「大本営発表…」

第二次大戦中の日本のアナウンサーたちの姿を描いた、NHKのドラマが好かった(特に期待して見始めたわけでもなかったので、余計、好かった)。主演の森田剛の熱演も好ましかった(最初誰だか分からなかったけど)。明治神宮外苑競技場での学徒出陣の実況の場面は、かなりぐっと来た。高良健吾が演じるアナウンサーが、インパール作戦に参加したことで戦場の現実を知って、かつて自分自身がいい気になってやっていた「戦意高揚アナウンス」に苛まれる場面も印象に残った。しかし、なんと言っても、エンドロール後の場面(所謂、ポストクレジットシーン)が「怖かった」。思えば、富野さんや宮崎駿が、ちょうどあのくらいだったんだよねえ、と、妙にいろいろと納得してしまった。

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