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JKと巨大UMA

2000年あたりの渋谷で5歳の俺はルーズソックスを履いてオラついてる黒ギャルを見上げていた。その頃からもうJKが嫌いだった。気がする。その後、小中高と男子校で過ごし、JKから逃れていたが、とうとう2年前に妹がJKになった。ただ妹は俺の知ってるJKとは違った。今までJKたるもの、渋谷や表参道で甘いものを食べながらひたすらに情けない男性をこき下ろし、ザックエフロンへの愛を語るものだと思ってた。のに。妹は週7でプールで泳ぎ、ムキムキ。スタバ行ってもバナナ食うし。ターザンみたいになってる。
こないだ偏屈な俺は懲りずに、「My hair is badのボーカルもJKにうけたくて曲を書いてるわけではないはず。」的なことを言ってターザンに呆れられた。「ほんとに兄貴はJK嫌いだよね。私もJKだけどね」
確かに!!(俺は妹とわりと仲良しで、休みの日は朝から一緒に踊ったりする。)考えてみたら、俺の仲良しな友人達も2、3年前はJKだったわけで、俺は俺のイメージに囚われてたのかも。
そこで思ったのだけど、イメージってのは大きすぎて一人の視線では捉えられないのではないか?
物理的に超巨大な謎の生物が目の前に現れて、その爪とかしか見えない時、顔は見えないから目の色なんか想像するしかない。そんな感じ。
多分、何かを嫌いな人ってそのイメージの内のその人が知ってるほんの一部で判断してることが多いのかもね。そんでその偏見から自分を解放するためには、巨大生物のいろんな部分を見に行く必要があるんだろうね。
はーんせい!
以上!