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占星術的に働く、ということを考えてみた

突然ですが……

『ホロスコープ 無料』と、検索をしてみてください。
あなたの6ハウスは、何座から始まっていますか?

その星座サイン的な価値観や感覚を持って、あなたは仕事と向き合っていきます。と、簡単な鑑定であれば、お伝えすることが出来るでしょう。

ですが、今回は
そういった鑑定の1コマではなくて、
本当に「働く」ということについて、考えてみたいと思います。

どうして、苦労と収入は比例しないんだよ!

という、個人的な、ちょっとだけ
やさぐれた気持ちから、この記事を書き始めています。

私たちは、何のために働くのか?

仕事をするのは、生活していくためにお金を稼ぐ、ということ。

では、みんなが
お金をさらにさらに増やしていくためのに、
遊ぶ時間や寝る時間を削ってまで働いているのか?というと、

まったく、そうではありませんよね。

この記事の本題に入る前に、占星術的に
超個人レベルで「私」が働く理由を読み解く、一つの方法をご紹介いたします。

この図にて、今回は説明を端折ります。

ちなみに、筆者は12ハウスです。

本当に、流されたら今の自分になっていて、良い習慣がついて仕舞えば、金銭的に困ることは無くなりました。

色んな職歴があるのですが、給料の未払いから
極貧で、一週間を食パン6枚で過ごしたこともあります。(薄切り食パン)&水。

身体を壊したので、絶対やらないでくださいね……
誰もしないか笑

今は在宅で働いていて、
好きな時に出かけて、
メンタルを削ってくる上司や先輩のいない環境。

収入は、増えました。

何でなんだ。

働くって何なんだ。

10ハウスと6ハウス

ホロスコープを知らない方には申し訳ないのですが、専門的な説明を含ませながら考察をしていきたいと思います。

10ハウスは、やぎ座のナチュラルサインとされ、「社会的頂点」を表すハウスです。

山羊座生まれでなくとも、お仕事について鑑定する際には、10ハウスのやぎ座の支配星、土星の位置もチェックします。

それくらい、生まれた星座に関係なくお仕事と10ハウスは切っても切り離せない関係です。

10ハウスから、「仕事」と「働くこと」について考えてみたいと思います。

社会的頂点について考える

占星術的に、土星がやぎ座サインを支配している、ということも、加味していきたいと思います。

土星は、規律の星とされ、人体でいうところの皮膚だそうです。

by ANNA.

ルッキズム……。(見た目至上主義)なんて言葉があります。

ミスコンのような、比較されるような場以外で、優劣を勝手につけられるのは、かなり生きづらくなってしまいますよね。

身体や顔の造形は、その人がなりたくてなっているわけではないのに…。

ですが、生まれ持った個性的な良さや美、さらに外見を磨く努力を認めることは大切です。

最も個人的なのに、最も社会的な部分が「見た目」なのかもしれません。

個人的かつ社会的。

私は社会にどう評価をされているのか。
これはとっても、10ハウス的なポイントな気がします。

山羊座の身体対応が肌や骨、歯というのも納得です。

さらに👇

私たちの筋肉や血管、内臓を覆い、まとめる皮膚。
それはまさに、社会をまとめる国境
法律やルール、つまりは規律のようなもの。

私たちの肉体を覆い、形作ってくれているものが、皮膚(土星)なのだとしたら

私たちは、その上からさらに、

1.衣服を身につけ、
2.高価な靴を履き、
3.職業に必要な道具を持ち、
4.見られたい自分を演出するためにメイクをします。

おしゃれが好き!でそうする人もいれば、立場として仕方がなく着飾る人もいるでしょう。

飾り立てる。かと思えば引き算のおしゃれ。
さらに、顔をメイクの力で詐欺することも。


私たちは、猿から進化して、文明を発達させたというのに、、

生きるための手順が増えていて、
不器用に苦労して、さらにそこに喜びを見出します。

そのことから、時間と労力をかけてまで
『見た目を気にする』=『他者からの視点を気にする』というのは

すごく人間らしい行動なんだろうな。と思ってしまいます。


その人間らしさで、飾り立てたものたちは

美しく着飾ることで、蔑ろに扱われることを防いだり、
または、大人しい装いで穏便かつ平穏に過ごすことが出来るかもしれません。

冠婚葬祭など、私たちの常識の中に決まり事として生活の中に組み込まれています。

社会的頂点=肩書?

