『ザ・トラベルナース』第5話:メモ

オモシロかったし、好かった。そして、これまでの中で一番愉しかった。深刻になりすぎず、説教臭くもならず、しかも、オチャラケ過ぎることもない、絶妙な感じ。安達祐実の「喉越し爽やか・後味スッキリ」な感じが効いていた。今回、九鬼さんは完全に「脇役」だった。あと、安達祐実が、〔小さい能町みね子〕に見えてしまって、ちょっと困った。

病院を逃げ出した、五反田宝山ごたんだほうざん(神田伯山?)を連れ戻しにキャバクラに向かっていた那須田君(岡田将生)が、路上で客引きのお姉さん方に声をかけられて、つい足を止めてしまう場面とか、金谷さん(安達祐実)が、五反田宝山を張り倒したあとで、店にいた他の客がカラオケを歌い始める場面(そりゃ歌うよね。飲み屋でのちょっとした修羅場・愁嘆場は日常風景だもん)とか、小さいけど愉しいカットが多かった気がする。今回の演出の人は4話までとは違うのかな?

それにしても、六角精児の神野先生(食い道楽の凄腕外科医)が、やっぱり好い。金谷さんが差し出した封筒(札束入り)を受け取ろうとしたとき、奥から九鬼さん(雲霧仁左衛門)が「睨んでいる」のを観て、ビクっとして、そんなものは受け取れないと、突き返すところとか、旨いものを食べたくて手術を1.5倍速で終わらますと言ったりするところとか、それでいて、外科医としての腕は実際に超一流なところとか、そして、更にあの見てくれ。絶対、スピンオフが作れるキャラ。

あと、寮母さんが口ごもった占いの結果は、九鬼さんに死が迫っているという内容だろうね。

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