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【TRPG日誌】あの異変、私が解決しました(嘘)【幻想ナラトグラフ】
2024年度は、試験的に『TRPG日誌』という記事ではなく、
行ったTRPGセッションを1つずつ記事にすることにしました。
2023年度のTRPG日誌。
今回は、レベラーGMで、2024年4月7日(日)に行った、幻想ナラトグラフのセッションについて!
この記事には、↓のシナリオのネタバレが含まれます!!
●プレイヤーキャラクター
・霧雨魔理沙
空音さんが使用。
今回の個性スキルは、我儘(わがまま)。
自分が持っている、他のキャラへの絆を「自分への絆」としてあつかい、自分自身への「応援」が出来る。
嘘が現実になる異変の影響で、紅の豚のような、二足歩行の豚になった上、自分も周囲も「魔理沙は元々豚だった」という認識になっている。
この異変で、絶唱のタグと弾幕スキル「壁抜け」を得る。
・パチュリー・ノーレッジ
謎人さんが使用。
今回の個性スキルは、瀟洒(しょうしゃ)。
3つ以上ダイスを振れる行為判定をする際、【霊力】1点を払えば自動で成功に出来る。
嘘が現実になる異変の影響で、デブ→マッチョと色々変身したが、結局、自力で瀟洒になった。
このセッションで「米津玄師(ハッピー)」のタグを得る。
●セッションの流れ
エイプリルフール(四月馬鹿)シナリオ!
「過去の異変について、嘘をつく」がテーマです!
◆導入フェイズ
エイプリルフールに、嘘の一部が現実になる異変が起こります。
魔理沙とパチュリーは「博麗神社の神である」稀神サグメ様から、異変を解決するよう命令されます。
サグメが博麗神社の神であるというのは嘘ですが、異変によって現実になっているため、パチュリーも魔理沙も嘘だと気付くことができません。
パチュリーが試しに「サグメは、よく小指をぶつけがち」と嘘をついたら、現実になりました。やはり、異変は起こっているようです。
◆探索フェイズ
ここで、クエスト「虚実の境界を乱す妖怪を探せ」が公開されます。
レベル0なのですぐにクエストシーンに行けますが、このシナリオでのクエストは1つなので、少し幻想郷を調査してから行くことに。
調査のため、博麗神社を出た魔理沙ですが――道に迷って、玄武の沢(河童の本拠地)に来てしまいました!
せっかくなので、渓流ツアーに参加。
魔理沙は、スペシャル成功で、華麗に川を下ります!
「下れねぇ豚はただの豚だ」
カッコいいセリフを言っていると、河童達が「東方地霊殿」の異変について話してくれと言ってきます。
エイプリルフールなので、嘘をつく魔理沙!
「異変を起こした霊烏路空(れいうじうつほ)は、魔理沙の親だった!
魔理沙は、歌の力で空を説得して、異変を解決した」
異変の力で、その嘘は現実に!
歌で空を説得する魔理沙の石像が、地霊殿に立っていることになりました!
河童達も「魔理沙は、壁抜け(裏技)するし、歌うし、川を下るし、空も飛ぶ、多彩な豚! タダの豚じゃない!」と大絶賛です!
パチュリーの方は、移動せずに博麗神社で「妖怪の噂を聞く」ことに。
パチュリーは移動していない手番ではサイコロを3つ振れます!
さらに、このセッションのパチュリーの個性スキル瀟洒(しょうしゃ)は、【霊力】を1払うことで、サイコロを3つ以上振れる行為判定を自動成功にできる!
素晴らしいコンボです!
「妖怪の噂を聞く」ことに成功したパチュリーは、魔理沙と空が親子であるというウワサを聞き、魔理沙への絆を得ます!
そして、パチュリーも、東方萃夢想の異変について、狛犬のあうんちゃんに嘘をつきます。
「最強の筋肉を求める萃香(すいか)が、幻想郷中のプロテインを奪うために異変を起こした。
パチュリーを中心に、幻想郷の住人全員が、おジャ魔女カーニバルを踊ることで、萃香を倒して解決した」
この嘘も、異変の力で現実になります。
あうんちゃんも「そう言えば、私も一緒に踊ったんでした!」と懐かし気です。まあ、当時のあうんちゃんは、タダの石像の狛犬ですが!
そんな感じで、ドンドン過去の異変の嘘が現実になります!
他の嘘は以下の通り(順番は、異変が起こった順)。
・東方妖々夢(とうほうようようむ)
”闇のカード”を持った幽々子が、幻想郷をカードデュエルで支配しようと異変を起こす。
パチュリーは、身長を9500光年まで巨大化させて、幽々子を踏み潰す。
”闇のカード”は、どこかに消える。
・東方永夜抄(とうほうえいやしょう)
身長800㎞の輝夜が、月ほどの大きさの武器を持って、6500億人の部下を率いて攻めて来た異変。
魔理沙は母親のお空を説得して、合体技アトミック・マスタースパーク!