では、見た目だけを整えれば、
誰しもVIP待遇を受けることが出来るのか?というと、決してそうでは有りません。

見た目が美しくても、品性に欠けていて魅力を損なわせてしまうことも……。

「仕事」から「肩書き」を得るために

ハウスの連続性から考えてみました。

仕事を司る6ハウスは、

『パートナーや契約を意味する7ハウス』を抜けて、
『秘密や相続、遺産を意味する8ハウス』も超えて、
『旅や哲学を意味する9ハウス』の先にあります。

つまり、

仕事として役割に徹し、
確固たる契約(7ハウス)をしたのちに、
経験から自分自身の素養(8ハウス)を理解し、
世界と社会の仕組み(9ハウス)について見識を広げた後に、社会的頂点がある。

自分にしか与えられないものを発見し、与え与えられること。

それは、例えば死んだ後に残る功績であるかもしれませんね。


自分自身の価値を見つけ出す道筋が、10ハウスに至る道である。

なんて断言したいところですが、

あくまでそういう考えもある。というところです。

超独自解釈ですし、この記事のために練り上げたものですので、個人様を鑑定する場面では採用しない考えです。ご容赦ください。

10ハウスに至るまでを考えると、
役割に徹する6ハウスは、

なんというか、
クリエイティブというよりも、何かの型にハマるようなイメージです。
(6ハウスのついては次の章にて)

ちなみに、占星術では、1~6ハウスの下半分を自分を向いている。

7~12ハウスの上半分は外側を向いていると言われています。

よろしければ、何かのご参考にどうぞ。

そのことからも、仕事は自分の殻にこもって、ただ言われた通りのことをすれば、一応できます。(6ハウス)

