I'm into the shapes of you!
安良は逆噴射小説大賞の始まりをワクワクしながら待っていた。
深夜0時ちょうど。銃声が1度だけ聞こえた、はずだった。だが弾丸は幾つも飛び交っている!
パルプスリンガーたちの早撃ちを初めて目の当たりにした安良は、食い入るように画面をむさぼり読む。タイムラインにリロードされ続ける小説の嵐。
───このお祭り面白すぎる……ッ
そして激しく痙攣したかと思うとデスクに倒れ伏した。
ゴッゴゴッゴォゴゴゴ……
私よ。再び天啓を得たのでやるわ。
作家への熱が噴出するほどの興奮。インスピレー