巨大輝夜と多数の部下を消し飛ばして異変解決!
・東方風神録(とうほうふうじんろく)
”闇のカード”の次の持ち主である諏訪子が、幻想郷中のプロテインを狙って襲来。
魔理沙が、カードデュエルで”空白のカード”を使って勝利!
・東方緋想天(とうほうひそうてん)
天子が、幻想郷の支配層を倒すため、ダンスバトルを挑んでくる!
しかし! 天子はパチュリーの肉体美をみて戦意喪失! 異変解決!
・東方非想天則(とうほうひそうてんそく)
サグメ様のおかげで平和な幻想郷をねたんだ諏訪子が、異変を起こす。
パチュリーが、3枚の神のカードを融合させて、諏訪子の「千年ダンベル」を破壊! 異変解決!
幻想郷を回り終えた魔理沙とパチュリーは、「虚実の境界を乱す妖怪」の居場所を探します。
境界を乱す妖怪と言えば、八雲紫(やくもゆかり)。
八雲紫の部下の部下がいるマヨヒガに行って、紫の居場所を吐かせることに。
マヨヒガにはなんと、紫本人が待ち受けていました!
「小異変の黒幕は自分だ」と言って逃げようとしますが、魔理沙が壁抜けで先回りして逃亡を防ぐ!
そして、判定に成功したパチュリーが、紫の言葉は嘘だと見抜きます!
嘘を見抜かれた紫は、以下の情報を教えてくれます。
・嘘が現実になる力の源は、サグメが作ったオカルトボールⅡ。
・サグメは、四月馬鹿の余興の1つとして嘘を現実にしている。
・「博麗神社を支配しようとしている者がいる」と言うのも、サグメ様による、四月馬鹿の嘘だろう。
「つまり、サグメが小指をぶつけまくっていたのは、自分自身の力で、自爆してたということ!?」と、パチュリーは驚きます。
まあ、その通りですw。
さらに、紫は、サグメのジョークをジョークで返すことを提案。
つまり、「エイプリルフールの嘘として、博麗神社の神サグメに下剋上をするフリをする」という提案です。
魔理沙とパチュリーは、その提案に乗ることにします。
パチュリーは「嘘が現実を塗り替えているということは、魔理沙が豚なのも、ひょっとしたら本当は嘘なのかもしれない。でも、貴女と私が友達なのは、四月馬鹿が終わって(嘘が元に戻って)も変わらないわ」とエモいセリフを言います。
いよいよ、決戦フェイズです!
◆決戦フェイズ
魔理沙とパチュリーは、「博麗神社の稀神サグメ様に下剋上の戦いを挑むフリ」として、サグメに弾幕ごっこを挑みます!
魔理沙は”千年シェイカー”とデュエルディスクをもって!
パチュリーは、「KICK BACK」のMVの米津玄師みたいに、腕だけムキムキの姿で!
天邪鬼であるサグメは「反逆を志す、その意気やよし!」と、上機嫌で受けて立ちます。
弾幕ごっこ開始です!
1ラウンド目は、サグメvs魔理沙。
サグメはまず、通常攻撃と弾幕スキルワイドショット!
魔理沙の弾幕フィールドの全マスに【弾幕】が1つずつ配置されます。
さらに、サグメは、スペルカード玉符「穢身探知型機雷(えしんたんちがたきらい)」!
魔理沙のいる伍番マスに、【弾幕】が1つ追加です。
魔理沙の1回目の回避! 目標値5でしたが、成功!
回避が成功したので、魔理沙は、陸番(ろくばん)マスに移動します。
同時に、魔理沙は【弾幕】の数(2)だけグレイズを得て、伍番マスの【弾幕】は消えます。
しかし!
魔理沙が2回目の回避を行う直前、「穢身探知型機雷」の効果で、伍番(ごばん)マスに【弾幕】が1つ追加されます。
これで、魔理沙は、絶対に3回回避を行わなければならなくなりました!
そして、魔理沙は3回の回避に成功!
グレイズも、合計4得ます。後1つで【スペルカード】獲得!
魔理沙の反撃とパチュリーの援護射撃!
サグメのいる伍番マスに【弾幕】は行きませんでした。
しかし、スペルカード魔符「スターダストレヴァリエ」も含めて、サグメを囲むすべてのマスに【弾幕】が配置されました。
2ラウンド目は、サグメvsパチュリー。
ラウンド開始時に、サグメが能力スキル「口に出すと事態を逆転する程度の能力」を使用!
このラウンド中は「確定で成功・失敗の場合を除いて、成功と失敗、スペシャルとファンブルが逆転する」状態になりました。
そして、サグメの通常攻撃!
サグメ側の出目が良過ぎた!
パチュリーがいる伍番マスに3つもの【弾幕】が!
「穢身探知型機雷」で【弾幕】を1つ追加。
これで、パチュリーのマスには【弾幕】が4つ。目標値7で、回避は確定で失敗。
【残り人数】を1つ失ったパチュリーは、服が裂けて、MVの米津玄師みたいに黄色のタンクトップを着た姿に!
