春の人生設計’24
もうすぐ春ということで、1年の設計と現時点でのその後の人生設計を考えようと思う。
過去のnoteを読んでいただければ分かる通り、とにかくやりたいことは演劇であり、かつ、人よりも普通に生きることが難しい性質であるので、これはそれを考慮した上での設計図であって、今後変動する可能性は大いにある。(私の性質については詳しくは「針に糸を」を読むことを推奨する。)
まず4月からの1年間ですべきことは学業と俳優活動の二つである。
学業については、大前提として4年ないし5年で学部を卒業し大学院に進学する。現時点で4年での卒業は危ぶまれているので、5年かかっても良いという判断に至った。次の1年間で重要になることは「隔年開講の授業を取り切ること」である。まだ少なからず4年での卒業に希望が残されているため、その希望を掴むための必要条件が隔年開講授業の単位取得である。これに失敗した時点で留年することはほとんど確定となる。つまり次の1年間は隔年開講の授業には出るという最低限の目標を果たさなければならないわけである。
しかし、「針に糸を」にも書いたが私は普通の学生生活を送ることは得意ではない。毎朝早くに起きて登学し90分の授業を複数コマ受講し下校するというのを1年間毎日繰り返すことは高校生以降できていない。それでも普通に履修を組めば週10-12コマほどとなる。そこをどうカバーするかが問題となる。
学校に行くということに関しての大きな弊害は3つある。
まず1つ目は感覚過敏で、休憩時間や授業中の周囲の話し声や教室の蛍光灯が苦手なので教室の中に居続けることが苦痛となることがある。
2つ目はこだわりの強さである。「何時に家を出よう」と決めた時間を1分でも過ぎると家を出られなかったり、バスが遅れるだけでパニックになったりするので、登学すること自体が困難となる時がある。また、朝のルーティーンを全てこなさなければ次に進めないためその点でも朝起きる時間が少し遅くなれば家を出ることすらできないこともある。これには遅刻への恐怖もあり、授業途中に教室に入ることが怖いので、遅刻が確定した時点で学校に行けなくなってしまう。
3つ目は90分を耐えられないことである。じっと座っていることが苦痛で途中で離席しなければ90分を過ごすことができないことが多い。しかしこれは何か作業があったり集中できることがあればなんとかもなるので時と場合にはよる。
これら3つの解決ができれば登学が可能になるかもしれない。
まず感覚過敏については合理的配慮で耳栓の許可がおりたので少々解決しそうである。サングラスも携帯しているため、感覚過敏については少し安心感を持って挑めそうである。
次にこだわりの強さ。ここが最難関ポイントである。まだ解決策が見つかっていないが、薬でパニックをコントロールしながらこだわりの強さを否定せずにやっていきたいとは思う。
最後に90分の着席。こちらも合理的配慮で授業中の離席が認められており、さらに出口付近への座席指定も認めてもらえる可能性があるため、そうなれば解決である。
というわけで、とにかく学業については隔年開講のものを中心に単位をとりきることが目標となる。1年間の設計図としては前期後期それぞれの学期の真ん中くらいの時期に毎回行けなくなりがちなので、それをこの一年は念頭に置いておきたい。
次に俳優活動である。これは言わずもがな私が一番やりたいことなので、具体的に設計図を書いていきたい。
まず現時点で7月にステージ1本(仮)と主演舞台が1本あり、8月にステージが1本、冬ごろに舞台が1本決まっている。目標としては年間最低6本出演することなので、あと3本程度は確保したい。現時点で5本程オーディションは受けており、その後も受けるつもりであるが、とにかく合格を勝ち取りたいところである。
今のところ俳優としての人生設計として、大学院を卒業するまではフリーで活動し、その後劇団に所属するという図を描いている。理由としては劇団に所属すればその劇団の公演に出演できる代わりに当然やらなければいけない劇団員としての活動が増え、外部出演の機会は少なくなる。現在ある演出家の舞台に出ることを目標にしているので、外部出演が自由にできるフリーランスの期間をある程度取りたいのである。つまり大学院をストレートで卒業するまでの残り4年間は少なくともフリーで活動することにしているので、その間にできる限りオーディションを受け客演で多くの舞台に立ちたい。
また、もう一つの設計図として描いているのが来年冬の演劇学校受験である。次年度1年間は舞台出演をメインに活動し、その次の1年間は学ぶことを軸に活動したい。高校や大学を選ぶ段階で演劇という選択肢がなかったのだから演劇への熱意は薄いのではないかと言う人がたまにいるのだが、そう言われるのは非常に悔しく感じる。だからこそ、自らの意思で演劇を学んだというキャリアが欲しいという気持ちがあり、演劇学校の受験を検討している。ちなみに受験を検討している演劇学校は夜間なので学業との両立ももちろん可能である。しかしながら次の1年の間に自分が思っている以上に舞台活動が軌道に乗った場合、その演劇学校での一年はスキップする可能性もある。それが時間の無駄になったり活動する上での自分の邪魔になったりするのは本末転倒なので、それだけは避けたい。この件は次の1年がどう転ぶかによって決定していきたい部分である。
とにかく、これが2024年度時点での人生設計である。今後どのように変わっていくかはわからないし想像もつかないが、年に1.2回、このような人生設計を立てる時間を作っても良いのかもしれない。特に私のような自閉傾向のある人間はそういう予定や設計がある方が、圧倒的に動きやすくなるのである。
これにて。2024年3月9日。
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