060 韓国の大学に日本人が入学したら…韓国人の反応
私が韓国の大学に入学したのは2007年。
当時は今ほど日本人留学生が韓国におらず、かつ私がいた大学は周囲の大学と比べ正規の留学生の数が少ないと言われていました。
私が入学した2007年ごろから、積極的に海外からの留学生を入学させ始めた印象。卒業する2011年には、「日本人の後輩が増えたなぁ」と思っていた。
今回書くのは、そんな留学生がまだ少なかった2007年頃の体験談。今とはずいぶん状況が違うはずなので、参考程度に読んでみてください。
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1.入学前から注目された
当時cyworld(日本のmixiを発展させた感じ)の全盛期だった。
↓↓cyworldに関してはこちらもぜひ
大学入学前から「〇〇大学○○学部2007年度新入生の集まり」みたいなコミュニティがcyworldの中で作成されていた。
新入生の誰かが作成して、他の新入生たちがどんどん加入していく…という流れでかなりの人数が入学前にcyworldで交流していた。
私も韓国人の友達に「きっとannieの学部の新入生のコミュニティページがcyworldにあるはずだから検索してみたら?」と言われた。案の定ちゃんとコミュニティが開設されていて、すぐ加入した。
うろ覚えだけどちゃんと承認制になっていた。
新入生の自己紹介用掲示板があって、各々自己紹介(100問100答)を掲載していた。その掲示板のキャプチャがこちら。
ハングルの名前が並ぶ中、アルファベットでcyworldに登録していた私の名前は激目立ちしていた。(例:Yukari、Nana みたいな)
私の自己紹介は、他の人と比べ見られた数が圧倒的に多い。
上に貼ったキャプチャの黒で塗りつぶしているのが私の名前。青は韓国人の同期たちの名前だけ塗りつぶしました。
私の自己紹介へのアクセス数は179、コメントは25と、他の人より多い。
「えっ、学部に日本人がいるの?」
「私KAT-TUNの赤西が好きなの!」
みたいなコメントがたくさんついて話題になったり、cyworld上で話しかけられたりしていた。
入学して分かったんだけど、私の学部の新入生の中で、日本人は私だけだった。ちなみに…在学中にうちの学部に日本人はひとりもいなかった。
2.学生寮に訪問者が絶えなかった
韓国の年度は、4月でなく3月に始まる。大学の入学も3月1日付けだった。
2月の最終週に学生寮に引っ越しをした。
私が住んでいた学生寮は二人一部屋。ドアには学生の顔写真とフルネームが貼り付けられていた。
↓↓ピンクが私、青は向かいの部屋に住んでいた韓国人。私の部屋の前で撮った写真。ドアにはプレートが付いている。
入寮して間もないころは、ふらふらと廊下を歩いているときに顔写真や名前を見て「こんな子が住んでいるんだな~」と、眺めることがある。
ハングルの名前の中に、日本人の私の名前があるとやはり目立つようで、ドアに貼ってある名前を見て日本人がいることが分かり、ノックしてドアを開けて話しかけてくる子が結構いた。笑
「この部屋、日本人がいるんですね!」
「仲良くしてください」
「私嵐のファンなんです」
みたいな訪問客が、最初のころは絶えなかった。さすがに途中からはなかったけどね。
私のルームメイト(韓国人)はそんな訪問客が続いて、「またかよ!?」みたいな露骨にうんざりしていた。苦笑
3.出欠をとる時みんなが振り返る
大学の授業の出欠は、教授が受講生名簿から名前を読み上げて、学生が返事をする…というシステムが多かった。
教授:パク・ジヘ~
生徒:ネー(はい)
教授:キム・ユンジ~
生徒:ネー(はい)
教授:パク・ユリ~
生徒:ネー(はい)
教授:キタガワケイコ
私:ネー(はい) ← ここでみんなが一斉に私の方を見る!!笑
という光景が、学期初めには多かった。
韓国の名前の中に突然日本人の名前が出てくるので、みんな驚くんですよね。
私は後ろの席に座ることが多く、みんなが一斉に私の方を振り返ってたのがウケた。これも学期の初めだけで、みんな徐々に慣れてくれるんだけどね。
ちなみにキタガワケイコは仮名です。
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今思いついた出来事を3つ書いてみたけどこれはほんの一部で、日本人留学生だった私は良くも悪くも目立っていた。
注目されてうれしかったり得したこともあれば、目立つのが嫌で仕方なかった時期もある。すべては良し悪しですね。
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