パチュリーの反撃!
パチュリーも出目が良い!
ホーミングも合わせて、サグメのいるマスに【弾幕】が3つ!
後1つ【弾幕】を配置できれば、確定でサグメを倒せます!
パチュリーは、スペルカード火水木金土符「賢者の石」を使用!
5つの【弾幕】がランダムなマスに配置されるので、1つくらいは、サグメのいるマスに配置できるでしょう!
しかし!
ここでは運が悪かった!
5つもサイコロを振ったのに5は1つも出ず!
サグメは目標値6の回避判定ですが「成功と失敗が逆になっている」おかげで「回避に失敗したことで成功」します。
3ラウンド目は、サグメvs魔理沙。
サグメの攻撃方法は、前と大体同じ。
ところが、魔理沙の出目が悪く、目標5ダイス3つの判定で失敗!
魔理沙も【残り人数】が1つ減ってしまいました。
魔理沙の反撃!
通常攻撃と恋符「マスタースパーク」!
サグメのマスに【弾幕】を2つ置き、周囲のマスも、1か所以外は【弾幕】を3つ置きました!
しかし、サグメの出目が良かったのと、【弾幕】が1つしかない1か所のマスに逃げられたため、サグメの【残り人数】は減らず。
4ラウンド目は、サグメvsパチュリー。
サグメは能力スキルで、ラウンド中の成功と失敗を逆転させます。
サグメは、通常攻撃とスペルカード「片翼の白鷺」で、合計10この【弾幕】をバラまく!
パチュリーは、目標値5の回避判定に失敗すれば、回避成功です!
ダイス3つなので、目標5は成功する確率が高いですが――見事判定失敗!
成功と失敗が逆転しているので、回避成功です!
パチュリーの反撃!
通常攻撃で、サグメのいるマスに【弾幕】が1つだけ!
成功と失敗が逆転している中で、これはチャンス!
パチュリーは、弾幕スキルホーミングで、サグメの隣のマスの【弾幕】も、あえて遠くへ持って行きます。
そして、スペルカード日符「ロイヤルフレア」!
これは、その場ではなく、ターン終了時に【弾幕】を増やすスペルカードです。成功と失敗が逆転している今、スペルカードによってサグメのいるマスに【弾幕】を増やすとマズい。
だから、パチュリーはこのように動きました!
パチュリーの作戦は成功!
サグメは目標値4の回避判定に成功、そして、自分のスキルで成功が失敗に逆転します!
パチュリーが、サグメ自身の能力を上手く利用して勝った形です!
そして、ラウンド終了時に「ロイヤルフレア」の効果で、サグメの戦場に【弾幕】が置かれます。
5ラウンド目は、サグメvs魔理沙!
サグメの攻撃で周囲を囲まれた魔理沙。
しかし、パチュリーの「かばう」で、左横のマスが安全地帯に!
パチェまり良いぞ!
スペルカード「片翼の白鷺」でも、運よく、パチュリーの作った安全地帯には【弾幕】が行かず!
魔理沙は、1回回避に成功すればOKです!
しかし、ここで、魔理沙のダイス運が悪かった!
魔理沙リタイアです!
この辺り、PC側のダイス運がかなりあらぶっています。
6ラウンド目は、サグメvsパチュリー。
どちらの【残り人数】が減っても、弾幕ごっこ決着です!
サグメの攻撃!
ここでもダイスがあらぶり、ダイス3つで目標6の判定でパチュリーが失敗。
弾幕ごっこは、サグメの勝利に終わってしまいました!
「貴女達には、私との弾幕ごっこで勝利するだけの力は無かったようね!」
サグメがそう言った瞬間!
仮面をかぶった謎の弾幕美少女ユカリンが登場!
サグメを倒して、オカルトボールⅡを壊して、異変を解決してくれました! ありがとう! 誰か分からない謎の弾幕少女!
――というわけで、今回は、どちらかと言えばバッドエンド(?)になってしまいました!
とは言え、シナリオの主眼である「過去の異変について、嘘をつきまくる」という点は楽しんでもらえたと思います!
稀神サグメの能力に関しては、ナーフすることも検討します。
ダイスの出目がPC側に不利になり過ぎていたので、たぶん、無いと思いますが。
シナリオの検討をしつつ、今回もTRPGを楽しむことが出来ました!
以下:単語説明
TRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム。会話でドラクエをするような非電源ゲーム。外部リンク)
セッション(みんなでTRPGのシナリオを遊ぶこと)
ゲームマスター(GM。TRPGセッションの進行役)
幻想ナラトグラフ(TRPGのルール。東方Projectのキャラになって、幻想郷を散策したり、小異変を解決したり。外部リンク)
東方Project(少女の形をした妖怪と人間が、戦ったりホノボノしたりする作品群。シューティングゲームとか、マンガとか。2次創作が盛ん。外部リンク)