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おすすめパルプ小説

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noteで読んだパルプ小説をファンアートで応援しています。作者の皆さま、奉納した絵はご自由にお使いください……ッ!
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#好きだから描いた

I'm totally hooked on the PULPs!

安良はパルプ小説に熱中していた。 近頃は、新企画・新連載・逆噴射ワークショップ・続編連載など次々と気になる作品が目白押しだ。めくるめいて放たれる弾丸は、その一発一発があやまたず安良を撃ち貫いていた。 「パルプ小説……なんて、なんて、熱いッ」 銃弾の熱波に体を震わせたかと思うと、その読み手は机に倒れ伏した…… ズッズッズム ズッズッズズムン 私よ。天啓を得たのでやるわ。 パルプへのパッションが暴れ出し、インスピレーションに煽られて本能が駆け出す…… ***** パルプが

I'm into the shapes of you!

安良は逆噴射小説大賞の始まりをワクワクしながら待っていた。 深夜0時ちょうど。銃声が1度だけ聞こえた、はずだった。だが弾丸は幾つも飛び交っている! パルプスリンガーたちの早撃ちを初めて目の当たりにした安良は、食い入るように画面をむさぼり読む。タイムラインにリロードされ続ける小説の嵐。 ───このお祭り面白すぎる……ッ そして激しく痙攣したかと思うとデスクに倒れ伏した。 ゴッゴゴッゴォゴゴゴ…… 私よ。再び天啓を得たのでやるわ。 作家への熱が噴出するほどの興奮。インスピレー

You Raise Me Up!!

私よ。天啓を得たのでやるわ。 いつも通りパルプを読んでいたら、目の前が真っ白になった。 光に包まれたように、なにかが降りてきた。 インスピレーション───この界隈を歩いていると、度々起こる現象。 私の手は勝手に動き出す。 物語の熱がフラッシュバック。ペン先は削れ、レイヤーが増えていく。 作者から受け取ったメッセージとの対話。 パルプスリンガーズ───気がつけば、彼らはやってきていた。 ドラッグとは似て非なる甘美なエクスタシー。 ありがとうパルプズ。今夜もまた満足した