを知ってましたか?
私は最近まで知りませんでした。
西陣織で有名な西陣は、上京区から北区にわたる地域の名称で、千両ヶ辻を中心とする一帯を表し、晴明神社は千両ヶ辻のすぐ近くにあります。
千両ヶ辻は、西陣織で栄えた織物関係の店が立ち並ぶ一帯を言い、昔は一日に千両に値する生糸・織物を商った西陣の中心地であったことから、そのように呼ばれるようになった場所だそうです。
西陣の観光の際には、是非おこしやす。(笑

画像1

一の鳥居
一の鳥居の額に掲げられた金色に輝く社紋「晴明桔梗」。
晴明桔梗は、「五芒星」とも呼ばれ、晴明公が創られた陰陽道に用いられる祈祷呪符のひとつだそうです。

さて、
一の鳥居をくぐるとすぐ左手に、川も無いのに戻橋と書かれた親柱があり、そのそばに鬼のようなカラスのような石像があります。

画像2

一条戻橋と式神石像
安倍晴明公とも縁深い一条戻橋は、平成7年に架け替えられ、現在も晴明神社から南へ100メートルのところにある堀川に架かっています。
源頼光の四天王のひとり、渡辺綱が鬼女の腕を切り落とした場所としても有名です。
また、現在でも「戻る」を嫌って嫁入りや葬式の列は、この橋を渡らないのが習わしです。
先代の橋で使われていた欄干の親柱を境内に移し、昔の風情をそのままに「一條戻橋」を境内に再現しているそうです。

戻り橋の隣に式神石像が置かれています。
式神とは、陰陽師が使う精霊で、人の目には見えません。
晴明公が、この地にお住まいになっていたころには、奥さまが怖がっておられましたので、式神は橋の下に封じ込められていました。
その折には、式神がこの橋を渡る人の占い、つまり、橋占(はしうら)をしていたと伝えられています。

引用:晴明神社HPより

画像3

二の鳥居
扁額には、晴明社の文字が描かれています。
とても立派な扁額です。

画像4

二の鳥居をくぐると境内に入ります。
境内には、安倍晴明にまつわるものがさまざまあります。
まず最初は、境内に入りすぐ右手にある手水舎と晴明井です。


手水舎

画像5

晴明井
これは、安倍晴明念力により湧出させた井戸だそうです。
水の湧き出るところは、その歳の恵方を向いているそうで、病気平癒のご利益があるとされるため参拝者がそのご利益をいただいていました。

画像8

御本殿
小ぢんまりとした立派な御本殿で、シンプルですがとても綺麗です。
しかし凄く怖い(気を)感じがするのは私だけでしょうか?
まさに結界の中に身を投じている感じがするのです。

画像10

安倍晴明像
拝殿横に安倍晴明が鎮座され、参拝者を優しく迎えてくれています。
安倍晴明が御所の安寧を見つめているようにも感じます。

画像17

厄除桃
古来、中国また陰陽道では、桃は魔除け・厄除けの果物といわれているそうで、拝殿の安倍晴明像の反対側に置かれています。
この桃を撫で自分の厄を追い払うとされています。

画像6

御神木
樹齢推定300年の楠です。
とても立派な御神木で、御神木からも気を感じます。

画像7

桔梗の花
社紋「晴明桔梗」のモチーフでもある桔梗。
境内には、その桔梗が咲く桔梗苑があります。
そういえば、2020年の大河ドラマの主人公・明智光秀も桔梗紋でしたね。
何か関係があるのかな?

画像16

絵馬
晴明桔梗(五芒星)が描かれた絵馬が奉納されています。
晴明桔梗は、陰陽道では魔除けの呪符として伝えられています。
印にこめられたその意味は、陰陽道の基本概念となった陰陽五行説、木・火・土・金・水の5つの元素の働きの相克を表したものであり、五芒星はあらゆる魔除けの呪符として重宝されています。

画像17

画像12

御祭神
 安倍晴明霊神

御由緒
平安時代中期の天文学者である安倍晴明公をお祀する神社です。
創建は、寛弘4(1007)年。晴明公の偉業を讃えた一条天皇の命により、そのみたまを鎮めるために、晴明公の屋敷跡である現在の場所に社殿が設けられました。
古い資料によれば、創建当時の晴明神社は、東は堀川通、西は黒門通、北は元誓願寺通、南は中立売通という広大なものであったとされています。ところが、応仁の乱の後、豊臣秀吉による都の造営や度重なる戦火によって、その規模は縮小。古書、宝物なども散逸し、社殿も荒れたままの時代が続きました。
その後、式年祭の度に、氏子が中心となって整備・改修が行われ、昭和25(1950)年には、多年の宿望であった堀川通に面する境内地が拡張されるなど、晴明公の御神徳を仰ぎ尊ぶ崇敬者の真心によって復興が進められました。
近年は、文芸、漫画、映画などを通じて晴明公の存在は広く知られ、全国にその崇敬者を集めるようになりました。平成15(2003)年には、御鎮座壱千年祭が斎行されました。

引用:晴明神社 HPより

画像13

御朱印

画像14

画像15


京都には多くのパワースポットがありますが、その一つである晴明神社は、パワースポットの宝庫と言われています。
上記で紹介した施設それぞれに大きな力が有るそうです。
京都最強のパワースポットとして訪れるのよ良いのですが、私は自分の気を整えるために晴明神社へ参拝することが多いです。
京都の神社は華々しいお社が多い中で、ここはとても地味というか質素で、ひっそり感がとても良い感じです。
昔からひっそりと御所や京の都の魔除を司っていたのかもしれません。
とはいえ、創設当初は東は堀川通、西は黒門通、北は元誓願寺通、南は中立売通と、東西南北に広大な敷地を誇る神社だったと言われています。
陰陽道というちょっぴり薄気味悪いものを感じるところもありますが、それがパワースポットたる所以かもしれませんね。

しかし見えない敵と戦ってこられた安倍晴明の力は、もしかすると今の時代に必要な力なのかもしれません。
コロナ退散!!!


神社: 晴明神社
住所: 京都府京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル)
HP: https://www.seimeijinja.jp/


#安倍晴明 #陰陽道 #晴明桔梗 #五芒星 #京一條戻橋 #備忘録


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?