ZARDの坂井泉水さん

 本日の金スマは大黒摩季さん回だったらしい。そこでは、大黒摩季さんが姉と慕ったZARDの坂井泉水さんの話も出たらしい。そこで、今回は以前メモしておいた自分の坂井泉水さん論なるものを以下に掲載したい。
 「ZARDの坂井さんの性格は今となっては非常に分かり難いのではあるが、そんな私たちにとっておそらく唯一の手がかりとなるのが、彼女の遺した歌詞である。坂井さんはどのような心の持ち主だったか。端的にいえば、控えめでおっとりしているけど、どこか熱い部分もある可憐な心の持ち主だといえよう。なぜそのように考えられるか、それは作詞というのはどこか熱が入りすぎてしまうものであるのに、彼女の作詞は癖がなく、しかし、一切手抜きはされていないというものであるからである。つまり、作詞でインパクトの強い言葉やえっと驚かせるような言葉を使う(使いたくなってしまう)のが作詞家の性であるのに、彼女は作詞をそのように(作詞家の言葉欲なるものを発出させる場所として)捉えていなかった。これはある意味で悟りを開いているような境地である。このようなことを彼女の作詞から読み取ることができるのではないだろうか。また、具体的なテキストを見ていくことを通じて彼女の心や作詞の際に考えていたこと等に思いを巡らせるのも楽しいだろう。それはまた別の機会に譲りたい。」

以上、一介のZARDファンによる一思考。

P. S.
なんかZARDが好きならもう少しいい文章書いてほしいよね、まだまだ自分も甘いなと思ったわ。こんな甘い文章を書いているようではダメだ。とても辰濃和男『文章のみがき方』(岩波新書、2007年)を受験生の頃に読んだ人とは思えない。こんなんじゃ、辰濃さんに見せる顔がないよ。

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