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わたしの直感

私は決める事が苦手だ。
たくさんの’’ちょっと気になること’’に囲まれて、選択肢をもち続けてしまう。全てを試す前に、回りの決断や世間の意見をどんどん自分の中に取り込んでしまう。

「わたしは何をやりたいんだっけ?」

そんな時は、「直感」を信じてみようと思えるようになった。
2020年のカナダ旅という大きな大きな経験がそう思わせてくれた。



「アザラシの赤ちゃんに会いにカナダの離島まで行ってきました」



そう言うと、すごくアクティブな人間なんじゃないかと思われる。
でも、そんなこと全然ない。

知らない場所に飛び込むのは苦手だし、1人で飛行機に乗ったこともなかった。
なんなら、日本語の通じない海外は苦手だ。
友達がいる心強さから踏み出した一歩は、1人になった途端、また足を引っ込めようとしていた。

でも何故だか、どうしても「辞める」と言えなかった。
どうにかして自分にも行ける行き方は無いか、とにかく調べて旅行会社にも問い合わせを重ねていた。

そんな粘り強さのおかげか、
「一緒のスケジュール行程の方に、現地まで一緒に行けないか聞いてみましょうか」
旅行会社から願ってもいなかった提案をしてもらえたのだ。

「お願いします!!」
すがる思いでお願いしていた。

旅を終えてみると、どうにかなるもんだなと思えているけれど、
あの時はなかなかの不安があった。
ものすごく楽しみな気持ちと今にもくじけそうな不安。
それを打ち消す為に、目の前の不安を一つ一つ潰していったらカナダまで辿り着いていた。


私は日常から好奇心旺盛な方で、アンテナに引っかかる物が多い。
その中で行動にまでコマを進めたのは、「今しかない」という気持ちが生まれた時なのかもしれない。
大きな仕事をやりきった時、別れを経験した時、平穏すぎる環境にもやもやしている時。
そういう時、私は「えいや!」という気持ちで一歩を踏み出せていたりする。
踏み出すことに迷った時は、「わたしの直感」が背中を押してくれるのだ。


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