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ナーフ前後で比較!新環境で大暴れした《財宝ロイヤル(ORS)》

【※注意※】
◈競技(大会、レート)ではなく
 ランクマッチで楽しめるものを想定します。
◈ブログのようなものに近いと思って下さい。

【0】はじめに

こんにちは。アンマリちゃんです。
私のnoteを見に来て下さり
ありがとうございます。

早速ですが、本題に入ります。

先日、無事GMに到達できました!
主に使用したデッキは
「狂乱ヴァンプ」と「財宝ロイヤル」です。

今日は新弾の感想を踏まえつつ
私が使用した「財宝ロイヤル(ORS)」の紹介と
簡単な解説をしたいと思います。

また、今回の紹介記事は以前執筆した
「財宝ロイヤル(HOR)」の内容を踏襲して
話を進めていますが、見返さなくても済むように
同じ内容を引用している所があります。

その点は予めご了承下さい。

さて、それでは始めていきます。
お付き合いのほど宜しくお願いします。


※追記

10月5日に能力調整がありました。
しかし、私がGMに到達したのはナーフ前です。

よって、当初の予定を大幅に変更して
ナーフ前とナーフ後の財宝ロイヤルを
比較しながら、纏めて行こうと思います。


【1】前弾の構築

まず、以前使用していたHOR期の
財宝ロイヤルのリストを見直します。

記事にした「ニュートラル多めの財宝ロイヤル」
の他に、私は上のリストを
グランプリ等で使用していました。

特徴としては、
大参謀・バルバロス・ロジャーが1:2:3
3枚採用のトニーからロジャーを引く確率が
50%になっている点
です。

それほどロジャーの有無が
ゲームを左右する
と私は考えていました。
実際、それは間違いでは無いと思っています。

さて、ここから
グレートシーフ・メタトロン・リララが
ローテ落ちすることになります。

特にリララのローテ落ちが痛く
後攻の場合、先6・7tの
相手のリーサルを止める手段が殆どないです。

(ナーフ前の場合)回復量は大参謀の強化で
なんとかなっていたのですが
やはりバリアの有無が大きいですし
メタトロンも含めて守護の枚数が減った事も
防御面で大きな損失と言えるでしょう。

この辺りは財宝ミラーが、より顕著で
後攻の場合は厳しい戦いを強いられます。

まとめると、主に耐久面
大幅に弱体化したかなと私は思っています。


【2】ナーフ前の構築

続いて、ナーフ前の今弾のリストです。
先程も述べたように、これでGM到達しました。

特徴としては、まず、
大参謀・バルバロス・ロジャーが2:3:3
になり、トニーの枚数も2枚になりました。

これは新カードの追加によって
デッキの回転率が上がった事
最速ロジャーに依存しなくても
勝てる見込みがある事が要因となっています。

※画像はナーフ前です。

ご存じの方も多いと思いますが
大参謀+猛蹴によって3tに処理をしながら
大参謀が進化する反則的な動きがある為
序盤のトニーから引っ張ってくる大参謀が
一概に悪いとは言えません。
※ナーフによってその動きは無くなりました。
めでたし。めでたし。

また、私のデッキで特筆すべき点は
「漆黒の使徒」「気高き落涙」だと思います。

ミカド君のカード

漆黒の使徒は、主に回復ビショップと
武装ドラゴンで使用します。

特に回復ビショップの潜伏している
諜報員を取る事ができるのは凄く強い
です。
その為だけに採用しても良いレベルです。

あと、早期に盤面を作ってきた
バフドラゴンにも有効です。

それ以外の時は、気鋭の融合素材になるか
投入のコストとして手札から捨てられるかの
どちらかになります。(凄く可哀想。)

今弾の推しカード

気高き落涙は、私のお気に入りなので
初期から1枚だけ採用していました。

ちなみに、今でこそ落涙の採用は
メジャーになったと思いますが
私はナーフ前どころか、新弾始まる前からずっと
財宝ロイヤルに採用する予定で注目してました。
(ちょっとだけ自慢!!)


