見出し画像

リボーンアートフェスティバル2021

今年も行ってきました。2年に1回、現代アートに触れる2日間。リボーンアートフェスティバル2021

画像1

片山真理さんのバレエ。義足のアーティストさんご本人のポートレイト。最初は合成かと思ってびっくりしました。ちょうどパラリンピック会期中だったし。中森明菜、元気かな。

画像2

あまちゃんの大友良英さん。さいしょカーテンが閉まっていて、「今から大友良英の作品を上演します」と係の方が言うので映画かなにかかなと思ったら。それまで脇に立ってた黒子(顔もカバーしてた)がいきなり演奏を始めました。昭和家電のオーケストラ。ミキサーがガーっていったり電話が鳴ったり。縛りがないから自由に存分にやりたいことを表現しましたという感。パラリンピックの方が開会式、質が高かったしね。

画像3

石巻市街のインフォセンターは観慶丸。石巻の漁業が盛んだった時代のノスタルジックな建物。この建物の存在がこのエリアの価値を決めてるぐらいの素敵な場所。存在がアート。

画像4

旧千人風呂の昭和なおうちも存在がアート。2階の和室に水が溜まっていて長靴で部屋に入りました。下をのぞくと瓦礫のようなものが。津波の当時を表現したんでしょうか。【HouxoQue】

画像5

私の中で一番ヒットだったのが、桃浦の旧荻浜小学校。【SWOON】音楽室に入っていくと、切り絵のアニメーション。

画像6

母は世界最強というテーマ。たぶん。前回は、ここには増田セバスチャンのピンクのピアノが置いてありました。

画像7

小積エリアはシュール。案内に沿って山道を歩いて行くと、静かに騒音が聞こえてきます。3つのラジオをいっぺんに流して都会の喧噪を表しているそうで。鹿肉解体処理施設は2年前と同じ場所に同じ機能でありました。前回は小屋がいくつも並んでいてその中に絵が展示されてたのだけど、それがぜんぶなくなってて、土を起こして土木作業中な体でした。それもふくめてアートなだと係の方に解説いただきました。脇の小川に石に三方を囲まれたペットボトルが目につきました。それもアート。たぶん。鹿の頭蓋骨がたくさん捨てられてる貝塚的なものも。

画像8

荻浜エリア。狩野哲郎の【21の特別な要求】。山をがんばって登っていくと現れます。子供が基地つくって遊んでた的なものがいっぱい。1回目のリボーンアートでも、こういうのあったなあ。受け継がれてる感があります。

画像9

女川駅前。会田誠の【考えない人】。坂茂設計の女川駅とのコントラスト。何も考えず、うんこしてるだけ。うんこに草が生えるし。

画像10

最後は、FOODの部。塩竃と千葉・柏のシェフさんの絶品コースをいただきました。

画像11

牡鹿の空気をたっぷり味わって、舌も味わって、大変楽しい2日間でした。