オレポジ報告 23年8月第1週

オレポジ、先週比-$19,351、年初来-$98,491 (-19.6%)。30年金利の急上昇で大幅マイナスだが、まぁよく耐えた。

今週は、金曜日朝まで連日の急激なベアスティープ。2年以下の金利はほぼ動かず、横ばい推移したのに対して、バックエンドが4%を超えて上昇、昨年秋のピークに再接近する様相を見せている。

直接のトリガーは勿論、フィッチの格下げと財務省の爆裂発行計画、更には日銀YCC修正によるレパトリエーション懸念である。

ついでにソフトランディング観測による長期利回り観のリセットなども言われているが、これに関しては、指標に応じて右往左往してるだけにしか思えない。実際、金曜日の指標でまた「これ以上利上げ無し&早期利下げ」に振れた。

この金曜日の動きが来週継続するのか注目である。都合よいニュースで一旦リバっただけなのか?ついでに言えば、嘘泣きビルアックマンの国債売りツイートがパーフェクトタイミングで逆神発動した訳だが、こいつがコロナの底で一芝居打ったように、ここでも実は裏で国債ロングしているのか、どっちなんだ?というなかなかのエンタメ要素も盛り込まれている。

ZB(30年米国債)に関しては先週、「微妙にジリジリ上がるのが」都合が良いなどと言っていた訳だが、もちろんそんなに都合が良いことは起こらなかった。先週までの「$124の攻防」とは打って変わって、崖から落っこちるように連日サクサク下がり、$120を切るところまで行った。

おかげで証拠金が危険水域まで上昇してしまったため、ESの先物6枚ロングなど、切れるところは全部切った。ZB自体は、PUTスプレッドを追加して、最悪$115でも耐えられる体制にはした。

GC(ゴールド)は、債券やドルの環境的には明らかに逆風なのだが、今週もよく耐えていたように思う。結局、米国長期債の利回り上昇は、極論すれば国家財政破綻懸念にリンクしている訳なので、そういう側面にゴールドが反応しているような、かすかな気配は感じている。

8/4限の$1970 PUT売りx16枚がアサインされたので、8/11限のCALLを売ってカバードコールに。

最後に株。さすがに長期利回り上昇に反応して、ナスダックは続落。S&Pも下げた。興味深いのは金曜日の動きで、金利低下と共に反発していたのだが、日中突如リバース、ESU3は$4500を割って終えた。前日の決算を受けて下げ圧に耐えていたアップル株が耐えきれなくなって一段下げたのがトリガーだが、これで終わり(+ディップ買い)となるのか、どうか。

オレポジは、上述のように証拠金抑制のため、一部ポジ調整。結果として先週よりショート強めになっている。バランス調整のため、9/15限のCALLスプレッドを足した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?