水瓶座満月と電車で見かけた美しい横顔
調子はいかがでしょうか?
2024/08/20の水瓶座満月は一言で言うと、「不穏」な配置です。
複雑なアスペクト(角度の影響のし合い)が多くて、どこに着目すべきなのか、主人公は誰でどこなのか、はっきりしないような感じがあります。
勧善懲悪なアンパンマン的なお話よりは、人間交差点のような悲喜交々、群像劇を筆者はイメージします。
ただ、言えることは、生きている限り何らかの義務や役目を果たすことにはなるし、そのことからは逃げがたいものです。それが夢と違っていても、理想の生活でなくても、置かれた場所でただ人生は続いていく。……そんな一筋縄ではいかないシナリオの元に私たちは生きているのではないでしょうか。
占い的なメッセージを期待された方には、今回の水瓶座満月についてのXでのポストを投稿しておきます。
必要な方に、必要なメッセージが届きますように🙏✨
太陽はコミュニケーションの『水星』と義務と責務の『小惑星ベスタ』に挟まれる形で満月を迎えます。
小惑星ベスタは、1807年に発見された天体で、ローマの女神ベスタにちなんで命名されました。また、ギリシャ神話のヘスティアと同一視され、家庭の炉や火を司る女神です。
ベスタの神殿には常に神聖な火が燃えており、この火を絶やすことは不吉とされ、厳格に守られていました。
ベスタの祭司として仕えたのが「ヴェスタの処女(Vestal Virgins)」と呼ばれる女性たちです。彼女たちは30年間の任期中、神殿で火を守り続ける役割を担い、責務を全うし、非常に高い地位と尊敬を得ていたそうです。
ここ数日、「ヴェスタの処女」になったような気持ちで過ごしてみてもいいのかも。
日々という神聖な火を、社会の中で絶やすことなく、守り続けるのです。
軽んじられることが仕事、という人はいても、軽んじられる仕事はないと思います。私たちの行動の一つ一つが、誰かと何かを生かすことに繋がっています。
どんなに邪悪な仕事でも、それは別の正義を引き立たせているだけなのかも。悪を肯定はしませんが、必要な悪も現実には存在します。
皆たちは、生まれて生きて老いていきます。
その中で、いかに自分をコントロールして、感じて話て表現して、人と繋がっていくのか、その概念自体を見直すときです。
生きているすべての方と生きていたすべての方にリスペクトを込めて💐✨
美しい横顔
私は、今日の夕方、新宿に向かう電車の中で、美しい横顔と出会いました。
夕方の帰宅ラッシュの人混みは予想通りで、電車で座れるなんて贅沢は夢にも思わず、人との接触を避けつつ、閉まっている扉の左端を確保しました。
座席の末端であり区切り的な壁に背中を預けた時、その人は目に飛び込んできたのです。
適当に束ねた髪。化粧の剥がれた顔。ささくれがあったのか、親指の爪の横にスッと血の赤が透けている。
大きなリュックを前に背負い、真っ直ぐに仁王立ちし、揺れないように扉に手を付いている。
必然的に、スマホを見ることも出来ずに、外をぼんやりと眺めるその横顔。
彼女の輪郭は、空気をそのまま鋭く切り抜いたようにシャープで、空に聳える都会のビル群を見上げた時のような、独特の感心を私の中に呼び起こしました。
なので少々観察をしたまでですが、どこにでもいるような、妙齢の女性でした。
左指には、シルバーの結婚指輪が光って、これから自分の家庭に帰っていくのだろうな、と簡単に想像が出来るような雰囲気。
でも、彼女のまっすぐに外を見やる姿勢が作り出す、厳格さと少しの疲労感がなんとも言えない風情を醸し出していました。
私自身は、というと。スマホを片手に持ちながら、時間稼ぎの息継ぎかまたは気晴らしのように、その人の横顔をたまにチラ見しつつ、電車に揺られている時間を過ごします。
その時の私は、石でも眺めるようなガラス玉のような瞳をしていただろうと思います。ただ、ある一瞬までは、目の前の女性は、ただの一緒に乗り合わせただけの乗客に過ぎなかったのです。
ある一瞬という、その瞬間の、ガラスを突き抜けた西日の鋭さといったら!
彼女の瞳全体を明るくさせて、白目を透明にするような、透かすような光。
顔に落ちる前髪の影。セパレートに落ちたまつ毛の影。下まつ毛付近のぬめっとした質感と生々しさ。唇のわななき。
なぜ、こんなにも見知らぬ人の美しさが心に残ったのか、自分自身でも不思議です。
もしかしたら……、という可能性の問題ですが。
どんな人が私の前に来ても、私は美しいと感じたかもしれないな。とも、思います。
人間は美しい。美容にお金をかけてなくても、笑顔でも泣いていても怒っていても、人はそれぞれに美しさを持っています。生きているということのそのものが美しいと、心から私は思っているのです。
生きていれば、それぞれに苦しみを胸に抱えているだろうに、その心模様を絵画を見るように眺めることは叶いません。
ただ、ふとした瞬間に、もしかしたら本人さえも無自覚な瞬間に、どんな言葉も凌駕するような圧倒的な説得力を持つ時がある。そんな表情をする時がある。
それは、その人の経験的な重みからくるオーラのようなものなのかもしれません。私が垣間見たのは、それを伴った『横顔』だったように思います。
運命の上にある生命の尊さ全てを、ふと垣間見れた奇跡でした。
平和な国と日常の元に生まれ落ちたのであれば、当たり前のことを礼賛しながら生きて行こう。世界の美しさをもっと信じてもいいのかもしれない。
そんな風に思えた午後でした。
水瓶座の満月は、朝方の03:45頃がジャスト満月タイムです。
筆者がこのnoteを投稿するのは、深夜の3時過ぎ。
深夜のテンションなのか、書かずにはいられませんでした。
読んでくださってありがとうございます。
心より、明るい愛を込めて💐✨
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