財宝ロイヤルは元々兵士フォロワーが多く
あと少しだけ連携を稼ぎたい場面も多かったので
落涙とかなり相性がよいと私は思っています。

また、スペルカードなので
投入からのサーチ先に含まれていない点
優秀だと思っています。

使わない時は使わないのですが
「あと少し回復が欲しい所」
「あと少し連携が欲しい所」
とても活躍してくれます。

まとめると、ナーフ前は新カードによって
デッキの回転率と大参謀が強化された事
早期ロジャーへの依存度が減りました。


【3】ナーフ後の構築

まず「気鋭の一蹴」が入るのか、入らないのか
という問題なのですが
少なくとも私は3枚は入らないと思っています。

上の画像は4tにロジャー、5tに副船長を
プレイしている試合ですが
連携10に達成するのは平均しても
大体5,6t
になるかなと思います。

それまでは猛蹴を使えないと考えると
凄くやりにくく感じます。

そもそも猛蹴の利点は大参謀有りきではなく
手札の不要なカードをドローに変換でき、
相手盤面の処理だけでなく、
ロックをケアできるのが強い
のです。

そして、それが輝くのは序盤戦です。

勿論、3枚採用しても良いとは思いますが
少なくともこれまで通りの用途では
扱えないかなと思います。

また、能力調整前後から数を増やしてきた
「アグロヴァンパイア」というデッキに対しても
ある程度対策する必要があります。

あのデッキ、競技では分かりませんが
ランクマッチでは結構な確率で対戦します。

以上のことを踏まえた結果
私はこのようなデッキを作りました。

基本は前弾と同じ「ロジャー最優先」
私が好んでいる、大参謀・バルバロス・ロジャーが
1:2:3でトニーを3枚採用
した形です。

今後も環境の変化を見つつ
枚数を変動させるとは思いますが
ベースはこんな感じでしょう。

特筆すべき点は
「落涙が3枚採用であること」
「快進撃を採用していること」
「ラブロマが不採用であること」

だと思います。

まず、再評価された落涙は3枚採用です。

アグロヴァンパイアに対して有効ですし
ロジャーや大参謀を守護裏に置ける点
対戦相手からしたら嫌だと思います。

この採用によって、連携が稼ぎやすくなり
また、スペルカードの枚数も増えました。

そこで私は「これを上手く活用したい」
思うようになりました。

稼いだ連携の恩恵を得られて
且つ、ベースの動きを邪魔しない
今の環境と合っているカードは何なのか?と

試行錯誤の末に、私が出した答えは
快進撃を採用して、ラブロマを不採用にする
前弾の「財宝ロイヤル(HOR)」でも採用した
部隊の投入の質を上げる構築でした。

投入はロイヤルフォロワーのみをサーチするので
ニュートラルカードとスペルカードは
引っ張ってきません。

この質の高いドローが斥候や砲手といった
旗を集めてくれるカードのサーチになる
ので
私は投入を高く評価しています。

そして、今回注目すべきは快進撃の強みです。

連携到達が早くなった関係で快進撃を6t付近で
アクティブにして使うことも容易となりました。

特に先攻の時が絶大で、7tリーサルの
17点圏内に押し込んでくれます。

また、後攻の際でも盤面の取り合いや
ステルスのシグナや諜報員を取るのにも
ひと役買ってくれています。

極めつけは、アグロヴァンパイアに対する
カウンターリーサルです。

バルバロスの疾走が7tからになるので
財宝カウントを上手く稼げていない時は
6tに即時で打点を出すのが難しいです。

(ちなみに、ロジャー有りの砲手砲手+財宝は
旗じゃなくても8点出ます。

これは覚えておいてもいいと思います。)

砲手砲手という反則を除いた場合
快進撃ならば、1枚で盤面を処理しつつ
疾走打点を与えることが可能です。

更に、出てくるノーヴィストルーパーも
兵士フォロワーなので、落涙+快進撃だと
5pp進化込みで6打点4回復
になります。

ラブロマも低コストの疾走打点として優秀なので
ここら辺の採用は好みになると思いますが
ラブロマから出るロミジュリは指揮官なので
落涙の回復が得られない点は注意が必要です。

また、0コスト首飾りを抱えている場合は
7tでバルバロス+快進撃+首飾りで
ロジャー込みで17点
を出せます。

首飾りやロジャーがない場合は
守護を突破しながらの14点です。

そして、攻撃パターンが増えたからこそ
アグロヴァンパイア対面などの緊急時に
「杯を加えるための砲手置き」ができます。

何をリーサルとして見据えるか?
ここが財宝ロイヤルの難しいところであり
プレイやデッキ構築の楽しさでもあります。

まとめると、基本はロジャーを中心にした
従来型に戻りましたが
落涙により回復と連携が稼ぎやすくなった為
より多彩な攻撃パターンを採用することが
出来るようになりました。


【4】基本的な回し方

デッキの基本的な回し方は
そこまで大きく変化していないので
以前の「財宝ロイヤル(HOR)」の記事と
被る点が多いです。予めご了承願います。


《マリガン》

マリガンは「ロジャー全力」です。
次点で「トニー全力」です。
それ以外のことは考えなくて大丈夫です。

かなり雑な説明で恐縮ですが
このデッキのマナカーブを見て頂ければ
分かるように、27枚が2コスト以下です。

序盤が動けないことは、基本的にはないです。
(あったらドンマイ)


