そしてわたしはエスペランティストになった - 仮想現実でエスペラントに触れた2年間
はじめに ー 19世紀の理想と21世紀の夢との出会いエスペラントという言語ができたのは1887年。それは作者であるザメンホフの理想を込めたものであっただけでなく、人々が国境や文化の壁を越えてコミュニケーションを取る必要があるという現実的な要請から生まれました。
それから136年が経過し、エスペラントという言語は物理現実だけではなく、仮想現実(VR)という新たな世界へと少しずつ染みだしています。VRの世界では、物理的な距離や身体的な制約は関係なく世界中から人々が集い、交流する