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僕たちはまっさらだった

僕たちはまっさらだった。
なんにも持っていなかった。
地位も名誉も学歴もお金も、未来の希望さえも。


僕たちは未熟だった。
互いに依存して、互いをダメにしていた。
ただ、そこにあったのは、風呂・ストーブなしの築108年の古民家だ。 

なんとなく掃除をしたり、パーっと飲んだり、なんでもないことを話したり。そうやって僕たちは、この古民家とともに育っていった。

僕たちは、何にも考えずにここまでやってきた。
苦しいこともあった。悲しいこともあった。
でも「うまくいく」の正解がなかったから、
なんでもよかったし、なんでも悪かった。

正解はいつも人と人の間で生まれていった。
答えのない世界だったから、自由だったんだ。

僕たちは最強だった。
何にもないのに、最強だった。
いや、最強そうに見えていたのかもしれない。
見せていたのかもしれない。

何がどうなるか、わからないし、未来なんて見えないのに、
毎日がなぜかわくわくで、刺激的だった。

僕たちは遊んだ。
とにかく日々を楽しんだ。
誰もが傷ついたし、誰もが笑っていた。
毎日のように、
誰かと誰かが衝突して、
誰かと誰かが話し合って、
それを見ている誰かがいた。

誰かの問題を、僕たちの問題としていた。

間違っていなかったと思う。
あれが正解だったと思う。

あぁ

いつからなんだろう。社会性が芽生えたのは。
いつからなんだろう。経済に消費されたのは。
いつからなんだろう。どことなくぎこちなくなったのは。

もう、決めたんだ。

社会に何かを求められても、
僕たちはそんなものに動じないことにすると。

「サービスを提供すること」「なんとなく継続すること」「しっかり計画を立てること」「お金をやたらと稼ぐこと」

そんなことを、しない。

無駄を愛する。

他者を愛する。

自分を愛する。

僕を愛するんだ。

僕たちを愛するんだ。

まっさらでも、大丈夫。

ううん、まっさらがいい!


僕たちの暮らしは、

僕たちしかつくれないんだから。

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【しもざわあんな展します🌷】

私は、今まで散らかった沢山のことをしてきましたが、ひとつだけ続けたことがあります。

それは、日々の記録をノートに描くという行為です。

違和感を感じた時は、すぐに「アンナ会議」を開きます。アンナ会議をすることで、アンナ自身と対話できます。
よって、このノートは、アンナなのです。

素敵な体験をした時は、しばらくして絵と文字を組み合わせた図にします。(元未来大の先生から学びました☺️)そうすることで、体験が経験になります。
よって、このノートは、アンナの生きてきた証なのです。 

日常が愛おしいと感じた時、想いを言葉にして呟きのように書き留めます。そうすることで、どんな1日も受け止め、愛することができます。
よって、このノートは、アンナのTwitterなのです。

面白い飲み会やトークイベントに参加した時は、すぐに描き出し、その話をみんなで共有します。そして、もっと深く、追求し、たくさんの人の言葉がノートの上で交錯します。
よって、このノートは、アンナ1人のものではありません。

だからこそ、共有したいと思いました。

私の6年間がどんなだったのか。
どんな1日の連続だったのか。

みんなに知って欲しいのではなく、みんなと共有したい。過去お世話になった人とは「この時、あなたのおかげでこうなりました。」という話を。
はじめましての人には「今の私はこんな昔があるからなんです」という話を。

コーヒーやソフトドリンクも用意しておきます☕️
わたしがいつか喫茶店をやるための練習に
付き合ってください☺️

以下会期などです。

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しもざわあんな展
「僕たちはまっさらだった。きっと、これからも」

日時:2022年4月7日〜14日
(平日は16:00-20:00/土日は11:00-17:00)
入場料:無料
場所:わらじ荘(函館市弁天町23-5)
ドリンク提供あり。

内容
1.アンナ年表
2.ノート見放題
3.プロジェクトパネル(おうちで図書館、バル街「あんな笑店秘話/演劇のあれこれ)
4.思ってることパネル(私にとってわらじ荘とは?/教育とは?)
5.詩(日常のカケラ)の公開
6.アップルハウスの展示を持ってきます
7.つくったアニメを見れます
8.ZINEの販売
9.オリジナルストラップの販売

などなど盛り沢山⛰🗻

【4月10日のイベント】13:00-17:00
○6年間をぎゅぎゅっとまとめた1人演劇
○アンナに関する人たちのアンナパネルディスカッション
○ノート活用ワークショップ
を開催します🌷🌷🌷🌷


いただいたものは、全て大切なひとに、そしてまちに、使わせていただきます。