《1,2,3ターン目》

このデッキの理想的な動きが
1tに「刃の盗賊」、2tに「ペンギン」
3tにドローを回しながら展開。
だと思います。

特にペンギンは2tに置かないと
その後、タイミングを見失う可能性が高いです。
仮にトニーが見えている場合でも
先にペンギンで、その後トニーにします。

3tの候補はアスシオや2コスト+投入などが
無難に良い選択かなと思います。

また、小剣と当て先がある場合は
斥候+小剣+靴で2枚ドローをする選択も
良い側の選択肢かなと思います。

ちなみに、斥候を序中盤で使用する場合は
必ず2枚以上ドロー出来る時にします。

それ以外の場合で使用するのは
あまりお勧めできないので注意。

あと、快進撃は回復ビショップ系と
機械ネメシス系を除いて積極的に使います。

回復ビショップ系とは
ロックされる危険があるデッキ
機械ネメシス系とは
当て先を作らない方が良いデッキです。
チェスウィッチも該当しますね。

対戦相手のデッキ理解が必要ですが
基本的には、その2つのタイプに
気をつけておけば大丈夫だと思います。


《4,5ターン目》

基本的にはロジャーに進化を切るターンです。

ですが「本当にロジャー進化で良いのか?」
ロジャーをプレイする前に考えるべきです。

先攻なら大体ロジャーを進化させますが
後攻の場合は状況次第にもなります。

例えば、上の場面だとロジャー進化では
盤面処理が出来ていない
体力を減らしすぎると6tの飛躍で
負ける可能性
もあるので
アスシオ+美剣士進化という選択をしました。

他にも、後攻で手札は悪いがアスシオがいて
且つ、相手の盤面が弱い場合

ロジャーではなく、アスシオからでも
全然問題ないと思います。

また、難しいのが「ロジャーの横」です。
財宝ロイヤルは、ここからの選択肢が
無数に存在すると思っています。

まず、ひとつの分かれ道になるのが
ロジャーを進化したターンに
1pp使って、2枚の財宝を
「使うのか?」「使わないのか?」です。

ロジャー進化後に財宝を2枚使うことで
2打点を与えることが出来ますが
リーサルを狙う7ターン目までに
その2打点が回復されてしまうのであれば

ここで財宝を1pp使って2枚使うのは
結果的に無意味になってしまいます。
だったら、フォロワーをプレイして
連携を稼いだりドローしたりした方が良いです。

また、手札に財宝がない場合
ロジャーから加わる財宝は靴と杯なので
この杯をどこで、どう使うべきなのかも
考えどころです。

取っておいて、後で回復として使用する事も
少なくないですからね。

あと、バルバロスがいない場合は
手札の枚数管理も重要です。
とりあえず、手札を空けるために
1枚だけ使用しておくという手段もあります。

この時は、先に財宝をプレイしておかないと
後からpp回復は出来ないので
動き出す前に考える必要がありますね。

ちなみに、1番無難と言える動きは
横に斥候を置くパターンだと思います。
財宝をドローに変換しつつ、打点にもなるので
迷ったらこれでいいかなと思います。
この時も手札の枚数には注意が必要です。

あと、体力が減っている場合は
落涙を使うのも良いと思います。

ロジャーや副船長の進化で出てくる
キャノンクルーも兵士フォロワーなので
ロジャー+落涙だと、4連携3回復です。

使う順番は、①ロジャーを置いてから
②落涙をプレイして、③進化を切るので
順番は間違えないように。


《ロジャーがない場合》

ロジャーがない場合は

①財宝カウントを稼ぐ。②連携を稼ぐ。
③ロジャーを探す。
の3択になります。

副船長がいる場合は、まだマシな方
先に財宝と連携を稼いでおくのも手です。

とはいえ、その都度、臨機応変に
最善択を考えるしかないです。

例えば、上の画像では相手の盤面が弱い事、
チェスウィッチに対して横並べは愚策な事、
既にバルバロスが2枚ある事を考えて
トニーから75%でロジャーを引きに行く
選択をしました。

また、このような場合では
無闇に進化権を使わない方が良いと思います。
何故ならば、アスシオがいるからです。

更に、その動きを相手が察知した場合
相手も進化権を渋る可能性があるので
仮にアスシオが手札に無いブラフだったとしても
結構有効的だったりします。


これも状況に寄りますが
覚えておいて損はないと思います。


《4→5→6ターン目》

上の画像をご覧下さい。

これは、このターンにペンギンを進化する事で
5tに財宝が7枚加わる状況です。
(手札に小剣2枚+盗賊の交戦時で1枚
ペンギン進化で2枚+ロジャー進化で2枚)

