HTC SteamVR Base Station 2.0 の赤ランプ原因調査!
こんにちは。あんくるです。
僕が2022年の7月頃に軽さと目新しさに惹かれTundraを注文し、今月で3ヶ月が経過しました。
この3ヶ月、色んな場所を巡りBase Station 2.0を探しました。けれど、この3ヶ月の間、新品の在庫が復活することはありませんでした。中古品で妥協しようにも市場は足元を見た業者が高額で転売を行う始末…
そして、ついに僕はジャンクと言う闇に手をつけてしまっていたのです。
結論
この記事はダラダラと続きます。集中力が切れる前に伝えておきたいことを書いておきます。
ポイント
フォーラムで広まっているフォームウェア更新のやり方はBase Station 1.0用であってBase Station 2.0でやると壊れる。
赤ランプになったら諦めてサポートに出すべし!
ジャンクは買ってはいけない!!
希望を持ってジャンクを買っても、フォームウェアの更新なんかで治らないから買っちゃ駄目だよ!
調査方法
まずはBase Station 2.0の仕組みについて。
Base Station 2.0は「Lighthouse」というトラッキングシステムでトラッカーの現在位置を把握しています。「Lighthouse」(日本語:灯台)と言う名の通り、回転する発光部から赤外線を照射しています。
フラッシュしたのち赤外線レーザーを範囲内に照射するという動作を高速に繰り返し、トラッカー側でフラッシュの時間とレーザー到達の時間の差から各トラッカーの位置を算出します。(Base Station 1.0の場合は1秒に60回転する発光部が2つで1秒に120回照射)
以下に赤外線の照射がどのように行われているかを示すイメージ動画を載せます。(Base Station 1.0の場合)
準備するもの
・Base Station 2.0ジャンク×2 ¥12000円
・Base Station 2.0完動品×2 ¥56000円
調査項目
Lighthouseシステムの要となっている回転式赤外線レーザー発光部とそれを制御するフォームウェアをそれぞれチェックして見ます。
調査は以下の通りに行っていきます。
ハードウェアの検査
・目視で破損はないか?
・正常に起動するか?
・モーターの回転に異常はないか?
・赤外線レーザーに異常はないか?
ソフトウェアの検査
・フォームウェアの更新で改善するか?
結果と考察
ハードウェアの検査
目視の確認
破損はなさそうです。
起動確認
駄目っぽいです。
以下の流れで赤ランプになります。
白ランプが一瞬付き→青ランプ10秒(固定状態確認?)→緑ランプ10秒→赤ランプ
モーターの確認
モーターの回転音に異音はなさそうです。
赤外線レーザーの確認
そして、レーザーの確認です。
スマホのカメラで発光部を撮影して確認します。
微かに赤外線の光が見えます。
こちらは完動品。光が強いです。
ジャンクの方は赤外線レーザーが怪しいかも。
裏面
MODEL:1004, IC:202007-1004と基本は変わらなそうですが、
重量がジャンク248gに対し、完動品が251gなのでパーツ類に変更があったのもかもしれません。
ソフトウェアの検査
フォームウェアを見てみます。
USBケーブルを接続し、
Base Station裏のチャンネルボタン(赤丸部分)を尖ったもので押し続けながら電源を入れます。
そうすると「CRP_DISABLED」という名前で認識されます。
完動品のフォームウェアと比較
完動品のフォームウェアを抜き取り、ジャンクの方に入れ直すと治るという情報が有りましたので、フォームウェアをチェック。
結果は残念ながら、ジャンクと完動品のフォームウェアは同じものでした。
※ちなみに以下のフォームウェア更新方法も試したところ、回転すらしなくなって白ランプが点灯しっぱなしになってしまったのでこの方法に期待するのはやめたほうが良さそうです。
考察
ひかりが弱いのがあやしかった。(小並感)
半年後とかにハードウェア内部を見ていくかもしれない。
※この記事は2022年10月時点での内容です。
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