型にハマるために、大切な自分を壊しながらでも出来てしまうのです。

……これってとっても怖いことですね。

仕事と趣味の違い

仕事と趣味の違いを考察するために取り上げるのは、5ハウスと6ハウスです。

獅子座のナチュラルハウスとされる5ハウスは、恋/趣味/創造のハウスです。

そして、乙女座のナチュラルハウスとされる6ハウスは、仕事/健康のハウスと書かれていることがメジャーです。

『仕事と趣味』の違いなんて、分かっているよ!という方もいらっしゃるかと思いますが、改めて言葉にしていきたいと思います。

趣味について

趣味を司る5ハウスには、恋や創造というキーワードが並んでいます。

創造は、趣味で絵を描くことかもしれないし、歌を歌う、と言ったような形にならないものかもしれません。

何らかの感動を得たり、心が動いたりと、クリエイティブです。

このことから、趣味=自分が好きでやっていて、どんどん何かを作り上げていくこと。

自己表現であり、制限されないもの。だと思います。

一方、6ハウスについて

仕事と健康、というキーワードを持つ6ハウス。

これは、自己管理も仕事のうち。と言ったニュアンスでも理解できそうです。

さらに、おとめ座サインということから、役目に徹する、と言った意味もあるでしょう。

「健康」でいる難しさ

「健康」ほど、維持が難しくて、お金で買えないものはないのではないでしょうか。

特定のものだけを食べたり、飲んだりしていればいい。という分かりやすいものはなくて、
睡眠、食事、運動…。と、ありとあらゆるバランスに気を配らなければなりません。

生まれ持った体質をよく知ることが大切です。

揚げ物が好きだと、好きなものばかりを食べていたら、十中八九身体を壊します。

気ままな行動ではなくて、健康(自分を大切にするという役割)を意識して日々の選択をすることが大切です。

よく役割をこなすために、最適なルーティーンを設定するのもおとめ座的で、良いでしょう。

趣味は、好きなこと“だけ”をやることです。

仕事は、関わりたくない人とも関わる必要があります。

自分の都合ではない業務やタスクをこなして行くこと。そのものが仕事の本質だと言ってもいいのではないでしょうか。

『お給料は仕事の我慢料』なんて、昔の映画かドラマで聞いた気がします。

だけど…

「仕事って、好きではないことを単純に、もくもくとこなしていくこと?」

仮に「仕事」は、そうだとしても「働く」のは違います。

どうしたらいいのでしょうか。

役割に徹するだけでは搾取される

強めなタイトルをつけてしまいましたが…。

自分を押しころしてまで。健康を損なってまで…。という、つもりで書いています。

健康を損なう、という時点で、すでに搾取だと筆者は思います。

完全に元に戻ることが難しい場合も多いし、
戻れたとしても、時間は絶対に遡らないので、年齢的にも体の回復は不利になって行くからです。

メンタルという、心の健康でも同じことが言えます。

自分を失った状態で、好きではないことを延々とやっていく。

冥王星蠍座世代の筆者は、会社に勤める。というのは、

そういうことだ大人たちから聞いていたように思います。


そんなやり方が社会に許容されてきたのは、

日本には年功序列制度というものがあって、
ある程度の年月を過ぎれば、順当に出世し

10ハウス的な社会的頂点までの、
楽々エスカレーターが出来上がっていたからだと考えられます。

戦後の年功序列制度

1945年の8月に第二次世界大戦が終わり、
日本は高度経済成長期を迎えるわけですが

1958年の冥王星がおとめ座サイン入りを果たします。

その前後の1950年代〜1960年代に、年功序列制度は定着されたんだとか。

前述した6ハウス(乙女座)的な役割に徹し、社会を復興するために、どんな力も合わせて一致団結し、指導者のもとで行動するやり方が求められたのでしょうか。


ですが今は、令和です。

冥王星はみずがめ座サインを行ったりきたりして、社会に揺さぶりをかけています。

冥王星にも着目して、これからの社会での「働き方」について話をしてみたいと思います。

冥王星みずがめ座時代の仕事


冥王星は、2008年にやぎ座サインに移動しましたが、2024年にみずがめ座サインへと移動します。

社会的頂点だとお話した10ハウスは、山羊座のナチュラルハウスです。

11ハウスへと移動することは、肩書を乗り越えて、利益度外視で、未来へと希望を持って羽ばたいて行くこと。

11ハウスについて
伝統的に「幸運のハウス」として知られる11ハウスのルーラーシップは、友人や友情、支援者、恩人など、私たちを直接または陰で助けてくれる人たちです。幸運、前向きな希望、信頼、賞賛、快適さ、目標、大志を司るハウスです。現代占星術では、より広い社会的なつながりを司ると言われています。

デボラ・ホールディング著『ハウス 天空の神殿』より抜粋

昨今の生き方や働き方、セクシャリティといった様々な分野で

多様性を認めていく流れは、

とても冥王星みずがめ座的なように思います。

そもそも仕事って…

仕事とは、人にサービスを提供して対価を頂くことです。

商品として、成立しているものは、
「これがあれば今の生活が少しでも良くなるかも!」という

発展性があり(幻だとしても)、

今の生活を維持して行くために、消費されていくものだと思っています。

それは、業種によって例外はあるだろうし、
事情が特殊なお仕事もあると思うけれど、
自分自身を壊すために、お金を払うということは
不健康で不健全な香り漂います。(タバコや過剰なアルコールなど)

個性を尊重し、生き方や働き方、セクシャリティについて多様性が認められて行く中で、逆に違法性があることは何か。

それは、他者に迷惑をかけていないかどうか。なのではないかな。と思いました。

その感覚が冥王星みずがめ座時代そのものだというわけではありませんが、

この「他者への迷惑」もしくは不利益というキーワードで、

色んな不祥事が浮き彫りにされて、

主にインターネットという盤上で、
炎上したり二次被害が広がっているような気がするのは、私の気のせいではないように思います。

ちなみに、インターネットは、天王星の象意であり、天王星は水瓶座の支配星です。

山羊座時代の歪さを、水瓶座が削り取っていく。

その中で、必要以上の正義が暴発して、それってよくないよね?という議論が巻き起こり、価値観の刷新が起こっている。

個人が正義感をあらわにして強く追求し、誰かが傷ついてしまうことは、ただただ不快です。


だけれども、被害者が黙っていて、正当でない扱いを受けることも、間違っていると思います。


時代が変わる今だけの痛みだと信じたいものですね……。

10ハウス=社会の規律

星の意味を、星座の性格として表現することがよくあります。

その多くは、仮説と検証が繰り返された、占星術の技法や解き明かされた意味合いを

マクロコスモス、ミクロコスモスという考え方から、個人の性質まで翻訳し凝縮したものと言えるでしょう。

※山羊座さんが真面目だと表現されやすいのは、今からお話しする部分の性質からかも……。

生き方や働き方や、セクシャリティについて多様性が認められて行く中で、違法性があることは何か。

それは、他者に迷惑をかけていないかどうか。なのではないかな。と思いました。

冥王星山羊座時代こそ、肩書きや組織的な価値観、確実な安定を目指すことが是とされている時代でした。(占星術的な解釈から)