そうなれば、6tから
海賊達から加わる財宝が旗になります。

更に副船長がいる場合は
副船長から加わる旗を0コストにして温存する
という選択肢もあります。

後ほど打点表を掲載しますが
上の画像は後7リーサルです。

このように、遅くても4,5tから
財宝が何枚加わるかを計算しておいて

なるべく6tに旗を加えられるようにします。

そうなれば、勝利にグッと近づくと思います。


《6→7ターン目》

基本的には7tリーサルを目指すわけですが
財宝ロイヤルのリーサルは多彩なので
ロジャーに進化を切る4,5t辺りから
ある程度プランを計算する必要があります。

まずは、打点表を確認します。

【7ターン目のリーサル】
※全てロジャー込・財宝7以上です。

①バルバロス+砲手(17点)
②バルバロス+砲手+0c首飾り(19点)
③バルバロス+砲手+0c旗(21点)

④バルバロス+快進撃(14点)
⑤バルバロス+快進撃+0c首飾り(17点)
⑥バルバロス+快進撃+0c旗(19点)

⑦バルバロス+斥候(15点)
⑧バルバロス+斥候+0c首飾り(16点)

⑨砲手砲手+旗(17点)
=砲手砲手+バルバロスor斥候(17点)
⑩砲手砲手+旗+財宝(19点)
⑪砲手砲手+旗旗(22点)

⑫砲手+旗(10点)
⑬砲手+旗旗(14点)
⑭砲手+旗旗旗(18点)
⑮砲手+旗旗旗旗(22点)

この中で、よく使うリーサルは
①・②・③かなと思います。
特に砲手の存在は凄く大きいので
基本的にはリーサルまでに砲手を探す必要がある
と思っています。

また、砲手がない場合は快進撃プランでも
大きくダメージを与えられるので
その辺も視野に入れて手札管理をします。

但し、快進撃プランは0コスト財宝がないと
ロジャーの追加ダメージを与えられない
ので
その点は注意が必要です。

※画像は前環境の物です。

あと、バルバロスの使い所も重要です。
バルバロスを7tの疾走打点にするのではなく
6tにプレイして旗として蓄えておく方が
良い場合もあります。

上の画像は前環境の物ですが
6tにバルバロスを2枚プレイして
旗を2枚回収したことにより
7tに⑪の22点リーサルが出来たりもします。

相手の回復量や守護の枚数も考えて
何がベストな選択肢なのか考えることも
財宝ロイヤルの醍醐味だと思います。


《7→8ターン目》

7tにリーサルがない場合。
「絶対に返しターンで負けない動き」
「絶対に次のターンで勝つ動き」を目指します。

分割リーサルなど、ここでも色々なパターンが
考えられますが、1番分かりやすい動きが
7tに旗を回収して置く事です。

先程の打点表を再確認して頂けると分かるように
7tのリーサルパターンに1枚の旗がくっつけば
大体20点のリーサルです。

特に、旗からダメージを与える動きは
守護を無視できるので、殆どの対面では
不可避のリーサルになります。
(秘術?もう少し強化してあげて。)

また、まだまだ不慣れで、盤面や状況が難しく
7tにリーサルを見つけられない場合でも
この8tにリーサルする方法を知っておけば
7tは落ち着いて盤面処理と回復だけに徹しても
良いと私は考えております。

毎回完璧な解答を出すのは難しいですからね。

財宝ロイヤルは間違いなく強いデッキなので
焦って打点を放出してリーサルを失うよりも
焦らないで打点を溜めてリーサルを待つ方が
よっぽど重要だと思います。

それでも勝てなかった場合は仕方がないです。
勝てない時は勝てないのがカードゲームです。
そんな時は甘いものでも食べて休憩しましょう。

ここまで読んでくださった方なら
非常に意識の高い、努力家の方だと思うので
気がついたら連勝していると思います。

あなた様の武運を私も祈っています。


【5】おわりに

先程の構築で11連勝しました。
これでこのnoteにも箔が付いたかな?笑

今弾も「先7t問題」やアグロデッキの誕生で
連勝することがかなり難しいと思っています。

為す術なく負けると、本当に悔しいです。
私もX(Twitter)で幾つか呟きましたが
理不尽な負けというのは、少なからずあります。

それでも「それはそれ」と割り切って
切り替える事が大切だと改めて思いました。

綺麗事に聞こえるかもしれませんが
カードゲーマーの皆様なら感情論ではなく
論理的に共感して下さると信じています。

私も一緒に精進して参ります。

…とはいえ、財宝ロイヤルは数が多く
ヘイトを買っている事は承知しているので
何かしらのナーフがあっても
個人的には受け入れる姿勢です。

本当は秘術ウィッチを財宝ロイヤルのメタとして
アッパーして欲しいなって思っていたのですが
ちょっとそれは期待出来そうもないので。

シオンのアクセラみたいな
分かりやすくて使い易いダメカがあると
また違った環境になったかなとは
思うのですけどね。


さて、今回のnoteは以上になります。
最後までご覧に頂きありがとうございました。

また、ランクマッチでお会いしましょう。

おしまい。

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