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040 韓国の大学入学。実は学部・学科(専攻)選びがとても重要

韓国の大学入学。今回は大学選びでなく、学部・学科選びの重要性について。
ついつい大学選びに集中しがちだけど、学部・学科選びはとっても大切。

韓国の大学は、文系の学部や理系の学部だけでなく、音楽学部、体育学部、美術学部、医学部もある総合大学が多い。

学部の数を比べると、日本の大学より多いと言っても過言じゃないと思ってる。例えば文学部にいながら美術学部の講義を受講出来たり、文学部にいながら経済学部を副専攻できたり、学びの幅が広いのが韓国の大学の利点だと思う。


参考までに、日本と韓国、私立の名門校である慶應義塾大学と延世大学の学部の数を比べてみる。


■慶応義塾大学
在籍学生数33,350人

①文学部
②経済学部
③法学部
④商学部
⑤医学部
⑥理工学部
⑦総合政策学部
⑧環境情報学部
⑨看護医療学部
⑩薬学部
慶應義塾大学HPより】


■延世大学
在籍学生数24,912人

①文科大学
②商経大学
③経営大学
④理科大学
⑤工科大学
⑥生命システム大学
⑦神科大学
⑧社会科学大学
⑨音楽大学
⑩生活科学大学
⑪教育科学大学
⑫アンダーウッド国際大学
⑬グローバル人材大学
⑭医科大学
⑮歯科大学
⑯看護大学
⑰薬学大学
延世大学HPより】

※いずれも在籍学生数は2018年。
出典:QS World University Rankings 2018: Top Global Universities


単純に学部の数だけでは比較できないけど、慶應義塾にはない音楽大学が延世にはある。学科やシラバスを見ないと学べる内容まではチェックできないけど、韓国の大学の方が学部が多く、学べる教科が多いと言って間違いないと思う。(ただし、大規模な大学に限る)

ちなみに…上の延世の学部を「○○大学」と訳してるのは、漢字をそのまま訳したから。韓国の学部は漢字で「○○大学」と表記されることが多い。このnoteでは韓国の大学の「○○대학=○○学部」、「○○학과=○○学科」として書きます。

***

韓国の大学は学部が多いぶん、受験する時には選択肢があって迷うのでは。

学部がこれだけ多いと、同じ大学内でも学部によってレベルの差があったり、キャンパスの場所が異なる場合もあるので要注意です。ソウルで大学生活を送るつもりが、専攻の学部のキャンパスはソウル市の隣…みたいなこともあり得ます。

私が「学部選びは大切!!」と主張するには、他にも理由がある。

ちゃんと調べずに学部を選んでしまうと、

●学科に分かれるときに成績による足切りのせいで、希望しない学科に在籍することに

●韓国語での実習など、留学生に不利すぎる必須科目がある場合、卒業が危なくなる

みたいな状況に陥りかねない。

実際にそんな留学生の友達を何人か見てきたので、若干のフィクションを混ぜながらおおよそ実例を書いていきます。

私を含め5名の留学生が選んだ大学・学部と、卒業までの様子を書いてみる。以下は有料noteとさせてください。

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