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「Anneのいちご水(ラズベリーコーディアル)」の進化版レシピ

youtubeで以下の初記事をアップロードして、ソフトオープンしました。
https://youtu.be/5Q8ggfZK1DE

この動画で出てきた、赤毛のAnneと、私、黒髪のアン(Ann、eなし)の朝の飲み物や朝ごはんレシピについて、ちょっと詳しい説明とレシピ書きます。

1、過去のAnne vs 未来のアンの朝食と飲み物の比較

具体的に本に出てきた、赤毛のAnneの朝食や飲み物は、

>porridge and toast、オートミール(オーツ麦の甘いか辛いおかゆと、ハード系のパンをトーストしたもの

紅茶

子供向けのおもてなしやノンアルコールの水分として、
>ラズベリーコーディアル(日本語の最初の翻訳では「いちご水」)

一方、現代人の私らにも近い、ちょっと未来人の黒髪のアンの朝食は、基本<白湯系とフルーツ朝食>

>ホットレモンウォーター OR
【ラズベリーレモネード】ラズベリーコーディアルの進化版お気楽レシピ

生の旬のベリー類 OR
ベリースムージー OR
トースト+フルーツ・メイプル・スプレッド

2、赤毛のアンの時代から、未来の朝食に進化した理由

赤毛のAnneの時代は、農作業や重労働の家事など肉体労働の多い時代だったので、基本<炭水化物>朝食だったよう。手っ取り早くカロリーを摂って体力を使う仕事にそなえる、朝ごはんや飲み物だったようです。

私ら未来人は、肉体労働をガンガンやるAnneの1908年ごろの昔の時代と違って、頭脳労働やオフィスワーク、リモートワークが多い。だから、カロリーをとって太らないように、炭水化物や白砂糖の、カロリーと甘さを控えめ。ビタミンも摂れ、脳の栄養にもなって目覚めさせる果糖を含む、フルーツを朝食にいただくのが一般的になりました。

作者の私の生きる現代、2020年代にはすでに「朝のフルーツは金」と言われていて、朝に果物を摂るのが栄養的にいい、という考え方が世界的にも定着しています。

Anneの本で有名な飲み物は、ラズベリーコーディアルを、いちご水と日本語訳したもの。Anneの親友ダイアナが、ノンアルコールのいちご水と間違えて、マリラ得意のベリー果実酒を飲んで酔っ払ってしまったのが、有名なエピソードです。

赤毛のアンの初版当時、1908年ごろには、日本ではまだラズベリーが一般的でなかった。だから、ラズベリーを日本人にまだ馴染みのあるいちご、と訳したんでしょう。

さらにコーディアルとは、ざっくり言えば、体にいいフルーツやハーブを抽出した砂糖のシロップ液やお酒アルコールでの抽出液のこと。水で薄めて、ちょっと特別な時の健康系っぽい飲み物にして頂く伝統が、欧米にあるみたいです。ラズベリーコーディアルが特に欧米で有名や人気か?といえば、そうでもない。カナダでは夏に野生や育てたベリー系がたくさん摂れるから、赤毛のAnne、作者モンゴメリ女史が実際に暮らしていた、プリンスエドワード島(以下PEIかPE島)ではよくラズベリーを使っていたんでしょう。

英仏で未来の今でも作られてる人気なのは、なんと言ってもレモンを使ったコーディアル、つまりレモネードですね。そして、ちょっと英仏のおしゃれな伝統的コーディアルが、エルダーフラワーコーディアル。初夏に咲く、白い小さな花が紫陽花のようについた、香りの良い木の花です。もちろん私も、カナダで木から育てて、毎年コーディアルを作って一年中楽しんでいます。

3、旧レシピ vs 進化版レシピ

このラズベリーコーディアル、
PEIでの公式市販品もあります。入ってる材料は、ラズベリー、レモン、砂糖、水など。

AnneのCookbook出版社の公開レシピが、米国Amazonで一般公開されていますので、リンク貼っておきます。
https://www.amazon.com/Anne-Green-Gables-Cookbook-Charming/dp/163106374X

この作り方は、丁寧で保存が効くようにしてあるから、めんどくさいです。Anneの時代には冷蔵技術がいまいちだったし、ラズベリーが夏に採れすぎて保存食として作ってた時代。だから天然保存料の砂糖がどっさりとジャムのように多く使われているし、実を潰して濾して不純物や虫を取り除き、火を入れて消毒殺菌して、常温でも日持ちしやすくしています。

ですが、私ら現代人にも黒髪のアンの未来人たちにも、ここまでの面倒なレシピは不要になりました。冷蔵庫や冷凍庫があるから、砂糖を使わずに保存できるし解凍もチンや常温ですぐにできますからね。丁寧さよりも、手間暇かからないお気楽さ、が第一条件になったのです。

というわけで、よりお気楽によりカロリーもボディにも軽い、私たち未来人の進化版レシピ【ラズベリーレモネード】を、お教えしましょう。

生か冷凍のラズベリー、
レモンジュース(100%)
冷たい水か炭酸水

甘いのが好きなら、メープルシロップ

たくさん作って家族向けにしたり、3−5日冷蔵庫で保たせたいなら、天然保存料の糖分と甘味を少し加えた【ラズベリー・メープル・スプレッド】、白砂糖を使わないゆるいジャム、を作っておくとよいです。

生か冷凍のラズベリー、
レモンジュース(100%)
好みの甘味、メープルシロップ、100%リンゴジュース、ハチミツ、米飴や、茶色系砂糖。(白砂糖しかなければ、自分が良ければ、OK)

チアシード(トロミ付けと、スーパーフードでサプリ的に栄養価アップ)

火にかけながら、全部スプーンやフォークの背中で潰し混ぜて、水分飛ばしてとろみが出るまで煮詰めるだけ。

4、おまけの、フルーツコーディアル(自家用果実酒)の、目から鱗のお気楽レシピ

ちなみにダイアナがいちご水と間違えて飲んで酔っ払ったのは、マリラの得意な赤いベリーの果実酒だったそう。それもすぐ飲めるバージョンなら、簡単ですよ。

欧米では40度以上のウォッカ
日本でなら25度以上の焼酎、
好みのフルーツを洗って乾かして、1週間くらい漬け込めばいいだけ

ホワイトリカーと氷砂糖を入れて日持ちさせるのが日本では一般的だったらしいけど、化学的処理されてるホワイトリカーと甘ったるい氷砂糖は病気とデブの素。と私ら現代人と未来人は教育されている。

なので、砂糖抜きで天然のアルコール、無味無臭のウォッカで抽出させるだけです。少量作ってすぐ飲めば、保存料の砂糖も不要。梅酒みたいに一年以上数十年ずっと熟成させたいなら、火を入れたり時間を長くかけるので作り方が面倒になります。そういう面倒なのは、得意な人好きな人に任せて、作ったものを交換や譲って貰えばいいと、私もアンも割り切っています。

私はこっちで簡単に安上がりにできる林檎酒、つまりシードルはよく作ってます。が、日本のような良い梅は無いし、果実抽出酒、つまり酒コーディアルはあまり好きなカクテルや飲み物でもないので、特に作りません。日本でも果実酒を自家用に作る文化は多少あっても、梅酒以外は特に伝統的に定着していないよう。つまり、飲んでも美味しくはないからリピートしない。だから作らない。なら無理して作るな。飲んでみたければ、飲食店でプロの作ったものを飲むか、お店で買いましょう、です。

この記事は、レシピの部分を中心に、近々youtube動画にする予定です。完成したら、↓にリンクつけますね。

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