見出し画像

60号の絵を描く 2作目 (2014年3月)

2014年03月28日の記事です

なんとなく、周囲に流されて60号(1303mm×970mm)の絵の2作目に挑戦。

小さめの絵を複数描きたかったので、同時進行させようと、A3サイズ(と言っても周りのイラストレーターの方々のよりはかなり大きい)を一枚、同じ構図で描いてみる。

なんて巨大なんだ。

この状態になるまで、約1週間。

A3サイズのでは感じなかったのに、60号だと、むちゃくちゃ歪みを感じるので、単純に拡大するだけじゃダメなんだなあと初めて気づく。

根本から描き直ししたいと思うが、別のパネルも用意していないのであきらめて進める。描いちゃ消し、描いちゃ消し。

紙さん、酷使してごめんね。耐えておくれ。

しかし、絵の上に這いつくばって描くのって初めての経験だ。

他の方たちってどうやってんだろうねぇ。

着色を始めるが、、、

色が気持ち悪くて耐えられん。

破り捨てたい。

止めても良い??

A3は、色に耐えられずに放棄した。

だけど、60号っていうテーブルみたいな大きさの絵だと、やすやすと描き直しを選べない。

その事実が重く心にのしかかる。

途中、気持ち悪くても、塗進めるうちになんとか見られるものになったことがあるような「かすかな記憶」だけを頼りに、泣く泣く描き進める。

ここまででさらに1週間。
ちょっとはマシになったかなあ。

でも、まだ気持ち悪いよぉおぉ~。
そのうえ、構図そのものの矛盾に気が付きはじめる。
(T-T)

(ここで、途中経過を見せろと、、、データを送れと、某氏から催促・・・
いやじゃ~、仕上がる前に、途中経過なんぞ見せとうない) 

まだまだ手を加えたかったのだけど、あえなく時間切れ。

仕方がないので、最終工程に入り、
なんとかそれなりに仕上がる。

んが・・・

2-3か月して、無事絵が手元に戻ってきたら、画像アップ作業を検討してみようと思う。

(思うだけかもしれない)

------------

2015年3月追記

おかげさまで、この絵、第73回創元展で奨励賞、越中アートフェスタ2014で佳作をいただいた。

佳作っちゅうか、すっごい寡作なので、一作品で二度おいしい、、というか、効率よく賞を戴いて有難い。

描きたいものが大量にあるので、もっともっと描かないと。

《今回の反省点》

・小さ目のA3と同時進行はダメらしい。
 大きい絵は大きい絵でちゃんと構図を練らなきゃ。

・考えるのを放棄して先にペン入れするなよ。
 あと始末が、どえらい苦労するよ。
 (削っての修正とか、直せない水平線のズレとか。)

・谷底を、黒くしてはあかん。
 黒は、意に反して、浮き出てしまう。
 遠いところなので、薄く、青灰色位?
 

《今回わかったこと》

・縦1m超の絵は、絵の上で腹這いになって描く
・着色の最初は、どうやら気持ち悪いらしい
・細かい造作にはまりすぎると、全体がおろそかになるよ。

------------

2018年11月追記

今まで、全く絵を描く順番を考えたことがない行き当たりばったりだったのでした。こうやって記録に残したおかげで自分の工程がわかったというか、前にやっていた工程を忘れてしまったというか…
彩色については、2018年11月現在も悩みの種です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?