現在進行形で、人と人との摩擦の中で、新たな価値観が出来上がっています。

ブラック企業が、ホワイト企業に代わり、ホワイトすぎて新人が辞めていく……。

土星は皮膚

やぎ座サインは、肌や骨格などを表すというところで、

人間は、他者からの目線を気にする。ということを書きました。

社会的に自立(成功)するためには、社会のルールを守れる人物でいなくてはなりません。

ネットで、「どうして人は人をころしてはいけないの?」という質問に対して「自分がころされないように法律を定めたんだよ」的な何かを見たことがあります。されたくないことをやらない。大きな枠組みで禁止する。この公平な抑止力は、時代の移り変わりに関わらず、普遍的な効果を発揮しそうです。

人間がコミュニティを形成して、社会を動かしていくためには

共存・共栄していくための最低限のルールが必要です。

そうでなければ、いつまでも奪い合いがなくなることがない、、なんだか悲しいですが、世界中の歴史を見ていると明白です。

まさに規律の星、土星。

ルールに制限されるのか利用するのか

本題の「仕事」または「働く」ということについて

筆者は、独立する前は、他人が作ったルールの元で働いていました。

それは、(役割に徹して)「仕事」をしていたんです。

その中の時間でも幸福はもちろんあります。

ただ、自分が苦労するようなルールの中に置かれていました。


どんなに頑張っても報いてくれない環境は、この世の中に思っているよりも溢れかえっています。

土星が試練の星でもあることから、

ここは、筆者の持論ですが……

人間は幸福なことに、または不幸なことに
時間と共に成長を止めることはできません。

精神的に何も刺激がなければ
刺激に弱い方向に成長が進み、

刺激が多ければ、その経験に沿った成長をします。

そして、時代は移り変わります。

時代の変遷とともに、
今まで立ち塞がっていた
常識を乗り越えられることから、
土星が(乗り越えられる)「試練の星」と呼ばれているんだと思うんです。

たとえ今が不遇の境遇で
不幸だとしても、

時代の後押しを受けられるタイミングが
人生の中できっと来てくれます。

どんな働き方を望むのか

さらに大きく考えて
どんな生き方を目指しますか?

あなたが抑圧感を感じる規律は、すでに限界が来ているものです。

さらにより良い、生活のために
ぜひ、自分と相談をしてみてください。

社会規範の基づきながらでも、
今の規則を緩めることは出来るはずです。

まとめ

のびのびと働いていくために!

筆者なりにまとめてみました。

・苦労と収入は比例しない。
・自分自身の価値を見つけ出す道筋が大事。
・心を失ってこなす仕事は自分を損なうことがある。
・社会のルールを守りながら、自分に合わせた規律を確立することは出来る。
・社会的に自立(成功)するためには、社会のルールを守れる人物でいる必要がある。


今、もしも辛い環境にいるのなら......

社会のルールを捻じ曲げずに、時代や世間の声と
足並みを揃えて、価値観の刷新を行なっていく。

そしてなによりも

難しく「〜すべき」ではなくて
自分自身が人にどんな風に役に立てそうなのか。

誰かの作った「役割」に囚われずに

自分が思って動く、「働く」という考えに立ち返ること。

私たちは何のために「働く」のか?

「働く」の言葉の由来は、「傍」を楽にすることなんだそうです。

誰かの役に立って楽にしてあげること。

情けは人のためではなく、誰かのために「働いて」自分自身を楽にしてあげること。

この部分こそが、人が働いていく

普遍的や本質なのではないでしょうか。


博愛ゆえに仲間と革命を起こす、水瓶座の冥王星チックにまとめてみました。😊

読んでいただいてありがとうございました!

※ちなみに、こちらの記事は『山羊座に捧ぐ』の下ごしらえです。

また、別の記事も投稿しますので
どうぞ、よろしくお願い申し上げます💐✨

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